前回、1位~6位までを予想した。その時の記事は以下のとおり。
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今回はセ・リーグ1位に予想した横浜DeNAベイスターズの戦力を見ていくこととする。
投手陣
・先発陣
リーグ最下位の先発防御率だった昨年。しかし、今年はV字回復が期待できる。
今永昇太投手を筆頭に、東克樹投手・ロメロ投手・大貫晋一投手と、2ケタ勝利を期待できる投手が4人いる。さらに、京山将弥投手や阪口皓亮投手という若手有望株、三浦銀ニ投手や徳山壮磨投手という即戦力ルーキーもいる。昨年の開幕投手である濱口遥大投手、2019年に7勝を挙げた上茶谷大河投手、昨年に4勝を挙げた坂本裕哉投手、2016年に9勝を挙げた石田健大投手がローテーションから落ちることも十分に考えられるほどだ。
ドラフト1位ルーキー・小園健太投手には、終盤戦での1軍デビューに期待したい。「優勝争い中のチームに新たな風を吹き込む」という形になれれば最高だ。
・救援陣
こちらもまたリーグ最下位だった昨年。とはいえ、能力が高い投手はそろっており、改善される可能性は十分にある。
「勝利の方程式」を担いそうなのは、エスコバー投手・山﨑康晃投手・三嶋一輝投手の3人。そこに新加入のクリスキー投手・伊勢大夢投手が絡んでいく形が予想される。
左のリリーバーとしては、前述した石田投手・砂田毅樹投手が中心と予想されるが、石田投手が先発起用されるという報道もある。その場合、櫻井周斗投手・池谷蒼大投手といった若手、中堅の田中健二朗投手で厚みを加えたいところ。
右のリリーバーとしては、三上朋也投手・平田真吾投手が中心と予想される。入江大生投手や中川虎大投手といった若手陣には力強いストレートがあるので、リリーフで起用しても面白いのではないか。
野手陣
・打線力
打つことだけに関していえば、リーグトップクラスの打線は今年も健在である。
桑原将志選手・佐野恵太選手・オースティン選手・宮崎敏郎選手・牧秀悟選手と5人の3割打者が並び、ソト選手のような大砲も控える打線は相当強力だ。
桑原選手には2年連続での打率.300以上・出塁率.360以上、佐野選手には3年連続打率.300以上、オースティン選手とソト選手には35本塁打、宮﨑選手には打率.300 20本塁打以上、牧選手には打率.300 25本塁打以上を期待したいところ。
控えの層の薄さが大きな難点だったが、藤田一也選手、大田泰示選手の加入で厚みが増したのはチームにとって大きい。
代打陣を見ると、前述の藤田選手と大田選手に加え、楠本泰史選手がいるが、できれば左右それぞれでもう1人ずつ欲しいところだ。細川成也選手のブレイクと神里和毅選手の復活に期待したい。
昨年リーグワーストの盗塁数が示すとおり機動力が無いことが大きな欠点だが、森敬斗選手や宮本秀明選手を抜擢して打開を図りたいところ。特に森選手にはショートのレギュラーを奪取しての30〜40盗塁を期待したい。
石井琢朗コーチ・鈴木尚典コーチの指導もあって、チーム全体で進塁への意識が強くなっていることはオープン戦でも明らか。「新マシンガン打線」形成への期待が強い。
・守備力
「ベイスターズは守備が悪い」と言われがちだが、そこまで言われるほどではない。守備で足を引っ張っているという印象があるのはレフトを守る佐野選手くらいで、他はそれなりには守れているという印象。圧倒的な名手がいるわけではないが、明確に守備難という選手も少ない。
内野については、どの選手も水準クラスには守れる選手が揃っている。ショートの森選手の基礎技術が向上すれば、内野はかなりの守備力が期待できる。
外野は、桑原選手とオースティン選手は大きな問題とはならない。問題視される佐野選手のところには大田選手が入れば一気に良化する。佐野選手がファーストに回ることがあれば、「ファースト・佐野選手、レフト・大田選手」が実現し、一気に守備力も向上する。
・選手層
捕手は、伊藤光選手・戸柱恭孝選手・山本祐大選手・嶺井博希選手・益子京右選手といるが、明確なレギュラーは居ない。できれば山本選手か益子選手あたりに一気のブレイクからの正捕手を掴んで欲しいところだが、「バラエティに富んだ捕手陣を使いこなす」というのも悪くない選択肢だ。
内野の控えには大和選手・柴田竜拓選手・倉本寿彦選手とレギュラーを張った実績のある選手がいるのは心強い。伊藤裕季也選手・知野直人選手あたりはそろそろ殻を破っていかないと苦しくなりそうだ。奮起に期待したい。
外野の控えは前述した大田選手・楠本選手・神里選手・細川選手と居て、層は厚い。特に細川選手は今までとは明らかに違う雰囲気が出ている。今年は一気にブレイクを果たしてくれるのではないかと予想している。また、ドラフト6位ルーキー・梶原昴希選手がスピードとパワーを兼ね備えたプレーヤーとして、一気に1軍入りを果たす可能性がある。
チーム浮沈のキーマン→ロメロ投手
理由・・今永投手、東投手は心配ない。先発3番手を担うであろうロメロ投手が2ケタ勝てるか否かでチーム成績は大きく変わってくるはずだ。MLBでもトップクラスの潜在能力と称されたその実力を見せつけるときだ。
ブレイク期待選手→京山将弥投手
理由・・素材は間違いない。昨シーズンは2勝とまりも、内容は明らかに向上していた。「最低でも2ケタ勝利を挙げる」、それくらいの意気込みで今シーズンに臨んでもらいたいし、それだけのポテンシャルはあるはずだ。本格的なブレイクを期待したい。
今回はここまで。次回は2位予想のスワローズについて書いていく。
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以上