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ベイスターズの「サヨナラ男」は誰だ!

 
今回は前回に続き、「サヨナラ」にまつわる内容で書いていくことにする。
 
前回の記事↓

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 
 
表題のとおり、横浜DeNAベイスターズのサヨナラに関しての内容。
 
2010年〜2019年までの10年間でベイスターズが記録したサヨナラ勝利の回数は何回か。ご存知だろうか。(ファンの方だと即答する方もいらっしゃるかもしれない。)
 
実は、合計で59回となっている。年ごとに書いていくと、
 
2010年→4回
2011年→4回
2012年→2回
2013年→7回
2014年→9回
2015年→5回
2016年→7回
2017年→8回
2018年→4回
2019年→9回
 
となっている。(間違っていたらすいません。)
 
では59回、誰の「打席」で起こったものなのかを回数が少ないほうからランキング形式で紹介していくことにする。
 
15位→1回
ターメル・スレッジ選手(2010年3月31日 巨人戦)
ブレット・ハーパー選手(2010年7月18日 巨人戦)
新沼慎二選手(2010年8月27日 中日戦)
内藤雄太選手(2011年4月12日 中日戦)
吉村雄基選手(2011年5月8日 阪神戦)
藤田一也選手(2011年9月13日 巨人戦)
細山田武史選手(2011年10月8日 阪神戦)
高城俊人選手(2013年4月21日 中日戦)
多村仁志選手(2013年5月10日 巨人戦)
荒波翔選手 (2013年9月5日 阪神戦)
嶺井博希選手(2014年6月21日 西武戦
石川雄洋選手(2015年7月3日 阪神戦)
アーロム・バルディリス選手(2015年9月26日 中日戦)
下園辰哉選手(2016年4月1日 阪神戦)
柴田竜拓選手(2017年5月6日 ヤクルト戦)
山下幸輝選手(2018年5月31日 楽天戦)
乙坂智選手 (2019年8月10日 中日戦)
山本祐大選手(2019年8月28日 ヤクルト戦)
 
新沼選手細山田選手高城選手嶺井選手といった決して強打とは言えない捕手陣が軒並みサヨナラ打を放っているのは意外な展開と言える。
この中だと嶺井選手のサヨナラ打が印象的か。何せプロ初ヒットがサヨナラ打。持っている男だ。
 
スレッジ選手のサヨナラ打は開幕5戦目の巨人戦で見せたサヨナラスリーラン。嵐の松本潤さん主演のドラマ「99.9-刑事専門弁護士」でもこの場面が使われたのは有名な話だ。
山下選手のサヨナラ打は球界屈指のストッパーだった楽天松井裕樹投手から放ったもの。前年にイップスのような症状を発症してしまい、選手生命の窮地に立たされていた状況からのサヨナラ打は本人だけでなくファンの涙も誘った。
 
そして多くのファンの方の印象に残るものといえば、多村選手のサヨナラスリーランだろう。7点差逆転のミラクル劇の締めくくりとしてはあまりにも劇的すぎるものだった。
 
9位→2回
金城龍彦選手(2013年5月1日 ヤクルト戦)
      (2014年5月26日 オリックス戦)
白崎浩之選手(2014年5月29日 ソフトバンク戦)
      (2017年4月14日 ヤクルト戦)
桑原将志選手(2014年8月5日 巨人戦)
      (2014年8月30日 巨人戦)
佐野恵太選手 (2018年6月29日 広島戦)
      (2019年3月31日 中日戦)
ネフタリ・ソト選手(2018年9月17日 阪神戦)
         (2019年9月19日 広島戦)
大和選手  (2019年6月19日 日本ハム戦)
      (2019年6月21日 楽天戦)  
 
「チャンスで打てない」イメージのあった白崎選手だが、意外にも(?)サヨナラ打を2回放っている。オリックスではまだ一度もサヨナラ打を打てていないが、今年こそ打つことができるか?
 
桑原選手はプチブレイクを果たした2014年に2度のサヨナラ打。2度目のサヨナラ打は当時難攻不落とされた巨人のマシソン投手からバットを折りながら放った一打だった。ちなみにこの日の試合を中継していたBS-TBSの野球中継終了のタイミングと奇跡的なシンクロを見せたことでも有名だ。
しかしもう5年間もサヨナラ打を打てていない。復活しつつある今年こそ、そろそろ3度目のサヨナラ打を期待したい。
 
