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2020 J2順位予想をしてみました!(9位〜15位編)

今回は9位から15位に予想したチームについて書いていきます。

これまで書いた記事については以下のリンクのとおりです。

 

  

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

9位 大宮アルディージャ(2019年成績 20勝15分7敗 勝ち点75    3位)

豊富な戦力、潤沢な資金、優秀な指揮官。この3つを持ってしても2年連続プレーオフ敗退。しかも2年連続でホームで敗退の屈辱を味わった。そして今シーズン、大きく選手の入れ替わりが起き、チームを1から作り直す事になるかもしれない状況だ。

チームの基本フォーメーションは「3-4-2-1」。そこを念頭に置いて書いていく。

シモヴィッチ選手ファンマ選手大前選手が去った前線。1トップの座を埋めるべく横浜FCから191センチの長身ポストプレーヤー戸島選手をレンタル移籍で獲得すると、2018-19シーズンセルビアリーグ1部の得点王であるハスキッチ選手を獲得した。恐らくハスキッチ選手が主軸だろう。動画を見た限りの印象だが、ハスキッチ選手はクロスに合わせるプレーが上手く、ちゃんとハマればゴール数を稼げそうな典型的なストライカというイメージ。ただ、似たようなタイプのファンマ選手やシモヴィッチ選手と比べて圧倒的な格の違いがあるというわけではない。日本に慣れている上、高木監督のサッカーに慣れているファンマ選手かシモヴィッチ選手のどちらか1人は残しておくべきだったのではという印象がある。

茨田選手奥井選手バブンスキー選手が抜けた中盤には大補強を実施。菊池俊介選手近藤選手といった中央のポジションで活躍できる選手を獲得し、サイドで活躍が期待できる翁長選手も獲得。イッペイシノヅカ選手との両サイドの共演はかなり面白そう。

そしてなにより大きいのは「10番」黒川選手の復帰だ。2019シーズンにはホーリーホックで圧倒的な存在感を見せていたユース出身のテクニシャンかつドリブラーが主軸になるのは間違いないだろう。昨年飛躍を遂げたドリブラー・奥抜選手との2列目(「3-4-2-1」の「2」のポジション)での共存もありそうだ。

ただ、中盤センターのポジションには大山選手石川選手三門選手小島選手という選手も残っているので、「適量なサイドに比べて中央部の選手、ちょっとダブつきすぎじゃないか」という不安も・・。

菊池選手櫛引選手が抜けた守備陣には、現役ラトビア代表のマクシメンコ選手を獲得。さらに正ゴールキーパーとして197センチ(デカい!!)クリャイッチ選手を獲得。ただ不安なのは、センターバックを本職とする選手数が足りてないこと。山越選手畑尾選手が奮起しないと結構危ないかも?なにより怪我人が出た場合を考えるとかなり怖い編成ではある。(もしかしたら、今年は3バックではなく4バックを使うのかもしれないが・・・。)

また、クリャイッチ選手はセルビアの名門・パルチザンにも在籍していた選手だが、ここ数年は出場機会に恵まれていないとのこと。試合勘の鈍りが無ければいいのだが。

①中盤センターの異常なまでの選手層と比べてDFの枚数が極端に少なく、「ちょっと歪な選手編成だな」という印象を受けたこと。

②マクシメンコ選手・ハスキッチ選手・クリャイッチ選手の新外国人トリオのフィットまでの時間

を考えた時、上位に置くのが怖い。そのため今回は9位予想。

 

注目選手 黒川淳史選手

アカデミー育ちの新10番。アルビレックスの本間選手やこの黒川選手のように若い選手が10番を背負う姿はサッカーファンとしては否が応でも期待が高まる。

生え抜きのスター候補がチームの攻撃力を高みへ誘う!

