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若手の活躍がチームを強くする ベイスターズ編②

前回、上茶谷投手・京山投手・飯塚投手について書いていきました。今回は残り4人の投手について書いていきます。


・阪口 皓亮投手(20歳)

北海高校出身の2年目右腕。

186センチの長身から投じられるストレート、カットボールなど本格派右腕としての素質の大きさを感じさせてくれる投手です。

今年5月3日には、甲子園でのタイガース戦でプロ初先発を果たすと5回無失点の好投を見せてくれました。(その後、救援陣が打たれて勝ち負けはつかず)

去年もルーキーながら、2軍で80イニング以上を投げ、ローテーションで投げる感覚を体に叩き込まれるほど期待されています。


さて、この阪口投手ですが、まだ高卒2年目ということもあるのでしょう。安定性という意味ではまだまだ不安が残ります。実際、今年の2軍戦でも打ち込まれる試合が多く見受けられ、「圧倒する」というところまではまだいけていないところです。また、2軍では39イニングで26四球3死球四死球も多いですね。

今後の課題は安定性の向上、制球の向上といったところでしょうか。

しかし、素質の高さはチーム随一です。2年後、3年後に1軍の先発ローテーションに「本格的に」加わって来るかもしれません。


・勝又 温史投手(19歳)

日大鶴ヶ丘高校から今年ベイスターズに加わった速球派右腕。

「速球派」と書いているのでもうお分かりかと思いますが、この投手の武器は何と言っても、早く、重く、そして怖さすら感じさせるストレートです。高校時代からそのストレートは注目されていました。150キロを超えるストレートは、1軍首脳陣にも注目され、春季キャンプでは1軍の練習試合でも登板をするなどしました。現在、2軍では12イニング投げて14奪三振とイニングを超える三振数を奪うなど、すでに大器の片鱗を見せつつある勝又投手。将来的には先発かリリーフか、どちらで使われることになるんでしょうか。ちなみに筆者個人的には、その奪三振能力を活かして、絶対的守護神として活躍する姿を見てみたいという気持ちが強いです。


・中川 虎大投手(20歳)

和歌山・箕島高校出身の高卒2年目の右腕。背番号は3桁の104番。いわゆる「育成選手」と呼ばれる選手です。

そんな中川投手ですが、実は今年、2軍では最も多く投げている投手なんです。チームで唯一規定投球回に達しており、1年間ローテーションで投げる感覚を掴ませるために今年は2軍でローテーションに入って好投を続けています。6月12日時点で6勝3敗、55イニングを投げ、防御率は2.62。さらに奪三振は53個とイニング数に迫る三振数。四死球は29四球1死球と少なくありませんが、この辺りはこれからまた良くなるところでしょう。贔屓目なしに好成績です。今年中に支配下登録されるかという期待もありますが、まだ20歳であることに加え、先日ソリス投手が入団したこともあり、支配下選手が69人になっています。緊急時の補強用に枠を1つは残しておかないといけないかと思いますので、今年の支配下登録は難しいところです。しかし、来年は春季キャンプからチャンスを与えられるのではないかと思われます。

育成選手からのサクセスストーリーは実現するのか。「隠れた未来のエース候補」(隠れてはないか(苦笑))、中川投手の躍進に期待です。


・櫻井 周斗投手(20歳)

今シリーズ、唯一の左腕。

日大三高出身の2年目の投手です。

この選手の名を全国に轟かせたのは、当時早稲田実業の清宮選手を5打席連続三振に打ち取った2年秋の東京都大会決勝でしょう。そうした実績もあり、2017年のドラフト5位でベイスターズに加わりました。

実はルーキーだった昨年もキャンプからオープン戦で1軍に帯同、好投していたのですが、残念ながら開幕は2軍スタート。それに気落ちしたわけではないでしょうが、2軍でも洗礼を浴び、防御率7点台と苦しみました。


しかし、2年目となる今年、2軍で17試合27イニングを投げて、防御率は1.67。好投を続けていました。すると、交流戦を迎えた1軍に合流・昇格を果たします。実力で昇格を勝ち取ったわけです!さらに、7日のライオンズ戦で登板。日本球界を代表するホームランバッターの山川選手から三振を奪うなど1イニング2奪三振、無失点と素晴らしいデビューを果たします。さらに12日時点では、まだ1軍に帯同し続けています。


