前回、1位~6位までを予想した。その時の記事は以下のとおり。
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今回はパ・リーグ1位に予想した東北楽天ゴールデンイーグルスの戦力を見ていくこととする。
1位予想 東北楽天ゴールデンイーグルス
投手陣
・先発陣
則本昂大投手・田中将大投手・岸孝之投手の3人が先頭に立ち、早川隆久投手・瀧中瞭太投手の2人がそれに追随する先発ローテーションは相当に強力だ。打線の援護がちゃんとしてさえすれば、5人で60勝してもまったくおかしくない。
6番手争いには涌井秀章投手・塩見貴洋投手のベテラン、釜田佳直投手・辛島航投手・弓削隼人投手・石橋良太投手の中堅勢、藤井聖投手・高田孝一投手の若手勢がしのぎを削る。6番手争いもかなりハイレベルになる予感が漂う。現状のローテーションでは右投手が偏重気味。左右バランス、年齢バランスを考えると、左腕かつ25歳と若い藤井投手のローテ入りが1番理想的だと思う。
・救援陣
クローザーの松井裕樹投手は球界随一の安心感を誇る。心配の必要はないだろう。勝利の方程式で起用される、宋家豪投手・安樂智大投手・酒居知史投手も盤石。3人でローテーション起用という形も可能だ。
右腕のリリーフ陣は層が分厚い。直球に力がある西口直人投手や内間拓馬投手、経験豊富な福山博之投手やブセニッツ投手、復活を遂げた森原康平投手、昨シーズンにリリーフ適性を見せつけた福井優也投手と役者がそろう。加えて、ドラフト5位ルーキー・松井友飛投手がオープン戦で存在感を発揮しているのは、思わぬサプライズだ。
一方、左腕に関しては不安が残る。現状、実績のある左腕リリーバーが松井投手以外におらず、右腕組に比べて層の薄さは顕著。そのため、新戦力の台頭が必要となる。昨シーズン9試合登板の渡邊佑樹投手や4試合登板の鈴木翔天投手の奮闘に期待したい。
野手陣
・打線力
昨シーズン、リーグトップの四球数・出塁率を誇った打線に西川遥輝選手が加わった。毎年のように「打率+1割以上」の出塁率を誇る西川選手の獲得は、チーム全体の出塁能力をさらに向上させる。さらに、リーグ最下位だった盗塁数についても、西川選手の獲得で一気に解消されることが見込まれる。
中軸は、浅村栄斗選手・島内宏明選手の3・4番が居て、脇を固める鈴木大地選手・岡島豪郎選手・茂木栄五郎選手の打撃技術も相手にとっては脅威だ。しかし、リーグ4位タイと苦しんだ長打率を改善するためには補強が必要だった。
そこに獲得したのが、昨シーズン3AのMVP・マルモレホス選手、ヤンキースの元プロスペクト・ギッテンス選手、ドラフト2位ルーキー・安田悠馬選手という面々。3人揃って驚異的なパワーを誇り、チームの課題だった長打力改善に大きく貢献してくれそうだ。マルモレホス選手・ギッテンス選手の日本野球への完全フィットは遅れそうだが、安田選手は練習試合・オープン戦でアピールを続けており、期待できる。
代打陣を見ると、右の長距離砲・和田恋選手の本格覚醒に期待がかかる。オープン戦では4番に起用されるなど、首脳陣からの期待は高い。銀次選手、渡邊佳明選手、小郷裕哉選手、黒川史陽選手と左打者は豊富にいるので、ここで右の長距離砲が1枚入ることができれば、一気に層は厚くなる。
機動力の面では、前述の西川選手はもちろんのこと、レギュラーショート最有力の山﨑剛選手、巻き返しを誓う小深田大翔選手、未完の大器・辰巳涼介選手といった選手たちの活躍は必須だ。代走起用が増えそうな武藤敦貴選手や村林一輝選手にも期待したい。
・守備力
今シーズンに関しては守備力に多少の不安がある。
・セカンドの浅村選手の守備指標が少しずつ悪化していること
・センターがゴールデングラバー・辰巳選手ではなく、西川選手になりそうなこと
攻撃力・機動力を高くすることを考えれば、多少の犠牲は目を瞑るべきだが、昨シーズンよりは守備力は低下しそうだ。
その分、ゲーム終盤に登場する守備固めの重要性は増すことになる。守備固めで出場する選手達のパフォ―マンスには注目したい。
・選手層
捕手は前述した安田選手を筆頭に、太田光選手、炭谷銀仁朗選手、田中貴也選手と横一線の競争となりそう。若手の堀内謙伍選手や石原彪選手といった選手たちが台頭することができれば、さらに層が厚くなる。
内野の控え候補には、前述した銀次選手、和田選手、小深田選手、黒川選手、村林選手といった選手達が並び、ベテラン・川島慶三選手も加わった。レギュラー陣に故障者が出た場合でも、短期間であれば十分に埋めることができるだろう。
外野では、田中和基選手や前述の小郷選手、辰巳選手といった選手達が控えている。内野と同様、レギュラー陣に有事が起きたとしても、カバーできるだけの人材はそろっている。武藤選手、オコエ瑠偉選手といったスピードを武器にした選手がここに加わることができれば、より良い。
チーム浮沈のキーマン→浅村栄斗選手
理由・・昨シーズンは67打点と本調子ではなかったイーグルスの主砲。四球数は101とさすがだったものの、やはりこの選手は打ってこその選手。
今シーズンは35本塁打100打点を目標に、チームを引っ張って欲しい選手だ。
ブレイク期待選手→安田悠馬選手
理由・・イーグルス期待の生え抜き長距離砲候補。生え抜き初の30本塁打を期待できる逸材で、今シーズンはそのための土台作りのシーズンとなりそうだ。ルーキーではあるが、強打のキャッチャーとして2桁本塁打を期待したい。
今回はここまで。次回は2位予想のマリーンズについて書いていく。
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以上