野球とサッカーが好きな人間のブログ

野球とサッカーが好きな人間が好き勝手に喋ってます!順位予想とかもやってます!

2020 J2順位予想をしてみました!(16位〜22位編)

J2編ラストです!これまでの記事は以下のリンクのとおりです。

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

16位 ツエーゲン金沢(2019年成績 15勝16分11敗 勝ち点61 11位)

柳下監督就任後、着実にチーム力をつけてきたツエーゲン。柳下監督の下鍛えられた組織力の高さはJ2屈指だ。

しかしこのオフはかなり苦しい展開に追い込まれてしまったという印象。左サイドハーフの主力として活躍していた加藤選手、左サイドバックの主力だった沼田選手が揃って移籍し、左サイドは作り直し。前線に目を移すと、チーム得点王の垣田選手アントラーズ復帰(2020シーズンはヴォルティスにレンタル移籍)すると、ルーニー選手も退団。さらに、少ないチャンスでありながら5ゴールを決めた小松選手松本山雅に復帰(2020シーズンはレノファにレンタル移籍)。

さらに守備陣では堅守の貢献者、センターバックの主力中の主力、山本選手が移籍してしまった。主力がこれほどにチームを去るとなると、いくら百戦錬磨の名将・柳下監督とはいえ、立て直しに時間を要することになるだろう。

幸いにもこの事態に対して、フロントは迅速に動いた。左サイドバック候補には2019シーズン、愛媛で主力として活躍した下川選手を獲得。さらに昨シーズンはモンテディオ在籍のホドルフォ選手も獲得。ホドルフォ選手はセンターバックもこなせるため、マルチな活躍が期待される。センターバックにはFC東京から期待の若手・山田選手を獲得。主力級3人が去った前線には、鹿児島ユナイテッドから190センチの長身・ルカオ選手を獲得。山根選手とともに不動の2トップを担って欲しい。若手では今、育成力に注目の集まる興國高校から2選手、大学生で3人を獲得し、将来有望な選手たちが増えているという印象を受ける。

しかし、2020シーズンの戦いとなるとやはり厳しい見方をせざるを得ないか。主力の大幅な入れ替えが序盤戦では響くと考え、16位予想とした。

  

注目選手 白井裕人選手

ツエーゲンの大守護神。超人的な反射神経で防いだゴールは数知れず。アルビレックスサポーターの自分としては、もはやトラウマ。

 

 

17位 水戸ホーリーホック(2019年成績 19勝13分10敗 勝ち点70 7位)

 2019シーズン序盤戦、J2の主役は紛れもなくこの水戸ホーリーホックだった。開幕12試合無敗で首位を快走。中盤戦以降やや失速するが、最後の最後まで昇格争いを繰り広げた。2000年のJリーグ加盟から苦節20年、ついにJ1昇格を掴み取るかと思われた。しかし、プレーオフ圏内の6位には届かず。その6位モンテディオとは勝ち点差も得失点差も「0」総得点数の差で敗れるという、あまりにも残酷な結末だった。

目の前に見えていたJ1の舞台。それを逃がした代償はあまりにも大きかった。2019シーズンのスコアラー上位5人(清水選手小川選手黒川選手前選手志知選手)が全員移籍・復帰するという非常事態。ボランチ白井選手、攻撃的なポジションの茂木選手福満選手浅野選手も移籍。主力は半分以上引き抜かれ、長谷部監督アビスパへ旅立った。

長谷部監督の後任には元ザスパクサツ群馬の監督でもある秋葉忠宏新監督が就任。元アルビレックス戦士でもある秋葉監督には飛躍を遂げて欲しいところだが、これだけ選手が変わってしまったチーム状態。現実は厳しいはずだ。

大幅に抜けてしまった主力を埋めるべく、フロントは新戦力の獲得に奔走した。スコアラー不足の前線にはアントラーズ山口選手グランパス深堀選手マリノス山谷選手といった有望株トリオを獲得すると、モンテディオで実績のある中山選手も獲得。中盤の攻撃的なポジションにはJ3・Y.S.C.C横浜から奥田選手を獲得。ボランチにはマリノス山田選手を獲得し、センターバック候補としてジェフの乾選手を獲得した。守備陣のセンターラインは幸い流出が無かったので、昨年の躍進を支えた堅守はまだ保てそうなのが救いか。