この櫻井投手といえば、清宮選手を封じ込めたスライダーに注目が集まりますが、ストレートにも力があります。さらに、ベイスターズ加入後にチェンジアップも習得しました。


さて、

・左投手

・高校2年時に注目を集めたスライダー

・注目された高校3年の夏は甲子園出場を逃す

・チェンジアップを覚え投球の幅を広げた


こうしたところで共通点を持つ投手が1人います。イーグルス松井裕樹投手です。松井投手も高校2年の夏の甲子園で1試合22奪三振を奪い、その時に凄まじいスライダーが注目を浴びました。しかし、3年の夏は県大会で敗退し、甲子園出場を逃しています。しかし、イーグルス入団後はスライダーに加えて、ストレートとチェンジアップに磨きをかけ、今や球界屈指のクローザーとなりました。


櫻井投手も松井投手との共通点が多く、もしかしたらクローザーとしての適正があるのではないかと、にらんでいます。でも、先発で躍動する姿も見てみたい。贅沢な悩みですね。


櫻井投手の将来はどのような起用法となるのか、今から楽しみです。



以上

若手の活躍がチームを強くする ベイスターズ編①

最近、仕事が多忙で全然ブログを書いてきてませんでしたが、久々に更新しようと思います


さて、今シーズンのプロ野球は各球団で若手選手の躍動が目立ちます

特に凄いのは東京ヤクルトの村上選手。19歳で早くもチームの4番に座る試合もあり、6月9日時点で48打点はセ・リーグトップ。16本のホームランを放ち、チームトップ。しかもそのホームランは説得力抜群、圧巻の一言。構え、立ち姿からも圧倒的な風格を感じさせ、「打ちそうだな」と思わせてくれる選手です。これでまだ19歳ですからね・・・末恐ろしい。

近い将来、間違いなく日本代表の4番を背負うことになるでしょう。


阪神の近本選手もいいですね。

俊足巧打の選手ですが、意外にもパワーもあります。(すでに5ホームラン)

16個の盗塁も決めていて、チームの切り込み隊長として不可欠な存在になってきています。


東北楽天では辰巳選手・小郷選手・渡邊選手・太田光選手の4人が一軍出場。先日の中日戦では4人揃ってのスタメン起用というかなり珍しい場面もありました。チームも好調な中でレギュラー争いに加わる訳ですから、並の選手たちでないことは間違いないです。


日本ハムの清宮選手も怪我から復帰して、いよいよ本格的に一軍でレギュラーとして出場するようになってきそうな感じです。まだ、ホームランは1本ですが、調子が上がれば量産できることは昨年に証明済み。ここからの80試合ちょっとの間にどこまで打てるか、注目は集まります。


さてそれでは、私の応援してやまない横浜DeNAベイスターズオリックス・バファローズの若手選手達はどうなのか。

実は私、この2チームこそ「12球団トップクラスの若手の宝庫」と見ています。そこで、今回から3回は横浜DeNAベイスターズの若手選手達について書いていこうと思います。

(バファローズ編はまた別の機会に書いていきます)


投手陣

右投げ

上茶谷投手・京山投手・飯塚投手・阪口投手・勝又投手・中川虎大投手


左投げ

櫻井投手


こうして書くと、「左投げ少ないな」と思われるかもしれませんが、これは直近5年間のドラフトがかなりうまくいったことが大きな理由でしょう。

ここには「あえて」名前を入れませんでしたが、現在のベイスターズ投手陣の中心には、24〜27歳の左投げの投手が名を連ねます。現在は編成上、リリーフに回っている石田投手(2014年ドラフト2位・27歳)、説明不要のエース・今永投手(2015年ドラフト1位・26歳)、今シーズンすでに2完封、不可欠な存在の濱口投手(2016年ドラフト1位・25歳)、昨年新人王の東投手(2017年ドラフト1位・24歳)、育成枠からの飛躍を遂げた左の中継ぎ・砂田投手(2013年育成ドラフト1位・24歳)、そして忘れてはいけない、160キロサウスポー・エスコバー投手も27歳(!?)

