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ドラフトを振り返る セ・リーグ編①

先日開催されたドラフト会議。指名結果に各球団のファンの方、悲喜こもごもな感じでしたね。毎年のことですが、やはりドラフト会議の日はなかなか仕事にも手がつかない、ワクワクした気持ちになります。早くも来年のドラフト会議が楽しみです。

 

さて、そんなドラフト会議ですが、各球団の指名を私が思う補強ポイントとともに振り返っていきたいと思います。

 

ちなみに、私が思う各球団の補強ポイントについては、過去に記事を書かせていただいておりますので、もしよろしければ、ご覧ください。

 

それではまず今回は、セ・リーグのAクラスチームから

 

読売ジャイアンツ

最優先補強ポイント→将来のエース

 

ジャイアンツは将来のエース候補を獲得するべきだと考えておりました。実際、本指名1位には星稜高校・奥川投手を指名しました。しかしながら、クジを引き当てることができず、ハズレ1位で指名した宮川投手も西武との争奪戦の結果、外してしまいました。

それでも、青森山田高校・堀田投手を1位で指名しました。目立った実績はありませんでしたが、185センチの長身を活かした角度のあるストレートは素晴らしく、将来性はかなりのものです。さらに、2位にはJR東日本・太田投手を指名。ジャイアンツの2位となると、全体23番目となるわけですが、よく取れたなと驚きました。この人もまだ21歳。即戦力でかつ将来性もある投手です。将来のエース候補を2人取れたのは非常に大きいと思います。加えて、前橋商・井上投手を4位で取れたのもいいですね。エース候補とまではいかないかもしれませんが、左の好投手として5年後にはローテーションに食い込んでくるのではないかと期待できる選手です。

 

横浜DeNAベイスターズ

最優先補強ポイント→「BIG4」の後釜候補になりえる巧打者

 

今年のベイスターズについて、私は1位をこれまで通り、投手で行き、2位以降に野手を大量獲得かと思っていました。しかし、そこはこの数年好ドラフトを見せ続けているベイスターズフロント陣。見事な指名の連続でした。

 

まず、1位に桐蔭学園・森選手を指名。走攻守、そしてキャプテンシーと顔も含めて全てをハイレベルに備えたスター候補のショートストップを一本釣りです。さらに2位には即戦力左腕である立命大・坂本投手を、3位には明大・伊勢投手を指名し、投手陣の補強にも成功させます。そして、4位以降は圧巻の指名の連続でした。

4位には智弁和歌山高校・東妻捕手を指名。「打てる捕手」として活躍が期待できる逸材です。まさか4位で取れるとは、驚きました。

さらに5位には開星高校・田部選手を指名。こちらは長打力が魅力の超大型ショート候補。粗削りですが、プレーに華のあるタイプです。上手くいけば「3番ショート」あるいは「3番サード」なんかも担える逸材です。

そして6位には青森大・蝦名選手。不勉強で申し訳ないのですが、ドラフト指名されるまで頭になかった選手でした。しかし、青森大が所属する北東北大学リーグで残した成績は、西武の秋山選手や山川選手、外崎選手といったそうそうたるメンツを上回るものです。しかも、打つだけでなく、足も速い、肩も強い。おまけにセンターを守っているとのことですから、これは期待大です。

おまけに7位に有明高校・浅田投手を指名する離れ業。よく7位まで残ってたなという印象です。地元のホークスが4位とか5位で取るかと思っていたのですが・・・。

 

結果、「BIG4」の後継者候補となる巧打者、強打者を獲得した上、投手陣もきっちり獲得できたベイスターズ。収穫だらけのドラフト会議になったと思います。

 

阪神タイガース

最優先補強ポイント→中軸を担える即戦力野手

 

タイガースは圧倒的な長打力不足でしたので、野手を取りに行くと思いましたが、1位本指名は星稜高校・奥川投手でした。東邦高校・石川選手を取りに行くかと思っていたので、少し意外でしたね。結局奥川投手のクジ引きを外してしまい、ハズレ1位を誰でいくのかということになりましたが、創志学園・西投手を選択しました。現在タイガースの先発ローテーションに君臨する西 勇輝投手の親戚でもある西投手ですが、この人も間違いなく近未来のエース候補でしょう。奥川投手を外してしまったとはいえ、いい選択ではないかと思います。2位には履正社高校・井上選手を指名、夏の甲子園で見せた打撃力は素晴らしいものがありました。こちらも近未来の主砲候補としての指名でしょう。3位には横浜高校・及川投手。1年前まではドラ1競合を確実視されてしましたが、制球難に苦しんだ結果、センバツは早期敗退、夏に至っては予選敗退、甲子園出場を逃し、評価が落ちていました。サウスポーで150キロ超えのストレートを投げられる逸材ですので、タイガースがどこまで育てられるか。

その後も4位に東海大相模・遠藤選手、5位に中京学院大中京・藤田捕手と指名。結局、支配下での指名6人のうち5人を高校生、それも甲子園出場組で埋めました。明らかに即戦力の補強ではなく、3年後、5年後を見据えての指名でした。これだけ高校生ばかりとなると、まだ評価は難しいですね。

(正直、大学生、社会人の即戦力野手を最低でも1、2人は取りに行くかなと思っていたのですが。)

結局、即戦力野手は事実上0人でドラフトを終えることになりました。3位、4位あたりで取れそうな選手はいたようにも思えますが、あくまでも今年は未来を見据えてということでしょうか。

 

さて、そうなると最優先補強ポイントである「中軸を担う即戦力野手」ですが、やはりFA市場で獲得を狙う方向になるのでしょうか。となると、スワローズ・バレンティン選手に全力を注ぐ形が予想されます。まだ、バレンティン選手がFA宣言をしたわけではないので、なんともいえないところですが、FA宣言した場合、資金力を考えれば十分に獲得できる余地があります。バレンティン選手の決断に注目が集まりそうです。

 

 

今回はジャイアンツ、ベイスターズ、タイガースのドラフトを振り返ってみました。

個人的にはベイスターズのドラフトが非常にうまく、タイガースは即戦力野手を取ってないことから自らドラフト戦略を難しくしてしまったと思っていました。

しかしながら、ドラフト評論家の方からはベイスターズにはかなり厳しめの点数を、タイガースには軒並み高評価の点数がつけられているそうです。

さて、どうなりますでしょうか。

 

 

以上