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シーズン半分を終えたJ2リーグ 振り返り&今後の展望 part1(磐田・京都・琉球 編)

シーズン42試合のうち、半分の21試合が終了したJ2リーグ。現在の順位と勝ち点がこちら。

1 ジュビロ磐田 勝ち点47

2 京都サンガF.C.  勝ち点44

3 FC琉球 勝ち点42

アルビレックス新潟 勝ち点41

ヴァンフォーレ甲府 勝ち点37

モンテディオ山形 勝ち点36

V・ファーレン長崎 勝ち点36

8 FC町田ゼルビア 勝ち点35

9 東京ヴェルディ 勝ち点33

10 ジェフユナイテッド千葉 勝ち点28

11 ブラウブリッツ秋田 勝ち点28

12 水戸ホーリーホック 勝ち点27

13 ファジアーノ岡山 勝ち点25

14 ツエーゲン金沢 勝ち点25

15 レノファ山口FC   勝ち点22

16 松本山雅FC   勝ち点22

17 栃木SC   勝ち点21

18 ギラヴァンツ北九州 勝ち点19

19 愛媛FC   勝ち点18

20 ザスパクサツ群馬 勝ち点17

21 大宮アルディージャ 勝ち点16

22 SC相模原 勝ち点13

 

予想通りの展開となったチーム予想以上の健闘を見せるチームがある一方、予想を大きく下回るチームもいくつかある。

 

今回からは第21節を終えた時点での各チームの簡単な印象と今後の展望を計5回に分けて書いていく。(順番としては第21節終了時点時点の順位の順で紹介していくこととする。)

なお、

・評価はS、A、B、C、D、Eまでの6段階評価

・基本的にはシーズン前に行った順位予想と照らし合わせて判断している。

 

(シーズン前の順位予想と個別の戦力分析は以下のとおりです。)

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

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1位 ジュビロ磐田 勝ち点47

評価→A

開幕から2連敗、第5節ではレノファに敗戦と、開幕から5試合で勝点6とスタートダッシュ失敗したが、なんだかんだで昇格圏内にしっかり食い込んできたジュビロ。戦力的にはもっと上のレベルのサッカーをやっていくことが求められるのだろうが、まずは「J1昇格」を果たすことが最優先だ。ルキアン選手を中心にした「個の能力の高さ」を武器とした攻撃力はやはり脅威だし、第14節・ザスパクサツ戦から第20節・V・ファーレン戦まで7試合連続完封勝利を果たすなど、守備陣が失点を許さないようになってきた。Jリーグ優勝3回の経験を持つ名門がこのままJ2に居ていいわけがない。そんなプライドが伝わるような戦いを見せた前半戦だった。メンツの質を考えてこれくらいやるのは想定内ということでここはA評価

今後の展望

カギを握るのはファビアンゴンザレス選手小川航基選手だろう。今は1トップ、そしてルキアン選手が主力として活躍している。しかし、ルキアン選手が毎試合活躍できるわけではない。必ず不調の時期はやってくる(第12節から第15節、第17節から第20節にかけて無得点という時期があったので、実はもう過ぎているのかもしれないが)。そういう時に替わりをできる選手は貴重だ。ゴンザレス選手小川選手の出来次第では2トップというオプションも加えることもできるため、チーム戦術に幅をもたらすことも可能だ。

 

2位 京都サンガF.C.  勝ち点44

評価→A

絶賛J1昇格争い中サンガにS評価ではなくA評価とするのはおかしな話なのかもしれない。しかし、そもそも論としてこのチームの戦力はJ1クラスで、率いるのはあのチョウキジェ監督だ。この順位は当たり前だし、なんならもっと独走していても不思議ではない。なのでS評価ではなくA評価とした。

とはいえ、21試合で15失点の「高い守備力」、第14節のホーリーホック戦で見せた「チャンスが少なくても、決定機は確実に決めきる勝負強さ」や第15節のアルビレックス戦で見せた「90分間、猛烈なプレッシングをやり続ける体力」には思わず脱帽だ。当然「横綱相撲」で勝つ試合もあり、「やはりこのチームは強い」と思わされる前半戦だった。

今後の展望

チョウキジェ監督のサッカーはここからが勝負だ。前線からプレスをかけ、高い位置でボールを奪って常に試合を支配するサッカーは疲弊度が大きい。37歳のピーター・ウタカ選手の負担を軽減するためにも、センター・サイドを問わず仕事ができる武富孝介選手李忠成選手野田隆之介選手のような「セカンドチョイス」「サードチョイス」の選手たちの果たす役割は大きくなる。

一方、中盤は若手が多く、大きな心配はいらないだろう。福岡慎平選手川崎颯太選手といった能力の高い若手選手たちのさらなる成長がチームを昇格に導く、そんな展開が期待できる。

 

3位  FC琉球 勝ち点42

評価→S

昨シーズン終盤からいいサッカーをしている印象だったし、オフの補強も的確。樋口靖洋監督の手腕も確かなので、ある程度いいところに行くのではないかとは思っていたが、「まさかここまでやるとは...」という印象だ。攻撃面では、阿部拓馬選手キープ力池田廉選手清武功暉選手風間宏矢選手技術力の高さ清水慎太郎選手スーパーサブとして果たす仕事の大きさが光り、上里一将選手展開力風間宏希選手技術力がチームに落ち着きをもたらし、田中恵太選手沼田圭吾選手精度の高いクロスが相手を奈落の底へ突き落す。21試合19失点高い守備力も備えており、接戦も悉くモノにする。本当に強いチームだ。文句なしのS評価だ。

今後の展望

ただし、中盤戦にかけては勝利を掴めない展開が多くなっていた。特に第17節のブラウブリッツ戦では90+2分で先制点を奪いながら、その直後の90+3分で追いつかれるという展開を経験した。得点力もやや下降気味で、研究されつつあるのは明白だ。

しかし、J2全体でも屈指の良質なサッカーをしているのは間違いなく、今後もしっかりと「やり切る力」が今後のカギだ。

また、主力選手の流出は絶対に避けたい。財政的には余裕はないはずだが、ここは頑張って阻止をすること。これが最後まで昇格争いに食らいつくには必須条件だろう。

 

 

1位・ジュビロから3位・琉球まで紹介し、今回はここまで。

次回は4位・アルビレックスから8位・ゼルビアまでを紹介することとする。

 

 

以上