 

10位 ヴァンフォーレ甲府(2019年成績 20勝11分11敗 勝ち点71 5位)

 2年連続で昇格を逃したヴァンフォーレ。そのツケがいよいよ回ってきたか。エース・ウタカ選手が同カテゴリーのサンガに移籍、小椋選手田中選手横谷選手武岡選手とベテランが去った中盤からは曽根田選手もサンガに移籍。同カテゴリーのライバルに主力選手2人献上はかなり痛手だ。守備陣では小出選手が移籍し、エデルリマ選手も退団。主力放出が止まらず、1からの作り直しが求められる。

前線にはアビスパから松田選手アルディージャで活躍した経験のある190センチのラファエル選手を獲得。ジュニオールバホス選手も復帰した。ドゥドゥ選手金園選手宮崎選手も健在。また、かつてのエースであるハーフナーマイク選手が練習生として参加しているとのことだが、契約するか。(まあ、するでしょうけど・・・。)

主力大放出の中盤にはドリブラー泉沢選手ボランチ野澤選手を獲得。だが、正直かなり戦力ダウンしている印象が拭えない。

守備陣にはサガンから藤田選手を獲得。しかし、主力2人が抜けていることを考えると、やはり戦力ダウンか。

 

守護神の河田選手が残留し、経験のある選手もいるのでJ2残留争いに巻き込まれるような大崩れまではしないとは思う。だが、「昇格」を考えると厳しい戦いは免れないか。

今回はひとまず10位予想としたい。

 

注目選手 宮崎純真選手 

昨年、高卒1年目から11試合に出場。地元出身の有望株として、首脳陣・サポーターからも期待が高い。今年は飛躍の年にしないといけないシーズン。まずはスタメンを

 

11位 FC町田ゼルビア(2019年成績 16勝12分6敗 勝ち点60 4位)

2018シーズンには4位に入り、新スポンサーが加わり、J1への機運が一気に上がっていたゼルビア。ところが2019シーズンはまさかの低迷。18位に沈み、最終節までJ3降格の恐怖と戦い続けなければいけない苦しいシーズンになってしまった。復活を期す2020シーズンに向け、課題の決定力不足を克服したいところ。

その役割に白羽の矢を立てたのはシュチェポビッチ選手。186センチの長身を武器にスペインではヘタフェやスポルティング・ヒホンスコットランドではセルティックでも活躍した実績あるストライカー。セルビア代表歴も8試合あり、J2のクラブがよく獲ってきたなと思うレベル。さらに、マソビッチ選手も獲得。こちらもU23セルビア代表歴のある選手。どうやら本職はウイングとのことで、突破力が武器のようだ。(ちなみにマソビッチ選手も187センチと長身!)

シュチェポビッチ選手の高さを活かすためにサイド攻撃が中心になりそう。マソビッチ選手の獲得でサイドを打開、クロスにシュチェポビッチ選手が合わせる。このパターンがハマれば、かなりの得点が期待できる。

また、2018シーズンにゼルビアで17アシストを記録し平戸選手が今年も健在。セットプレーヤーとしてもかなり優秀な選手なので、今年のゼルビアはセットプレーからの得点がかなり増えそうな予感である。

中盤では昨年のチーム得点王のロメロフランク選手が移籍したものの、マリノスから吉尾選手を獲得し、ガンバから高江選手も獲得。二人とも将来有望な選手。ゼルビアで出場機会を増やして、キャリアの成功につなげてほしい。

DFでは主力の放出は無く、松本山雅から水本選手を獲得した。経験豊富な元日本代表を獲得し、DF陣の選手層は間違いなく上がった。

そして最大の驚きは正ゴールキーパーとしてベルマーレから獲得した秋元選手。さすがに2019シーズンにJ1で30試合出場、ベルマーレの顔的存在を獲得するとは思わなかった。「フロント陣、よくやった」と思う。

少なくとも2019シーズンのような苦戦はなさそう。むしろ昇格争いに加わることも可能なくらいの素晴らしいオフの動きだったと思う。11位予想ではあるが、今年の要注目クラブの1つだ。


注目選手 平戸太貴選手
アントラーズ産の若き才能。アントラーズでは出場機会に恵まれずに、2019年8月にゼルビアへ完全移籍をした。正直、この選手を放出したアントラーズは惜しいことをしたと思う。セットプレーの精度の高さはかなりのもの。

 

12位 松本山雅FC(2019年成績 6勝13分15敗 勝ち点31 J1 17位)

再び1年で降格をしてしまった松本山雅。そして降格クラブの宿命である「主力大量放出」が敢行せざるを得ない状況になってしまった。

ゴールキーパー守田選手、ディフェンスリーダーの飯田選手、中盤の要的存在のパウリーニョ選手、チーム得点王の永井選手と退団・移籍。さらに反町監督も退任。新指揮官の布監督ザスパクサツのJ2昇格を経験しているが、反町監督が築き上げた「堅守速攻」を変えるのか、それとも継承しながら上積みをしていくのかが注目される。ちなみに2018年・19年と指揮していたザスパクサツではボール支配率は下から数えたほうが早いスタイルだった。またクロスの回数はJ32年連続トップだった。

