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若手の活躍がチームを強くする ベイスターズ編②

前回、上茶谷投手・京山投手・飯塚投手について書いていきました。今回は残り4人の投手について書いていきます。


・阪口 皓亮投手(20歳)

北海高校出身の2年目右腕。

186センチの長身から投じられるストレート、カットボールなど本格派右腕としての素質の大きさを感じさせてくれる投手です。

今年5月3日には、甲子園でのタイガース戦でプロ初先発を果たすと5回無失点の好投を見せてくれました。(その後、救援陣が打たれて勝ち負けはつかず)

去年もルーキーながら、2軍で80イニング以上を投げ、ローテーションで投げる感覚を体に叩き込まれるほど期待されています。


さて、この阪口投手ですが、まだ高卒2年目ということもあるのでしょう。安定性という意味ではまだまだ不安が残ります。実際、今年の2軍戦でも打ち込まれる試合が多く見受けられ、「圧倒する」というところまではまだいけていないところです。また、2軍では39イニングで26四球3死球四死球も多いですね。

今後の課題は安定性の向上、制球の向上といったところでしょうか。

しかし、素質の高さはチーム随一です。2年後、3年後に1軍の先発ローテーションに「本格的に」加わって来るかもしれません。


・勝又 温史投手(19歳)

日大鶴ヶ丘高校から今年ベイスターズに加わった速球派右腕。

「速球派」と書いているのでもうお分かりかと思いますが、この投手の武器は何と言っても、早く、重く、そして怖さすら感じさせるストレートです。高校時代からそのストレートは注目されていました。150キロを超えるストレートは、1軍首脳陣にも注目され、春季キャンプでは1軍の練習試合でも登板をするなどしました。現在、2軍では12イニング投げて14奪三振とイニングを超える三振数を奪うなど、すでに大器の片鱗を見せつつある勝又投手。将来的には先発かリリーフか、どちらで使われることになるんでしょうか。ちなみに筆者個人的には、その奪三振能力を活かして、絶対的守護神として活躍する姿を見てみたいという気持ちが強いです。


・中川 虎大投手(20歳)

和歌山・箕島高校出身の高卒2年目の右腕。背番号は3桁の104番。いわゆる「育成選手」と呼ばれる選手です。

そんな中川投手ですが、実は今年、2軍では最も多く投げている投手なんです。チームで唯一規定投球回に達しており、1年間ローテーションで投げる感覚を掴ませるために今年は2軍でローテーションに入って好投を続けています。6月12日時点で6勝3敗、55イニングを投げ、防御率は2.62。さらに奪三振は53個とイニング数に迫る三振数。四死球は29四球1死球と少なくありませんが、この辺りはこれからまた良くなるところでしょう。贔屓目なしに好成績です。今年中に支配下登録されるかという期待もありますが、まだ20歳であることに加え、先日ソリス投手が入団したこともあり、支配下選手が69人になっています。緊急時の補強用に枠を1つは残しておかないといけないかと思いますので、今年の支配下登録は難しいところです。しかし、来年は春季キャンプからチャンスを与えられるのではないかと思われます。

育成選手からのサクセスストーリーは実現するのか。「隠れた未来のエース候補」(隠れてはないか(苦笑))、中川投手の躍進に期待です。


・櫻井 周斗投手(20歳)

今シリーズ、唯一の左腕。

日大三高出身の2年目の投手です。

この選手の名を全国に轟かせたのは、当時早稲田実業の清宮選手を5打席連続三振に打ち取った2年秋の東京都大会決勝でしょう。そうした実績もあり、2017年のドラフト5位でベイスターズに加わりました。

実はルーキーだった昨年もキャンプからオープン戦で1軍に帯同、好投していたのですが、残念ながら開幕は2軍スタート。それに気落ちしたわけではないでしょうが、2軍でも洗礼を浴び、防御率7点台と苦しみました。


しかし、2年目となる今年、2軍で17試合27イニングを投げて、防御率は1.67。好投を続けていました。すると、交流戦を迎えた1軍に合流・昇格を果たします。実力で昇格を勝ち取ったわけです!さらに、7日のライオンズ戦で登板。日本球界を代表するホームランバッターの山川選手から三振を奪うなど1イニング2奪三振、無失点と素晴らしいデビューを果たします。さらに12日時点では、まだ1軍に帯同し続けています。


この櫻井投手といえば、清宮選手を封じ込めたスライダーに注目が集まりますが、ストレートにも力があります。さらに、ベイスターズ加入後にチェンジアップも習得しました。


さて、

・左投手

・高校2年時に注目を集めたスライダー

・注目された高校3年の夏は甲子園出場を逃す

・チェンジアップを覚え投球の幅を広げた


こうしたところで共通点を持つ投手が1人います。イーグルス松井裕樹投手です。松井投手も高校2年の夏の甲子園で1試合22奪三振を奪い、その時に凄まじいスライダーが注目を浴びました。しかし、3年の夏は県大会で敗退し、甲子園出場を逃しています。しかし、イーグルス入団後はスライダーに加えて、ストレートとチェンジアップに磨きをかけ、今や球界屈指のクローザーとなりました。


櫻井投手も松井投手との共通点が多く、もしかしたらクローザーとしての適正があるのではないかと、にらんでいます。でも、先発で躍動する姿も見てみたい。贅沢な悩みですね。


櫻井投手の将来はどのような起用法となるのか、今から楽しみです。



以上