こうした投手達の存在もあり、現在は右投手の育成に力を入れていると言ったところでしょうか


ちなみに、現在3勝を挙げ、ルーキーながら随一の安定感を誇る大貫投手は今永投手と同じ年齢ということで今回は除外してます。

また、綾部投手はケガのため、平良投手は移籍組ということもあり、今回は除外としています。


さて、今回の対象の7人。この7人については今後、チームの中心として活躍してもらわないと困るわけです。そんなプロスペクト7人を簡単ですが、紹介していきます。


・上茶谷 大河投手(23歳)

京都学園高校から東洋大学を経て今年加わった期待の即戦力ドラ1投手

大学3年までは血行障害もあり、なかなか力を出せませんでしたが、4年次に一気に花開き、一躍プロ野球選手の仲間入りを果たしました。

開幕から先発ローテーションに入り、いいピッチングはしていましたがなかなか勝ちに恵まれず。すると調子を崩し、5月11日の登板を終えて0勝3敗という成績。しかし、18日のスワローズ戦でプロ初勝利を挙げると、そこから3連勝。しかも6月1日のスワローズ戦ではプロ初完封もあげるなど、一気に評価を上げてきました。

魅力は「投手としての総合力」でしょう。基本的にコントロールがよく、四死球で自滅しないです。無駄な出塁はさせないですし、仮に四死球を与えたとしても、攻めた結果の四死球が多いので、そこまでリズムも崩さないです。実際、先日のライオンズ戦も5回で5四球出してますが、失点は2点。テンポも悪くなく、5四球も出していたことに驚くくらいでした。

それから持ち球のクオリティもいいです。ストレートはもちろんですが、スライダー・カットボール・チェンジアップ、いずれも高品質です。

ストレートの調子が悪くても他の球種を使いながら試合を作ることができる能力はルーキーとは思えないほどです。

まずこの上茶谷投手が投げる試合はおかしな展開の試合にはならないだろうと、安心して見ていられるという印象です。


・京山 将弥投手(21歳)

滋賀・近江高校出身のプロ3年目

首脳陣からの期待は高く、1年目から2軍でローテーションを回り、1年間通して投げると、2年目には1軍の開幕3戦目の先発マウンドに抜擢されます。その試合で、強力スワローズ打線を6回途中1失点に抑え、プロ初勝利を収めます。9月の中日戦(加賀投手の引退試合ですね)では、加賀投手の後を受け、8回2/3を投げきり1失点、実質完投勝利を収める活躍もありました。結局2年目で6勝を挙げ、今年はさらなる飛躍も期待されましたが、ここまで勝利はなく、6回以上投げた試合もありません。

スタミナがないということはないはずなんですが、どうも1軍での試合では相手打線の2回り目からおかしくなることが多い印象です。制球を乱して自滅、なんて試合もよくあります。開幕2戦目の中日戦なんかは典型的でした。

しかし、試合を見たことがある人なら分かると思いますが、好調時のストレートの伸びは凄まじいものがあります。そのストレートが外角低めに決まる時は、まず手をつけられないですね。それからチェンジアップも素晴らしいんです。バッターがストレートだと思ってバットを振った時にはまだベースまで来ない。思わずもう1回振ってしまうのではと思ってしまうほどのブレーキが効いたボールです。(広島時代の丸選手がよくこのボールに空振りしていた印象です。)

こういう武器を見てしまってるので、本当に期待してるんですよね。早い段階で1軍のローテーションに加わってくれると信じてやまない投手です。


・飯塚 悟史投手(23歳)

新潟・日本文理高校出身の5年目右腕

日本文理高校時代には、チームを夏の甲子園ベスト4に導くなどの活躍で注目されていたはずなのですが、なぜかドラフト7位という順位でベイスターズ入りをしています。(打撃もかなりの素質があるので、本当に謎の下位指名だったと思います。)

190センチ近い長身から放たれるストレート、フォークボールは威力があります。

3年目に1軍で初登板を果たし、1勝をあげると、4年目には先発ローテーションの一角を担う時期もありましたが、とにかく勝ちに恵まれず、現在の通算成績は2勝9敗と勝てていません。

迎えた5年目の今年、2段モーションに変えてストレートの球速が5キロほど上がり威力が増しました。それもあり開幕ローテーション確実かと思われましたが、ケガで出遅れてしまいました。