そんなチームだが、このオフの動きは周囲が思っているほど悪くない。前線にはFC東京から186センチの長身ジャエル選手を獲得。布監督就任でサイドからのクロス攻撃が多くなりそうなチームスタイルにはうってつけの存在と言える。

中盤には元モンテディオアルヴァロ・ロドリゲス選手、さらにアウグスト選手を獲得。2人ともボランチが本職。この2人と藤田選手が軸になるイメージか。攻撃的なポジションには鈴木雄斗選手が加入。こちらも元モンテディオ。J2であれば10ゴールを期待できる、それだけの能力を持ったプレイヤーだ。杉本選手セルジーニョ選手中美選手と共に攻撃陣を引っ張りたいところ。

守備陣は飯田選手と守田選手以外の主力放出はなく、大きく破綻することはなさそう。持ち前の堅守はそれなりのレベルで持続か。

しかし、全体的に見ると選手層が薄いという印象がある。元々、分厚い選手層で戦うチームではないと言えばそれまでだが、ルヴァン杯もあると考えると、もう少し補強してもよかったのではないかと思っている。長丁場の42試合を戦うJ2ではこの選手層の薄さが響くと考え、12位予想としたい。

 

注目選手 ジャエル選手 

FC東京ではなかなか出番が多くなかった32歳のFW。このままでは終われないはず。チャンスをくれたチームにゴールという形で貢献していきたい。

 

13位 V・ファーレン長崎(2019年成績 17勝5分20敗 勝ち点56 12位)

1年での昇格を目指しながら、まさかの12位。しかも負け越してのシーズン終了を迎えてしまったⅤ・ファーレン。巻き返しを期す2020シーズン。周囲には評価の高いこのオフの動きだったが、個人的には苦しいオフになっているとみている。

J2得点ランキング3位に入り、ブレイクを果たした呉屋選手が去った前線。そこには富樫選手が加入した。ただ、富樫選手は2桁ゴールの経験が無く、2019シーズン在籍したゼルビアでは30試合5ゴールの成績。どちらかというとゴールゲッターというよりもフィジカルを活かしたポストプレーのほうが得意というイメージで見てしまう。イバルボ選手もいるが、怪我が多いことに加え、この選手もセリエAカリアリ時代からゴールゲッターというイメージがない。今年はFWがゴールを奪っていくスタイルではないように思える。

中盤は翁長選手島田選手といった初昇格時の功労者がチームを去り、加藤選手ルアン選手を獲得。ルアン選手についてはブラジル1部でもかなりの実績を挙げている大物選手で攻撃的なポジションで活躍している。ただ、特別決定力が高い選手というわけではないらしく(キャリア通算248試合55ゴール)、ルアン選手がいるからと言って、ゴール数に直結するかどうかはまだ不明だ。

守備陣では左サイドバック香川選手トリニータへ移籍し、後釜候補に二見選を獲得。ロングスローという飛び道具を持っているので、今年は左サイドでのスローインに注目。センターバックにはフレイレ選手を獲得した。ただ、センターバックの主戦力が徳永選手角田選手の30台後半のコンビとフレイレ選手となっていて高齢化が進んでいる。昨シーズン中盤から終盤にかけて崩壊気味だった守備陣が大幅に改善されるかと言われると疑問符が付くところだ。

ルアン選手やフレイレ選手にはかなりの期待がかかっているが、攻撃面・守備面ともに何か物足りないという印象を受けたので、13位予想とする。


注目選手 ルアン選手

クラブワールドカップにも出場経験のあるアトレチコ・ミネイロの中心的存在だったプレイヤー。よく日本の2部リーグにきたなというレベル の選手だが、中盤で起用されるのか、前線で起用されるのかが注目される。

 

14位 東京ヴェルディ(2019年成績 14勝13分15敗 勝ち点55 13位)

永井監督2年目となるシーズンを迎えるヴェルディ。2019シーズンは好不調の激しいシーズンという印象が強かった。攻撃面では3点、4点、5点と平気で大量得点を奪う試合(42試合中7試合が3点以上)もあれば、無得点の試合も少なくなかった(42試合中11試合で無得点)。また3失点以上の大量失点は割と少なかった(42試合中7試合)が無失点で終えた試合も9試合と少なかった。