しかし、秋葉監督の実績(過去2年はJ2で20位と18位)、戦力の入れ替わり方を見ていると、2020シーズンはかなり苦しい戦いが予測される。現に筆者も17位予想としている。この下馬評を覆すことができるだろうか。

 

注目選手 山口一真選手

アントラーズ期待のFWがレンタル移籍で同県のホーリーホックへ武者修行。このチームでレギュラーを掴み、一気にスターダムの階段を上ることができるか。

 

 

18位 ザスパクサツ群馬(2019年成績 18勝9分7敗 勝ち点63 J3 2位)

 3年ぶりにJ2復帰したザスパクサツ。昇格を成し遂げた布監督がチームを去ったが、後任には「ザスパ草津」時代に選手兼監督としても在籍した経験を持ち、2012シーズン~2013シーズンにはモンテディオの監督も務めた奥野監督が就任。攻撃サッカーを好む指揮官の下、J2再昇格元年から旋風を巻き起こすため、準備を重ねてきた。

2019シーズンに守護神を務め、全試合に出場した吉田舜選手、右サイドバックとしてレギュラーを掴み、9アシストを記録したほどの精度の高いクロスを持つ吉田将也選手、17得点をたたき出しエースとして活躍した高澤選手などの主力といった移籍してしまったのは痛手だった。ただ、やられっぱなしでは終わらないのがこのチーム。「衝撃」ともいえる補強を行った。

キーパーにはアルディージャから清水選手を獲得。左サイドバック候補にロアッソから高瀬選手を獲得。ちなみに2人ともザスパクサツ在籍経験のある選手で、「復帰」と言ってもいいかもしれない。左サイドバックには昨シーズン8アシストを記録した光永選手もいるので、高瀬選手と光永選手の争いには要注目だ。

サイドバックにはゼルビアから平尾選手を獲得。本来は左右こなせる選手だが、今のチーム状況を考えると、右サイドバックのレギュラー候補と見ていいのではないだろうか。

佐藤選手が栃木へ移籍したボランチ。その候補にヴェルディから内田選手ロアッソから中山選手といった2人の実力者を獲得。しかしそれだけにはとどまらなかった。松本山雅から岩上選手宮阪選手を両獲り。ボランチとしての能力の高さはもちろんのこと、プレースキックという大きな武器を持つ2人の獲得で「飛び道具」からの得点にも期待大。今シーズン、ザスパクサツのセットプレーからは目が離せない。攻撃的なポジションには飯野選手田中選手など若くてイキのいい選手が揃っているので、シーズン中の成長にも期待できる。

 前線には、J3・Y.S.C.C 横浜で30試合15得点を挙げた進選手を獲得すると、なんとアルディージャから2年前のJ2得点王、元日本代表大前選手を獲得。大前選手はトップ下起用の可能性もあるが、個の力はすでに実証済みなので、このポジションから得点量産も大いに期待できる。

サイドハーフやトップ下、またはセンターフォワードとして出場していた青木選手加藤選手など、2019シーズンを支えた選手達も控えている。高澤選手が抜けたとはいえ、かなりの戦力アップと言っていいだろう。

 

飛び道具を備え、前線に迫力を持たせたザスパクサツ。守備には若干の不安を抱えるが、魅力的なサッカーを見せてくれることは間違いない。前線の高さ不足は若干不安だが、機動力で勝負してくるだろう。

 

注目選手 大前元紀選手

まさかのザスパクサツ入りを果たした2018シーズンJ2得点王。個の力だけでも2桁ゴールが期待できる頼もしい新戦力がザスパクサツの攻撃陣を引っ張る。

 

19位 愛媛FC(2019年成績 12勝6分24敗 勝ち点42 19位)

2019シーズンは好不調の激しいシーズンだった。アウェーのアルビレックス相手に2点差逆転勝利を収め、レイソル相手に3得点奪い快勝Vファーレン相手に4得点の快勝アルディージャ相手に5得点の圧勝を収めたかと思えば、終盤7試合中5試合無得点という極端なまでの波の激しさ。ハマればJ1クラスの強さだが、ハマらない試合が多すぎる。そんな印象だった。

さらに、攻撃の核だった神谷選手近藤選手がそれぞれ移籍。どうしても厳しい見方をせざるを得ない。

とはいえ、フロントも無策というわけではない。川井監督の下、ボールを大事にするスタイル(2019シーズンのボール支配率はリーグ6位)にフィットしそうな技巧派のMFを揃えてきた。ヴォルティスからシシーニョ選手ジュビロから森谷選手ヴァンフォーレから横谷選手と足下の技術を高い中盤の選手を獲得。優秀なパサーの素質を持った選手たちの加入によって、得点増を狙う。

