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監督・選手批判の是非①

4月27日時点、横浜DeNAが9連敗しています。オリックスも借金5の最下位。そうなると出てくるのが「監督・選手批判」です。

ここ最近、SNS上では監督・選手批判が相次いでいます。

 

私自身はなるべく監督・選手批判はしないようにしています。(意図を考えてもどうしても判らない場合は多少思うところもありますが。)

なので、事あるごとに批判をする人の気持ちがわからないというのが正直なところです。(笑)

もちろん批判を全否定するつもりはありません。「『意図もしっかり考えた上で』的を得ているもの、結果論に流されず一貫したもの」はそれは1つの意見として尊重されるべきだと思います。

しかし、最近はあまりにも「レベルの低い」、「度が過ぎている」、「もはや批判ではなく暴言・誹謗中傷」、「勘違い発言」が多すぎるように感じていたので、それについて2回に分けて書いていこうと思います。

 

・投手継投や選手起用に関する批判

これは一番多いものですね。

これについては「しっかりとした意見」と「ただの結果論」の2択になる傾向です。

 

例えば、4月19日の広島-横浜DeNAでの選手起用について

8回表終了時、1点リードしていたDeNAはソト選手と筒香選手を下げて、守備固めで柴田選手と関根選手を入れました。しかし、8回裏に同点に追いつかれ、10回裏に逆転サヨナラを喫しました。

その際に出ていたコメントが「1点差で守備固めを入れて勝てるわけがない」「主砲2人を下げるからこんなことになるんだ」といったものです。

これらのコメントについては「伏線がある」ということを忘れているという印象です。

まず、ソト選手について。交代の理由としては2つあると考えています。

①8回表の攻撃

この試合の8回表、ソト選手は先頭バッターとして四球を選び、塁に出ました。ラミレス監督は代走に関根選手を起用しています。

これは当たり前の交代です。1点リードとはいえ、相手は広島で前日に逆転勝ちをして復調傾向にある。しかも相手のホームとなれば8回・9回を1点リードで安心することはできない。さらに、DeNAは直前の中日戦で2試合で2得点、この試合も1点しか取れていない。筒香選手・ロペス選手・宮﨑選手と続くとはいえ、相手のレグナルト投手は球に力もあり、その投手からホームランを期待するのはさすがに難しい。そのなかで少ないチャンスを活かすということを考えれば、足の速い関根選手を代走に送るのは当然です。1本のヒットで点を取れる可能性が少しでも高まる。場合によっては盗塁などの機動力を使うこともできるわけですから。

 

②守備面の不安

4月9日の阪神戦でソト選手は逆転タイムリーエラーを冒しています。(上茶谷投手の初勝利が消えたあの試合です)

(そういえば、この試合後は「守備固めしないからエラーで負けるんだ」「守備を疎かにするから負けるんだ」というコメントが多かったですね。)

 

「あの時はライト、この広島戦はセカンドだから無関係」ということを言われそうです。が、内野と外野で守備機会が多いのがどちらか、広島が足の速い選手が多い(野間選手や菊池選手、安部選手や鈴木誠也選手など)ため、セカンドへの内野安打になる率を少しでも減らすこと、単純な内野守備力を考えれば、これも当然の選択です。

 

次に筒香選手について。これについても2つあります。

①守備面の不安

ソト選手の2つ目の理由とかぶります。筒香選手も決して守備の名手というわけではないので、交代させるというのは当然かなと思います。打順をみても次の打席が回ってくる率のほうが低そうでしたし。ただ、これについてはあまり重要な理由ではないでしょう。

 

②右肘デッドボールの影響

これが重要な理由でしょう。

4月13日の広島戦で右肘にデッドボールを受けて交代しています。

19日時点で右肘が完全に回復したわけではないはずです。打線が好調であれば、復帰はもう少し遅くして万全の状態にしてからというのも考えていたはずです。しかし打線が低調なため復帰を若干早めた。しかし1点リードの終盤、しかも打順が回る率が低いとなれば話は別です。

そもそもデッドボールを受けたのが送球するほうの右肘ということが批判家の人達の頭に入っているのかが疑問です。

 

投手継投でも批判があります。特にひどかったのが4月25日の阪神戦での山﨑投手の9回起用についてです。

ハマスタでの阪神戦で1点リードの9回に出すから負けるんだ」「相性を考えろ」

これについては、もう的外れもいいところです。結果論で言っている以外の何物でもありません。

守護神を頻繁に変える、相性で簡単に変えるチームはまずほとんどありません。それまでに毎試合失点しているほどの不調をいうのなら別ですが、そういうわけでもありません。さらに前々日の調整登板では同じ阪神を相手に簡単に三者凡退で抑えていました。

パットン投手が万全とか、三上投手がいれば、また起用法も少しは考慮されるのでしょうが、基本的に9回は山﨑投手と役割が決まっているわけですから。至極当然の選択です。

まあ、山﨑投手じゃない別の投手が投げて打たれたら、「9回に山﨑投手じゃない投手を出すからだ」「守護神を信頼できないチームに未来は無い」とか言うんでしょうけどね、結果論でしか言えない人は。

 

オリックスについても批判コメントがひどいです。今年はともかく前年までは的外れもいいところというコメントが多すぎました。特に野手陣の起用法では目を覆いたくなるような批判が多かったです。(書いていたら本当に悲しくなるようなものばかりなのでここでは書きません。)

 

 

例えば監督が「この選手は個人的に好きだから能力が低くても使う、あの選手は個人的に嫌いだからどんなにスゴイ成績を残そうが使わない」とかの発言をしたのならそれは批判されて当然です。それは勝敗を賭けた世界でそんなことをしたらいけないわけですから。(その選手がよほどの素行不良で規律を乱しまくっているとかなら別なんですけど。)

ですが、そうでないのであれば最低でも意図は考えるべきではないかと思います。

 

今回はここまでにします。次回は2回目を書いていこうと思います。

 

 

以上