(本題の前に、ご挨拶)
前回書いた記事を投稿後、多くのアクセスをいただきました。今まで見たことのないほどに多くの読者の方にご覧いただき、大変うれしく感じております。ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございます。
今後も引き続き、野球・サッカーについての内容でのんびりと記事を書ければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
(これより本題)
2回前から始めたドラフト予想。
ちなみに前回以前の記事はこちら
kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com
kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com
今回からはパ・リーグ編。
今回は
補強ポイント
①将来有望かつ即戦力でもいけるサード候補
②将来有望な先発候補
秋山選手のメジャー挑戦。これはやはり大きかったか、中堅手が固まらずに打線の軸も崩れてしまった。加えて山川選手、中村選手、森選手の不振はそれに拍車をかける形となった。投手陣も勝ちパターンは良いが、それ以外にはかなり不安が募る。先発陣も本来のポテンシャルを活かしきれていない。それでも5割前後に持っていくのだから、辻監督の手腕は素晴らしいと個人的には思う。
そんなライオンズだが、今年の補強ポイントは37歳を迎え、いよいよ厳しくなってきた印象の中村選手の後継者となる三塁手候補と将来有望な先発候補だと思う。
まず三塁手候補として見てみたいのは、中大・牧選手、横浜桐蔭大・渡辺選手、九州共立大・平良選手あたりか。
牧選手はセカンドやショートが本職だが、ライオンズは二遊間に名手の外崎選手や源田選手がいて、2人ともまだ20代ということを考えると、牧選手がいきなりレギュラーを掴むのは厳しいか。(外崎選手を外野に回せばいけるが。)
それであればサードで使いながら育成するのも悪くないかと。あくまで個人的な意見ではあるが。
渡辺選手は完全に「山川二世」「おかわり二世」感のある体格だったり、意外な機敏さだったりがあり、キャラクターの継承も兼ねて指名する方は十二分にあるかと。もちろん打撃力も高く、いきなりスタメン争いに加わることも考えられる。
平良選手は170センチ72キロと決して大きくはないが、鍛え上げられた躰から繰り出すパワーはすさまじい。福岡六大学リーグ戦通算10本塁打がその証拠だ。フルスイングも見ていて迫力がある。「山賊打線」にピッタリの選手だ。
また、育成も兼ねてということであれば、米子東・岡本選手あたりはかなり面白いと思う。190センチ92キロという超大型の選手で、本職はショートだが、サードもできるという選手。ライオンズらしく、逆方向にも飛ばせるパワーに加えて、スピードもしっかりと備わったプレースタイルは魅力十分だ。
投手では、髙橋光成投手が大器の片鱗を見せ始めているところ。
1位指名で取りに行くなら、早大・早川投手や東洋大・村上投手といった、「1年目から2ケタ勝利が狙える」投手を獲得したい。
1位に野手を指名して、2位以下で投手指名ということであれば、Honda鈴鹿・松本投手や日体大・森投手、明大・入江投手あたりが狙い目か。この3人も、十分に力のある投手で、例年であれば1位指名されてもおかしくないくらいの投手。今年は好投手がずらっと並んでいるために相対的に順位は低くなっているが、いきなり2ケタ勝利と言うのも考えられる。
髙橋光成投手とともに「ライオンズの2枚看板」を作り上げていく投手は誰になるのか。注目だ。
補強ポイント
①松田選手の後継者
②実は不足している先発投手候補
今年も安定して強いホークス。3年ぶりのパ・リーグ制覇はほぼ間違いない状態になっている。
しかし、3年後を考えると不安も大きい。特に内野手陣は深刻で、松田選手の後継者となるサード候補がなかなか出てこない。加えてファーストも出てきていない状態で、即戦力を見つけておかないと、いきなりガタッとチームが崩壊してもおかしくない。
とはいえ、今年はドラフト候補となる野手がなかなか不足していることもあり、いきなり両方とも解決というのは難しそう。なので、松田選手の後継者探しを優先させたいところ。
1位指名は近大・佐藤選手が濃厚とのこと。前回書いたセ・リーグ編でもジャイアンツ、タイガースのところで記載しているが、その時には「外野手」としての紹介だったかと思う。しかしこの佐藤選手、外野を本職にしながら、サードもこなせるという選手であり、松田選手の後継者としての指名と見ることも可能である。
しかしながら、佐藤選手については競合必至であり、ここ最近のホークスのクジ運の悪さを考えると、ハズレ1位もしっかり考えておきたいところ。そうなると中大・牧選手あたりになるだろうか。ただし、その牧選手がハズレ1位で指名できるかは定かではない。競合を避けて、1位本指名でどこかが指名しているということも十分に考えられる。
では誰にするかということで、個人的に見てみたいのは上武大・古川選手である。この選手の本職はキャッチャーで、「打てるキャッチャー」として評価されている選手だ。