得点増のために奮起が期待されるFW陣だが、チーム得点王の藤本選手有田選手丹羽選手などの残留は大きい。特大のポテンシャルを持ちながら、若干伸び悩んでいる印象の選手という印象の3人だが、優秀なパサーたちによって才能が開花すれば、一気の得点増も期待できる。

守備陣は下川選手以外の主力を残留しているので、昨年程度の力は維持できそう。

ボールを保持し、パスをつなぎながら決定機を作る、魅力的なサッカーを見せている愛媛。飛躍を期待したい。

  

注目選手 山瀬功治選手

39歳を迎える大ベテラン。今でも技術の高さは健在で、先発でも途中出場でもチームの攻撃のクオリティを上げることのできる存在だ。

 

20位 栃木SC(2019年成績 8勝16分18敗 勝ち点40 20位)

ラスト4試合で勝ち点10を稼ぎ出し、まさに「奇跡の残留」を果たした栃木。しかしながら、主力が多く抜け、大きく戦力の入れ替えを行うことになった。守護神・ユヒョン選手、中盤のヘニキ選手ユウリ選手枝村選手、さらに浜下選手西谷選手といった攻撃的なポジションの主力選手たちもチームを去った。(大黒選手も未だ去就が決まっていないが、とりあえずいない前提で進めていく。)

この事態を受け、チームは実績のある選手達を集めることにした。

まずはゴールキーパーアルディージャからベテランの塩田選手を獲得。公式戦212試合出場を誇る頼れるベテランの加入はやはり大きい。

ディフェンスには愛媛やVファーレンで活躍していた高杉選手を獲得。

主力が大量に抜けた中盤には、ザスパクサツで活躍していた佐藤選手を獲得。しかし、ボランチの頭数は足りていない印象。どこかで補強があると思われる。

そして攻撃的なポジションに目を転じると、エスクデロ選手韓勇太選手矢野貴章選手を獲得。(エスクデロ選手はボランチ起用の可能性もありそうだが)

韓勇太選手は2019シーズンは鹿児島ユナイテッドでプレーし、35試合11得点を決めた選手で、J2でしっかりと活躍できるところを見せつけている。高い決定力を持っているため、ボール支配率が低く、チャンスが多くない栃木としては、最適な補強と言える。

矢野選手は決定力はあまり期待できないが、ポストプレーはJ2クラスでは群を抜いている。「困ったら矢野に出せ」は今年の栃木攻撃陣の合言葉になる可能性もある。

 

2019シーズン終盤のような一枚岩の戦いができれば、波乱を起こす力は持っているので、これを序盤から出して、残留争いから早く脱却したいところだ。

 

注目選手 矢野貴章選手

元日本代表が栃木に加入。高さを活かしたヘッド、ポストプレーの巧みさは栃木攻撃陣には大きな武器になるはず。

 

21位 ギラヴァンツ北九州(2019年成績 19勝9分6敗 勝ち点66 J3 1位)

「監督が代わるとここまでチームが変わるのか。」そういう印象を受けた2019シーズンのギラヴァンツ。2018シーズンはJ3で17チーム中17位。言い換えればJ3最下位のチーム、Jリーグ最弱」のチームだった。しかし2019シーズン、数多くのチームを昇格させた「昇格請負人」小林伸二監督が就任するとチームが変わった。リーグ最少27失点という堅守を形成すると、前年は32試合22得点という極端な貧打に喘いだ攻撃陣が34試合51得点という変貌ぶり。腐りかけていたチームが1年で奇跡の復活劇を起こした。

データを見ると、2018シーズンと2019シーズンの差はそこまで多くなかった。しかし、

①右サイドからの攻撃がかなり多かったところを中央・左サイドからの攻撃を増やした

②プレーエリアをやや前がかりにした

 

この2点が目立った。

(参考 両方とも頭に「h」をつけてください

 

ttps://www.football-lab.jp/kiky/style/?year=2018←2018シーズン

ttps://www.football-lab.jp/kiky/style/ ←2019シーズン)

 