しかし、ここ最近2軍で長いイニングを投げ、しかも内容もいいとのこと。いよいよ1軍に復帰してくれる日も近いかと。

ベイスターズの先発投手陣、実は長身の投手が少ないんです。

井納投手は188センチありますから、長身と言っていいでしょう。

しかし、上茶谷投手や大貫投手が181センチありますが、プロ野球選手としては普通くらい。今永投手は178センチで濱口投手は173センチ、東投手は170センチです。もちろん身長で試合をするわけではありませんが、1つの武器としてやはり重宝しますからね、身長の高さは。

そういう意味でも飯塚投手には、長身先発枠としても期待を込めているわけです。そして何より筆者と同じ新潟出身としても期待してる選手です。

早く1軍でシーズン複数勝利をあげる時が来ることを期待しています。



以上

監督・選手批判の是非②

世の中にある采配批判というのは、結果論がほとんどです。

しかし、ちゃんとしたものもあります。

その起用にどのような意図があるか、その前にどのような伏線があったのかをしっかりと考え、その上で「なんでだ?」「これはおかしいのではないか?」と思ったもの。そういうちゃんとした思考を経たものはやはりしっかりしたものが多いです。こういうものであれば、「ああ、そういう考えもあるんだな」という気持ちにさせられます。


逆に「ちゃんとしていない批判」として代表的なものは、感情論ですね。

「私はこの監督・選手が嫌いだから、なんでも批判する!」みたいな。

「批判『してやってる』自分は凄い!」という感じが出ている自惚れた批判も良くないですね。大体こういうことを言う人は内部の状態とかそれまでの過程を知ろうとしない人が多い印象です。

特に最近はひどいものが多いですね。相手が言い返さないことをいいことに言いたい放題。誹謗中傷、人としての尊厳も踏みにじるような内容もあり、もはやイジメと一緒ですね。(しかもこういう人に限って、イジメのニュースに対して『人を虐めるとは最低だ』とか言うんですよね。自分も平気な顔してやってるのに。)

おそらくこういうタイプの人は、「監督という職業を持つ人間に啖呵をきっている自分」に酔ってるんでしょうね。

(その時の状況とか伏線とか言われたら何も答えられないんでしょうけど)


少し話が長くなりました。今回は私がもっとも嫌っている「キャッチャーのリードに対しての批判」について書いていきます。


「同じ球種を続けるから打たれるんだ」

「ストレートに合ってないのに、変化球を投げるから打たれるんだ」


まあ多いですよね、こう言う言葉。

テレビとかでもよく聞きます。プロの解説者とかでもよく言っていますよね。

でもこれ、「結果論」でしかないですよね。

「キャッチャーのリード」は言ってしまえば、「正解のない問題」です。正直、采配以上に難しいと個人的には思います。

普通に考えたら、ファンがとやかく言えるようなものではないと思うんです。

ところが、言う人っているんですよね。特に「それまでの伏線とか傾向、状況を考えてない人」に限って言う傾向がありますね。


例えば、初球の速いストレートに全くタイミングが合っていないスイングをした選手がいたとします。

では、次にキャッチャーは何を投げさせるか。


ストレートを投げさせる。これは1つの有用な選択です。全くタイミングが合っていない速球にたった1球で修正して合わせるのはプロとは言えども、かなり難しいはずですから。

変化球を投げさせる。これもまた有用な選択です。同じ球種を続けて投げて打たれるというのはよくある話です。また、初球はあくまでも合っていない「フリ」という可能性もありますから。


これだけでもすでに正解などないというのがわかります。素人がリード批判をすることなどあり得ないということが分かるはずです。


さらにキャッチャーは相手のバッターの仕草や調子、ピッチャーの調子、スコア、ランナーの状況、アウトカウント、守備体制、その後の配球のシナリオ・・・色々な要素を加味して次のボールを決めるわけです。私たちには到底想像のつかない世界です。


それにもかかわらず、いるんですよね、批判する人。

こういう人って普段どれだけ野球を見て、どれだけ知ってるのかなって思うんですけど、実は全く知らないっていう人が多いです。「じゃあ、あなたならどういう配球にするの?」って聞くと言葉に詰まります。そして、

「結果として打たれたじゃん!」「プロは結果が全てなんだから!」みたいな感じのことを言います。もうメチャクチャですね。


あと、よく見るのが、「打たれたのは全てキャッチャーのリードが悪い」っていう人ですね。


これ、ピッチャーがキャッチャーの構えたコースに100パーセントの確率でしっかり投げ込んでいるのにもかかわらず球種を読まれて打たれてるとかなら、100歩譲ってわかります。(批判してる時点で本当はダメなんですが)