182センチ86キロという立派な体躯を持ち、左打席から放たれる打球は、阿部慎之助元選手を彷彿とさせる。それでいてスピードや強肩も兼ね備えた、三拍子揃った選手である。しかも、キャッチャーだけでなく、ショートもこなす異色ぶり。
多くの方は「打てる捕手」として育っていく姿を見てみたいとのことだが、栗原選手を外野コンバートさせたこともあるホークスなので、サードコンバートなんてこともあるかもしれない。しかも、1位本指名がなさそうな雰囲気で、上手くするとハズレ1位でも指名がないかもしれないとのこと。さらに福岡県出身であると言うことも付け加えたい。
「キャッチャーをコンバートさせるなんてありえない!本職を連れてこい!本職!」
と言うことであれば、九州共立大・平良選手か。1位指名というのは考えにくいが、この選手も九州出身で、いわゆる「地元産」。中学・高校・大学でキャプテンを務めた経験もあり、松田選手とかなりタイプが似ているかと。もちろん選手としての能力も高い。
もう1つ、先発投手候補についてだが、即戦力を狙いにいくのか、育成目線で行くのかでかなり分かれるところ。話題になっている福岡大大濠・山下投手はMAX153キロのストレートと縦に大きく割れる絶品のカーブの2球種のみという、今時珍しいタイプの投手。ただしこの投手は1位指名でないと取れなさそうなのがホークスにとっては難点か。
1位指名が野手でほぼ決まっているホークスということを考えると、2位以下で誰を取るかになる。即戦力ならば、慶大・佐藤投手なんかは面白いかもしれない。今までのホークス日本人投手にはあまりいないタイプの速球派左腕だ。ただし、最近になってトミージョン手術をしたとのことで、上位指名はリスキーか。
1年目からということであれば、北九州市立大・益田投手か。MAX152キロのストレート、スプリットを中心にカーブやスライダー、チェンジアップという変化球も高いレベル。コントロールもよく、実はホークススカウトが高く評価している投手だ。
補強ポイント
①則本投手・涌井投手と来年から3本柱を組める投手
②生え抜き大砲候補
大型補強を行い、優勝候補本命と予想する人も多かったイーグルス。(私もその1人で、シーズン開幕前の優勝予想はイーグルスだった。)
しかし、開幕後は良かったがその後はなかなか乗り切れずに、ついにBクラスに転落。まだ、Aクラスの可能性も秘めているとはいえ、期待外れのシーズンとなってしまった感は否めない。
チームの課題としては「2ケタ勝てる投手が少ない」ということ、「いまだ出て来ぬ生え抜きの主砲」と言ったところか。
そういったところから考えて、今回のドラフトでは早大・早川投手を1位指名してくるだろう。もう説明不要、今回のドラフトでは間違いなく3球団は競合してくるだろう。
イーグルスは則本投手・涌井投手と2人は2ケタ勝利を期待できるが、そこから後が続かない印象。岸投手もいるが、年齢もあって(12月で36歳になる)ケガがかなり増えてきており、フルシーズンの活躍は期待できないところまできた。さらに考えると、則本投手は12月で30歳になり、涌井投手も34歳になった。そろそろ20代のエース候補生を獲得し、育てていかないと、3年後に暗雲が立ち込めかねない。(松井投手や藤平投手が本来そうなる予定だったのだろうが・・・)
早川投手を獲得できなかった場合だが、東洋大・村上投手や「地元」仙台大・宇田川投手、東北福祉大・山野投手あたりが候補になるだろう。
この中だと、宇田川投手が1番イーグルスっぽい感じがする。完全に個人的な感想だが。(笑)
見ているとストレートの質が素晴らしいなと感じる。「ズドンッ」と重そうな印象。変化球が高めに抜けたりすることも多いのでそこは課題だろうが、ストレートのすごさは「ポスト則本」になってくれそうな期待感を持たせるに十分なほど。体格は184センチ95キロと立派な体格で、それだけでも「エース感」がある。ただ心配なのは大学での投球イニング数がそこまで多くないこと。4イニング、5イニングで降板する試合もよく見られるので、スタミナに課題があるのかもしれない。
ただ、それを加味してもやはりエース候補として獲得してほしいところだ。
野手陣については、「今すぐに即戦力を獲らないといけない」という感じはしない。少なくともこれから3年は今の主力組が突然崩れてしまうということはなさそうなので、 今のうちに将来有望な「生え抜き大砲候補」を獲得しておきたいところ。
というわけで、狙ってほしいと思っているのは東海大相模・山村選手、東海大相模・西川選手、東海大甲府・渡部選手あたり。
この3人の打撃は間違いなくプロでも通用するのではないかと期待させられる。
特に、山村選手は将来的に筒香選手(現 タンパベイ・レイズ)のような選手になれるのではないかと思っている。パワーももちろんあるが、力任せではなく技術でスタンドに持っていく。2019年夏・神奈川県予選決勝の日大藤沢戦で放った2本のホームランは、「技術の賜物」と言った感じ。
生え抜きのホームランアーティストがいまだに出てこないイーグルス。この長年の課題から脱却するために、そろそろ「大砲候補」が出てきてほしいところ。
候補生を獲得するなら、今のうちだ。
今回はここまで。
次回は、千葉ロッテ・北海道日本ハム・オリックスについて書いていく。
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以上