この辺りの修正、そして意識改革。選手の能力自体は大きく変わったわけではないはずなので、昇格に導いたのは小林監督の手腕に他ならないだろう。さすがは昇格請負人だ。

さて、そんなギラヴァンツだが、今シーズンから復帰したJ2の舞台を控えて、大型補強に踏み切るかと思われたが、実際にはそうしたことは行われなかった。フロントの(というより小林監督の)若手を重視するという意向からだろう。

チームの攻撃の核を担った町野選手をレンタル移籍から完全移籍に切り替えて残留させ、國分選手もレンタル移籍延長で残留、途中加入し、14試合で7得点を挙げていた髙橋選手も同様にレンタル移籍延長による残留。新加入の選手は主に大学からの新加入選手たち。基本は2019シーズンの継続路線でチームを深化させていくということを明確に打ち出した。

ただ、ここ数年のJ3からの昇格組を見ていると、きっちり補強をしたチームがそれなりの成績を収めている。琉球やゼルビア、レノファなどのJ2でも一定の成功を収めたチームはしっかりとした補強をしてJ2に臨んでいた。そう考えると、継続路線に踏み切ったギラヴァンツはどうしても厳しい残留争いに巻き込まれることが想定される。選手層も決して厚いとはいえず、42試合の過酷な戦いに耐え切れるか、かなり不安。若手選手達の躍動に期待したいが、苦しい戦いを予想し、21位予想とする。

 

注目選手 髙橋大悟選手

名門・神村学園出身の若きテクニシャン。

163センチ53キロの小さな戦士が「10番」を背負い、自慢のテクニックと抜群のシュートセンスで攻撃陣を引っ張る!

 

 

22位 FC琉球(2019年成績 13勝10分19敗 勝ち点49 14位)

 J2昇格元年となった2019シーズン。開幕直後、いきなりの4連勝で首位を快走。失点覚悟、撃ち合い上等の超攻撃的パスサッカーで相手を粉砕していく姿はまさに爽快の一言だった。しかしカテゴリーが上がるということは相手のレベルも上がるということ。研究・分析をされ、きっちりと対策を練られる。さらに、序盤戦で中川選手マリノスへ、さらに中盤戦には鈴木選手セレッソへ移籍するといった「草刈り」を受けたことも影響を受け、自慢の攻撃力が鳴りを潜め、大量失点で敗れる試合が多発した。さらにこのオフにはチーム2位の得点数を挙げた上門選手も移籍。途中移籍してしまった鈴木選手も含めて2桁ゴールを決めた2選手が居なくなり、苦しい戦いは避けられそうにない。

チームは上門選手の後釜としてベガルタから阿部拓馬選手を獲得。さらに中盤の攻撃的なポジションで活躍できる茂木選手ホーリーホックから獲得。左サイドを活性化させる役割を期待して、ツエーゲンから沼田選手を獲得した。沼田選手には精度の高いクロスがあるので、そこに期待したいところだ。

80失点を喫してしまった守備陣では、ヴェルディから李栄直選手、新外国人選手のタヴァレス選手を獲得し、高さ面を重点的に強化してきた。徳元選手西岡選手はクラブを去ったが、守備力自体はむしろアップしたと言える。

 

しかしながら、攻撃面のマイナスがあまりにも大きく、守備陣も多少は改善されるだろうが、劇的な改善までは期待できないか。自慢のパスワークを見せる中盤の主力陣は揃って残留したものの、決めきる力と守り切る力に大きな不安を抱えるとみて、22位予想とした。

 

注目選手 阿部拓馬選手

J2ではかつて2年連続15得点以上を記録したテクニックあるストライカー。

ここ数年は得点力は鳴りを潜めているが、ここ琉球で復活を果たしたいところだ。

 

 

以上、J2編全チームを書いていきました。長かったですね・・・。

 

まず1つ言っておきたいのが、「素人の予想なので当たりません」ということです。「こんなこと言ってるけど、ちゃんと見てねーな」「このチームがこんな順位な訳ないだろ」など異論はあるかと思いますが、あくまでも1サッカーファンの予想ですので、楽しむくらいの気持ちで見ていただいたならば、これ以上嬉しいことはございません。

 

今年もJリーグが始まるという幸せを噛みしめながら、シーズン最後まで、楽しく、ハイテンションで観ていきましょう!

 

(次回は2020シーズンのアルビレックスについて展望を書いていきます)

2/17追記   アルビレックス展望part1を書きました。よかったらご覧ください。

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

 

 

以上