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バファローズの「サヨナラ男」は誰だ!

6月19日、プロ野球開幕ということでひとまず日程が決まった。

今シーズンは野球を観ることができないのではという不安もあったが、ひとまず第一段階は突破したというところか。

開幕まではあと2週間と少し時間がある上、新型ウイルスはまだまだ予断を許さない状況。それでもこのニュースに喜びを隠せない状態の私です。
 
さて、そんな野球の醍醐味といえば何か。
「美しい放物線を描くホームラン」
「わかっていても打たれないストレート」
「『これぞプロ』と呼べる鮮やかな守備・走塁」
 
色々なものがあるが、「サヨナラ」というのも、醍醐味の一つではないだろうか。
今回から2回はその「サヨナラ」にまつわる内容で書いていくことにする。
1回目の今回は表題のとおり、オリックス・バファローズのサヨナラに関しての内容。
 
2010年〜2019年までの10年間でバファローズが記録したサヨナラ勝利の回数は何回か。ご存知だろうか。(ファンの方だと即答する方もいらっしゃるかもしれない。)
 
実は、合計で50回となっている。年ごとに書いていくと、
 
2010年→7回
2011年→8回
2012年→6回
2013年→2回
2014年→1回
2015年→4回
2016年→5回
2017年→6回
2018年→6回
2019年→5回
 
となっている。(間違っていたらすいません。)
80勝をあげ、近年最高のシーズンである2014年が1回のみというのはすこし意外だ。
 
では50回、誰の「打席」で起こったものなのかを回数が少ないほうからランキング形式で紹介していくことにする。
 
13位→1回
山崎浩二選手(2010年3月21日 楽天戦)
日高剛選手(2010年6月30日 楽天戦)
下山真二選手(2010年8月19日 楽天戦)
鈴木郁洋選手(2011年7月2日 ソフトバンク戦)
荒金久雄選手(2011年7月3日 ソフトバンク戦)
スンヨプ選手(2011年8月14日 西武戦)
山本和作選手(2013年5月9日 ソフトバンク戦)
高橋信二選手(2013年6月28日 楽天戦)
伊藤光選手(2014年5月17日 ソフトバンク戦)
小島脩平選手(2015年8月8日 西武戦)
中村一生選手(2016年5月14日 ソフトバンク
川端崇義選手(2016年7月31日 西武戦)
小谷野栄一選手(2017年4月27日 西武戦)
吉田正尚選手(2018年10月4日 ソフトバンク戦)
 
山崎選手のサヨナラは開幕2戦目、9回に同点に追いついた後にさらに攻め立てて満塁のチャンスを作り、ワイルドピッチで奪ったサヨナラ勝ち。
 
下山選手のサヨナラはホームランで決めたもの。この一打がプロでの最後のホームランとなった。
 
鈴木選手、荒金選手はこの年圧倒的な強さで優勝・日本一になったホークス相手に見せた2日連続サヨナラタイムリ「夏の陣」イベント開催中だったこともあり、大いに盛り上がった。
 
伊藤選手のサヨナラ打は、春の首位攻防戦で見せた犠牲フライ。2014年唯一のサヨナラ劇はこれだった。
 
7位→2回
T-岡田選手(2010年6月2日 中日戦)
     (2010年8月4日 西武戦)
後藤光尊選手(2010年9月26日 ロッテ戦)
      (2012年7月29日 日本ハム戦)
イデホ選手(2012年5月25日 広島戦)
     (2012年9月8日 日本ハム戦)
大城滉二選手(2018年4月12日 楽天戦)
      (2019年7月2日 ロッテ戦)
伏見寅威選手(2018年6月2日 巨人戦)
      (2019年5月2日 ロッテ戦)
中島宏之選手(2018年8月12日 ロッテ戦)
      (2018年9月1日 西武戦)  
 
T-岡田選手はブレイクした2010年に2回のサヨナラ打
1回目のサヨナラとなった6月2日の中日戦では、低めのフォークボールにほぼ片膝をつきながらスタンドへ運ぶ驚愕のパワーを見せつけたサヨナラ3ランホームランだった。(ちなみにこの試合は7点差をひっくり返した試合で、その仕上げがこの一打だった。)
ところが、この年以降は9年間で1度もサヨナラ打を打てていない。そろそろT-岡田選手が試合を決めるサヨナラ打を放つ場面が見てみたい。
 
後藤光尊選手の2010年に見せたサヨナラ打は豪快なサヨナラホームランだった。この一打は素晴らしい放物線もそうだが、彼のバット投げもまた印象に残る一打だった。
 
勝負強さを見せているのは、伏見選手。この2回のサヨナラはいずれも代打で登場し放ったサヨナラ打。ここ2年連続で放っていることもあり、3年連続でのサヨナラ打に期待がかかる。
 