でも、逆球が多い投手、コントロールが悪い投手の時なんかはリードのしようがないわけです。ところがそういうパターンだとしても、「キャッチャーのリードが悪いから」の一言で済ませる人が多いです。ひどいものですね。


正解がなく、監督の采配以上に難しいという印象すら与えるキャッチャーのリード。この点について、そのチームの首脳陣が苦言を呈するのはまだしも、ファンの人たちが批判をするのはナンセンスかと思います。



以上


監督・選手批判の是非①

4月27日時点、横浜DeNAが9連敗しています。オリックスも借金5の最下位。そうなると出てくるのが「監督・選手批判」です。

ここ最近、SNS上では監督・選手批判が相次いでいます。

 

私自身はなるべく監督・選手批判はしないようにしています。(意図を考えてもどうしても判らない場合は多少思うところもありますが。)

なので、事あるごとに批判をする人の気持ちがわからないというのが正直なところです。(笑)

もちろん批判を全否定するつもりはありません。「『意図もしっかり考えた上で』的を得ているもの、結果論に流されず一貫したもの」はそれは1つの意見として尊重されるべきだと思います。

しかし、最近はあまりにも「レベルの低い」、「度が過ぎている」、「もはや批判ではなく暴言・誹謗中傷」、「勘違い発言」が多すぎるように感じていたので、それについて2回に分けて書いていこうと思います。

 

・投手継投や選手起用に関する批判

これは一番多いものですね。

これについては「しっかりとした意見」と「ただの結果論」の2択になる傾向です。

 

例えば、4月19日の広島-横浜DeNAでの選手起用について

8回表終了時、1点リードしていたDeNAはソト選手と筒香選手を下げて、守備固めで柴田選手と関根選手を入れました。しかし、8回裏に同点に追いつかれ、10回裏に逆転サヨナラを喫しました。

その際に出ていたコメントが「1点差で守備固めを入れて勝てるわけがない」「主砲2人を下げるからこんなことになるんだ」といったものです。

これらのコメントについては「伏線がある」ということを忘れているという印象です。

まず、ソト選手について。交代の理由としては2つあると考えています。

①8回表の攻撃

この試合の8回表、ソト選手は先頭バッターとして四球を選び、塁に出ました。ラミレス監督は代走に関根選手を起用しています。

これは当たり前の交代です。1点リードとはいえ、相手は広島で前日に逆転勝ちをして復調傾向にある。しかも相手のホームとなれば8回・9回を1点リードで安心することはできない。さらに、DeNAは直前の中日戦で2試合で2得点、この試合も1点しか取れていない。筒香選手・ロペス選手・宮﨑選手と続くとはいえ、相手のレグナルト投手は球に力もあり、その投手からホームランを期待するのはさすがに難しい。そのなかで少ないチャンスを活かすということを考えれば、足の速い関根選手を代走に送るのは当然です。1本のヒットで点を取れる可能性が少しでも高まる。場合によっては盗塁などの機動力を使うこともできるわけですから。

 

②守備面の不安

4月9日の阪神戦でソト選手は逆転タイムリーエラーを冒しています。(上茶谷投手の初勝利が消えたあの試合です)

(そういえば、この試合後は「守備固めしないからエラーで負けるんだ」「守備を疎かにするから負けるんだ」というコメントが多かったですね。)

 

「あの時はライト、この広島戦はセカンドだから無関係」ということを言われそうです。が、内野と外野で守備機会が多いのがどちらか、広島が足の速い選手が多い(野間選手や菊池選手、安部選手や鈴木誠也選手など)ため、セカンドへの内野安打になる率を少しでも減らすこと、単純な内野守備力を考えれば、これも当然の選択です。

 

次に筒香選手について。これについても2つあります。

①守備面の不安

ソト選手の2つ目の理由とかぶります。筒香選手も決して守備の名手というわけではないので、交代させるというのは当然かなと思います。打順をみても次の打席が回ってくる率のほうが低そうでしたし。ただ、これについてはあまり重要な理由ではないでしょう。

 