ヴェルディの伝統であるパスサッカーのスタイルを考えると、この好不調は致し方ないか。

そんなチームの課題はシュート数の少なさ。パス数やボール支配率はJ2でも上の位置にいるにもかかわらず、シュートはかなり少なく、リーグ22チーム中20位の数値だった。シュート数を増やさないことには安定した攻撃力にはつながらないはず。そこで大久保嘉人選手を加入させた。シュート技術も高いが、シュートへの意識がかなり高い。戦力としては勿論のこと、若手の有望株が多く揃うヴェルディにはいいお手本にもなる選手であり、良い補強をしたと思う。3トップが予想され、レアンドロ選手小池選手もいる前線に大久保選手が加入し、シュートへの意識が高まれば、攻撃力は上がっていくと思う。(ただし3人の年齢がかなり高いのがネックか。)

中盤は梶川選手が抜けたが、井出選手が加入。そのほかに主力の放出は無く、ここは現状維持と見ていいだろう。

守備陣は高橋祥平選手が加入。8年ぶりのヴェルディ復帰となった。近藤選手や平選手とともに安定した守備陣を構築したいところ。またブラジル代表歴のあるマテウス選手が守護神として加入。ただ、試合出場経験はかなり少なく、試合勘という面では不安は残る。それでも戦力的にはプラス収支と考えていいだろう。

全体的には戦力としてはプラス収支とみている。しかし永井監督の推し進めるパスサッカーはやはり諸刃の剣という印象。非常に魅力的なサッカーではあるのだが、好不調の波は大きいままとみて、14位と予想する。


注目選手 マテウス選手

守護神候補。2013年にはプロでの出場経験がない状況でブラジル代表に選出されるという異色の経験を持つ。ただしキャリア通算10試合出場なのはかなり気になる。どんなプレーを見せてくれるのか。

 

15位 レノファ山口(2019年成績 13勝8分21敗 勝ち点47 15位)

攻撃サッカーが魅力のレノファ。しかしその代償に守備は脆いという印象があった。この守備陣から空中戦に抜群の強さを誇った188センチの長身センターバック菊池流帆選手と187センチのドストン選手が移籍。さらにサイドバックセンターバックをこなす前選手も移籍。さらなる弱体化が心配された。

この事態に対してフロントはすぐに手を打つ。経験値の高い選手たちの獲得だ。アルディージャからJリーグ通算300試合以上出場を誇る菊地光将選手、ブラジル・クリシューマから31歳のサンドロ選手を獲得。さらにサイドバック候補にサガンから、25歳にしてJ2通算147試合出場の実績を持つ安在選手も獲得。ゴールキーパーにはガンバの有望株、林選手を獲得。2019シーズンと同等、いやそれ以上の強度を持った守備陣が形成されそうだ。

中盤では主軸中の主軸、三幸選手ベルマーレに移籍。さらに佐々木選手ベガルタに復帰。栃木で活躍していたヘニキ選手を獲得するも、全体的な印象としてはマイナス収支が否めないか。攻撃面では高井選手田中パウロ淳一選手池上選手、守備面では佐藤選手といった既存戦力の更なる奮闘が求められる。

チーム得点王山下選手が去った前線。ここにはポルトガルポルティモネンセから185センチの長身FWイウリ選手を新エース候補として獲得すると、2019シーズンに22試合で5ゴールを叩き出した小松選手松本山雅からのレンタルで獲得。エスパルスレイソルでも活躍していた快速ウインガー村田選手も獲得した。しっかりと補強を施し、プラス収支と見ていいだろう。

この2020シーズン、選手の入れ替えが多かった。霜田監督が築き上げた攻撃サッカーを実現させるためにはしっかりとした連携が必要。そうなると序盤戦はかなり苦しみそう。それでも実力のあるベテランを中心とした守備陣やゴールゲッターが揃う前線には魅力が溢れている。中盤戦以降に巻き返し可能と見て、15位予想とする。



注目選手 菊地光将選手

アルディージャからまさかの0円提示を受けたベテラン。本来の力はこんなものじゃないはず。もう一度奮起し、古巣を見返す活躍に期待したい。

 

 

次回は16位〜22位まで書いていきます。

今回もまた長すぎた(笑)

 

(2月15日追記 16位〜22位編書きました

リンクは下のとおりです。よかったらご覧ください)

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

以上