5位→3回
後藤駿太選手(2015年4月7日 ロッテ戦)
      (2017年5月7日 日本ハム戦)
      (2017年5月31日 ヤクルト戦)
安達了一選手(2015年6月12日 阪神戦)
      (2015年7月31日 楽天戦)
      (2016年9月11日 ロッテ戦)
 
3回で並んでランクインしたのは、後藤駿太選手安達選手「群馬出身・ドラフト1位コンビ。
安達選手はなんとなく「終盤で決勝打を放つ」という私の勝手なイメージもあったことに加え、規定打席も5回到達とあって、それほど意外でもなかったが、後藤駿太選手はかなり意外だった。特段打率が高いわけでも、打席数が多いわけでもない。当然ながら、ヒット数も多くない。(2019シーズン終了時の通算打率は.225。また、規定打席到達回数は0回。通算安打数も352本。)ところが3回のサヨナラ打を放っているところはさすが「ドラフト1位、持っている男」というべきなのだろうか。
ただし、後藤駿太選手は2年、安達選手は3年サヨナラ打を放っていない。そろそろ、2人のサヨナラ打も見てみたいところだ。
 
 
3位→4回
赤田将吾選手(2010年4月20日 日本ハム戦)
      (2011年7月5日 楽天戦)
      (2011年8月9日 楽天戦)
      (2011年9月15日 楽天戦)
小田裕也選手(2016年4月13日 日本ハム戦)
      (2016年7月28日 ロッテ戦)
      (2018年5月10日 日本ハム戦)
      (2019年5月22日 ロッテ戦)
 
4回で2人がランクイン。失礼ながら、意外すぎる2人ではなかろうか。
赤田選手在籍2年で4回のサヨナラ打と抜群の勝負強さを見せつけた。特に2011年は楽天戦だけで3回のサヨナラ打。楽天ファンの方にはトラウマものだろう。
そして赤田選手以上に意外なのが、小田選手。入団して5年で通算113安打と決して強打の選手でも、レギュラーとして活躍する選手でもないのだが、4度のサヨナラを経験している。ちなみに2018年のサヨナラ劇は、相手キャッチャーの送球が小田選手のお尻に当たってランナーが帰ってくるという、「超」が付くほどの珍プレーだった。
 
その時の映像↓
(頭に「h」を付けると見れます。)
ttps://tv.pacificleague.jp/vod/pc/topics/sayonara/26508
 
思えば、2011年の大学野球選手権決勝戦でも、東洋大を優勝に導くサヨナラホームランを放ったりする経験もあり、いわゆる「持っている」選手なのかもしれない。
 
 
1位→5回
アーロム・バルディリス選手(2011年9月13日 楽天戦)
             (2011年9月20日 ソフトバンク戦)
             (2012年4月30日 西武戦)
             (2012年5月1日 ロッテ戦)
             (2012年10月3日 ロッテ戦)
ステフェン・ロメロ選手(2017年6月7日 阪神戦)
           (2017年6月9日 中日戦)
           (2017年8月1日 ソフトバンク戦)
           (2019年6月13日 中日戦)
           (2019年6月15日 阪神戦)
 
1位に輝いたのは、5回で並んだバルディリス選手ロメロ選手
バルディリス選手の初サヨナラとなった一打は、祖国の祖母が亡くなったことを知った直後に放ったもので、「この一打を祖母に捧げたい」という言葉とともに強く印象に残っている。
また、2012年には4月30日から5月1日にかけては「2日連続のサヨナラホームランを放つ」という記録も残した。これは日本プロ野球史でも10人しか達成していない非常にレアな記録である。
ロメロ選手は2017年にバファローズに入団。在籍3年間で5度のサヨナラ打を放っており、抜群の勝負強さを誇った。特に印象に残っているのは、2017年のソフトバンク戦。難攻不落、この年のパ・リーグMVP・正力松太郎賞に輝くサファテ投手から放ったサヨナラホームランだ。128キロのボールなので恐らくスライダーか大きく割れるカーブかと思われるが、それを一振りで捉えたロメロ選手の抜群の勝負強さはお見事だった。5時間を超える試合の決着をつける一打でだったこともあり、 強烈に印象に残るものだた。
 
 
というわけで、直近10年間のサヨナラを振り返っていった。意外な選手がランクインしていて、書きながら何度も驚いた。
 
今年はアダム・ジョーンズ選手アデルリン・ロドリゲス選手といった新加入組に加え、吉田正尚選手T-岡田選手といった生え抜き大砲たち、勝負強さを見せる大城滉二選手伏見寅威選手安達了一選手後藤駿太選手小田裕也選手もいる。若き仕事人、中川圭太選手やニュースター候補の頓宮裕真選手太田椋選手など、役者はそろっている。
今年は何回サヨナラ勝ちを見ることができるのだろうか。今から楽しみである。
 
以上