今年から新4番、新主将佐野選手。ここまで2度のサヨナラ打はいずれも代打でのもの。今年は「4番・佐野恵太」として初のサヨナラ打に期待がかかる。
 
4位→3回
井手正太郎選手(2010年5月4日 広島戦)
       (2014年5月11日 ヤクルト戦)
       (2015年5月22日 阪神戦)
中村紀洋選手(2012年4月15日 巨人戦)
      (2013年6月30日 中日戦)
      (2013年8月20日 阪神戦)
トニ・ブランコ選手(2013年4月19日 中日戦)
         (2014年9月15日 中日戦)
         (2014年9月23日 阪神戦)
梶谷隆幸選手(2014年9月28日 巨人戦)
      (2015年4月2日 広島戦)
      (2017年8月23日 広島戦)
ホセ・ロペス選手 (2015年7月13日 巨人戦)
         (2016年7月12日 中日戦)
         (2016年9月18日 広島戦)
 
3回で5人が並んだ。
井手選手は決して多くない出番であるにもかかわらず、3回のサヨナラ打を記録。この数字が彼の持つ勝負強さを物語っている。
 
中村紀洋選手の1度目のサヨナラ打は「横浜DeNAベイスターズとして初めてのサヨナラ勝利となるツーランホームランだった。
 
梶谷選手の3度目のサヨナラ打は、伝説となっている「3試合連続サヨナラ」の2試合目のもの。明らかに体勢が崩されていたにもかかわらず鋭いライナーが右中間まで飛んで行く、そんな打球だった。彼のすごさがよくわかる一打でもある。
 
ロペス選手の3度目のサヨナラ打はチーム初めてのCS進出を大きく手繰り寄せるサヨナラスリーラン。あの一打で「本当にCSに行ける」という確信が生まれたので、個人的にはかなり印象深い一打だった。
 
2位→4回
倉本寿彦選手(2016年5月12日 中日戦)
      (2017年8月16日 中日戦)
      (2017年8月24日 広島戦)
      (2018年8月3日 広島戦)
宮﨑敏郎選手(2017年8月22日 広島戦)
      (2017年9月6日 ヤクルト戦)
      (2019年6月29日 広島戦)
      (2019年7月31日 ヤクルト戦)
 
4回で2人がランクイン。
 
倉本選手3年連続でサヨナラ打を放つなど、勝負強さは傑出している。こういった勝負強さは「WAR」などの指標に特別な影響を及ぼさないこともあり、特に指標マニアから評価されない(というよりはなから評価するつもりが無い)のが非常に残念。3年連続でサヨナラ打を打てる選手なんてそうはいないと思うのだが。
 
宮﨑選手は2017年、2019年とそれぞれ2度ずつサヨナラ打を放っている。1度打つと同じシーズンでもう一度放つ傾向があるのかもしれないので、そのあたりにも注目していきたい。ちなみに2017年は2度ともサヨナラホームラン、2019年は2度ともサヨナラタイムリーとなっている。
 
 
1位→6回
筒香嘉智選手(2012年8月25日 巨人戦)
      (2016年6月4日 ロッテ戦)
      (2016年7月22日 巨人戦)
      (2016年8月13日 広島戦)
      (2017年7月23日 巨人戦)
         (2019年9月4日 阪神戦)
 
 栄えある1位はやはりと言うべきか。ハマの大砲、筒香選手。キャリアハイとなっている2016年は3度のサヨナラ打を放っている。2016年7月のサヨナラ打は「3試合連続マルチホームラン」となるサヨナラホームラン。この一打は打球の弾道もすさまじく、ライナー性でライトスタンド中段まで飛び込むものだった。2016年7月といえば、筒香選手が月間16本のホームランを放った月。「神がかっている」とはこのことをいうのかなと思った。
また、現時点では日本でのラストのサヨナラ打となっている2019年のサヨナラ打。これも印象に強く残るものだ。打った瞬間、珍しくベンチに向かって雄叫びをあげた筒香選手の姿は、ベイスターズファンであればだれもが印象に残るものだろう。
 
 
 
というわけで、直近10年間のサヨナラを振り返っていった。
 やはり「4番はチームの顔なんだ」と認識させられる結果になった。
 
今年は筒香選手がいないベイスターズ。しかし、完全復活を期す梶谷隆幸選手、新助っ人、タイラー・オースティン選手、「3年連続ホームラン王を狙う」ネフタリ・ソト選手、「在籍6年目を迎えたベテラン」ホセ・ロペス選手、「2019年のサヨナラ男」大和選手宮﨑敏郎選手など、役者はそろっている。楠本泰史選手細川成也選手伊藤裕季也選手といった一気に飛躍を誓う選手たちもいる。
 
そして、筒香選手の正統後継者、「4番・レフト・主将」の看板を背負う「新たなチームの顔」佐野恵太選手が打線の中心となる。
 
今年は何回サヨナラ勝ちを見ることができるのだろうか。今から楽しみである。
 
以上