前回は、セ・リーグ3位に予想した阪神タイガースの戦力を見ていった。
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今回はセ・リーグ4位に予想した読売ジャイアンツの戦力を見ていくこととする。
4位予想 読売ジャイアンツ
投手陣
・先発陣
昨シーズン6勝に終わった菅野智之投手だが、今年は同じ轍を踏まないと意気込んでいる。万全であれば、最低でも13勝以上はできる投手なので期待したい。
2番手以降は戸郷翔征投手・髙橋優貴投手という若き左右のエース候補が続き、山口俊投手、メルセデス投手となるイメージか。
新助っ人のアンドリース投手・シューメーカー投手も控えているので、一見するとかなり豪華なメンツ。ただ、助っ人枠を考えると、救援陣にデラロサ投手・ビエイラ投手が居て、打線には不可欠な存在になりそうな、ポランコ選手・ウィーラー選手が居て外しにくいところ。
外国人選手をうまく使いこなせないようだとかなり苦しい台所事情である。
桜井俊貴投手・今村信貴投手・井納翔一投手の既存戦力に加え、山田龍聖投手・赤星優志投手というルーキーたちの活躍は必要となりそうだ。
・救援陣
守護神のビエイラ投手、8回を投げるであろう中川皓太投手は故障でもなければ基本は固定だろう。と思っていたが、ビエイラ投手の再調整、中川投手の故障による離脱が決定し、開幕には間に合わない。可能な限り早めの復帰が求められるが、シーズン開始からしばらくは苦労するかもしれない。
7回の最有力候補となりそうなのは、畠世周投手か。直球に力があり、三振を狙える投球はリリーフ向きで心強い。スライダーやカットボールも高品質で、1イニングに集中させれば攻略困難な投手となりそう。対抗馬としては鍵谷陽平投手か。こちらも直球に力があり、球速以上に打ちづらい質の高さがある。(昨シーズンの直球被打率.184)。ただし、スライダーやフォークの質がやや劣るのか、この2球種については、昨シーズンよく打たれていた。ここは要改善だろう。
その他の右のリリーフにはデラロサ投手投手以外に実績組はおらず、若手の台頭が求められる。2年目・平内龍太投手や3年目・戸田懐生投手、4年目・直江大輔投手といった若手に期待したいところ。また、ドラフト1位ルーキー・大勢投手が想像以上に素晴らしく、オープン戦で見せた活躍により、原監督の信頼を掴んだ印象。MAX156キロを誇る快速球を武器に一気の飛躍を狙う。
左には高梨雄平投手、大江竜聖投手という変則タイプが2人揃っていて、問題は無いはず。さらに、戸根千明投手や高木京介投手といった実績組の投手が本来の力を発揮できれば、左腕組の層は厚くなる。
野手陣
・打線力
松原聖弥選手・吉川尚輝選手で組むと予想される1・2番コンビは俊足巧打。相手にとっては相当厄介になるだろう。
問題は中軸。4番・岡本和真選手は問題無く不動としても、
・坂本勇人選手・丸佳浩選手の成績が少しずつ落ちてきていること。
・中田翔選手が本来の輝きを取り戻せるか、まだ不透明であること。
・ポランコ選手やウォーカー選手の本格フィットが遅れそうなこと。
と、不安要素は決して少なくない。大城卓三選手や中島宏之選手、ウィーラー選手といった「6・7番に置いて打線に厚みを加える選手」を3番や5番に入れないといけない状況になる可能性も否定できない。
梶谷隆幸選手がベイスターズ時代の打撃を取り戻した上で故障しなければ3番に置くことも可能なのだが…。
坂本選手・丸選手が健康体を維持し、打率.280、25本塁打以上を記録してくれれば問題ないので、そこに期待したい。
代打陣としては、若林晃弘選手を筆頭に、前述した中田選手・中島選手・ウィーラー選手・梶谷選手のうちの控えに回った選手、重信慎之介選手といった選手が中心だろう。
また、機動力の面では、松原選手・吉川選手・丸選手・梶谷選手というスタメン級の選手、増田大輝選手のような代走のスペシャリストと、走れる選手が揃っているため、問題ないだろう。
・守備力
守備陣は鉄壁そのもの。昨シーズンもチームエラー数はリーグ最少の45、リーグ唯一の守備率.990以上(.991)を記録する堅守ぶり。内野、外野共に穴となる選手はいないといっていい。特に吉川選手と坂本選手で組む二遊間は鉄壁だ。センター・丸選手の守備範囲に少し不安はあるが、そこまで問題になるほどではない。
キャッチャー・大城選手はリーグトップの盗塁阻止率を記録しており、強肩は実証済み。
「守備から崩れる」ということは考えにくく、ジャイアンツにとって明確な強みと言っていいだろう。
・選手層
捕手には小林誠司選手、岸田行倫選手が控えている。岸田選手はまだ25歳と若く、もっと起用して欲しい選手だ。「捕手・岸田選手、一塁・大城選手」という形をとっても面白いか。
内野では、若林選手・増田選手・廣岡大志選手・北村拓巳選手に加え、湯浅大選手・中山礼都選手・秋広優人選手といった若手陣が一軍入りしてきそうな予感がある。開幕時点では「層が厚い」という感じではないが、次世代の主軸候補である湯浅選手・中山選手・秋広選手の成長次第では一気に層が分厚くなる。
外野の控え候補では、前述した梶谷選手やウィーラー選手の他に重信選手、石川慎吾選手といる。ただ、亀井善行選手の引退が地味に効いてきそうな気がする。
チーム浮沈のキーマン→戸郷翔征投手
理由・・菅野投手の次を担う先発2番手である戸郷投手には「最低でも」10勝はしてもらわないといけない。直球の球威を筆頭にポテンシャルは凄まじい高卒4年目の右腕は、菅野投手の負担を軽減する役割を求められる。
ブレイク期待選手→ 中山礼都選手
理由・・高卒1年目から2軍で圧倒的な成績を残した、「ネクスト坂本勇人」筆頭。2年目である今年は常時1軍、初ホームランは確実に果たして欲しいところ。ポテンシャルは本物だ。
今回はここまで。次回は5位予想のカープについて書いていく
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以上