②右肘デッドボールの影響

これが重要な理由でしょう。

4月13日の広島戦で右肘にデッドボールを受けて交代しています。

19日時点で右肘が完全に回復したわけではないはずです。打線が好調であれば、復帰はもう少し遅くして万全の状態にしてからというのも考えていたはずです。しかし打線が低調なため復帰を若干早めた。しかし1点リードの終盤、しかも打順が回る率が低いとなれば話は別です。

そもそもデッドボールを受けたのが送球するほうの右肘ということが批判家の人達の頭に入っているのかが疑問です。

 

投手継投でも批判があります。特にひどかったのが4月25日の阪神戦での山﨑投手の9回起用についてです。

ハマスタでの阪神戦で1点リードの9回に出すから負けるんだ」「相性を考えろ」

これについては、もう的外れもいいところです。結果論で言っている以外の何物でもありません。

守護神を頻繁に変える、相性で簡単に変えるチームはまずほとんどありません。それまでに毎試合失点しているほどの不調をいうのなら別ですが、そういうわけでもありません。さらに前々日の調整登板では同じ阪神を相手に簡単に三者凡退で抑えていました。

パットン投手が万全とか、三上投手がいれば、また起用法も少しは考慮されるのでしょうが、基本的に9回は山﨑投手と役割が決まっているわけですから。至極当然の選択です。

まあ、山﨑投手じゃない別の投手が投げて打たれたら、「9回に山﨑投手じゃない投手を出すからだ」「守護神を信頼できないチームに未来は無い」とか言うんでしょうけどね、結果論でしか言えない人は。

 

オリックスについても批判コメントがひどいです。今年はともかく前年までは的外れもいいところというコメントが多すぎました。特に野手陣の起用法では目を覆いたくなるような批判が多かったです。(書いていたら本当に悲しくなるようなものばかりなのでここでは書きません。)

 

 

例えば監督が「この選手は個人的に好きだから能力が低くても使う、あの選手は個人的に嫌いだからどんなにスゴイ成績を残そうが使わない」とかの発言をしたのならそれは批判されて当然です。それは勝敗を賭けた世界でそんなことをしたらいけないわけですから。(その選手がよほどの素行不良で規律を乱しまくっているとかなら別なんですけど。)

ですが、そうでないのであれば最低でも意図は考えるべきではないかと思います。

 

今回はここまでにします。次回は2回目を書いていこうと思います。

 

 

以上

片渕浩一郎監督の解任。どうなるアルビレックス新潟

4月14日、アルビレックス新潟は片渕浩一郎監督の解任と、吉永一明アカデミーダイレクターの新監督就任を発表しました。

個人的に片渕前監督には、昨年のJ3降格危機からの脱出も含め、「よくやってくれた」という印象が大きいのですが、やはりそこはプロの世界。本当に厳しい決断を下したということになります。


結果的に片渕体制最後の試合となった山形戦。結果は2-2の引き分けで、それほど悲観するものではなかったと言えます。
ですが、失点シーンを見ていくと、「昇格を目指すチームにしては・・」という印象も受けてしまいます。特に1点目の崩され方はその印象を強く受けるものでした。新潟の右サイドを完全に崩されて、「ど」が付くほどのフリーでクロスを上げられ、頭で簡単に合わせられる。
去年の長期連敗の時に、飽きるほど見たようなシーンです。
その前の8節岡山戦でも、後半開始から5分以内に2失点。これも去年に飽きるほど見たシーンです。
今年は「負けないサッカー」を目指して、守備から入るスタイルを取っているチームのはず。(私もこのスタイルについては良く思っていましたし、実際に失点も少なくなっていたのも事実です。)
しかし、守備重視の内容面で不満を述べる方も多かった。そこに、あのような失点シーン。
厳しく言えば、あまりにもお粗末な姿を見せていたとも言えます。

「このままでは、去年の二の舞になる」という思いが出てきてもおかしくありません。今年のフロントの決断は早かったです。

さて、そんな中で新監督となったのは、吉永一明監督です。まず、この状況で監督を引き受けてもらえたことについて、感謝しないといけないです。山梨学院大付のヘッドコーチや監督、J1清水などでもヘッドコーチを務めるなど指導歴が長く、さらには新潟シンガポールでも監督をされていて、4冠制覇を達成するなどの実績を残されています。

過去の吉永監督のインタビューを見たのですが、
「相手を見て、どこで優位を作れるか。その時に周りはどこに立つのかを考えれば良い
というコメントがあり、「サイド攻撃にこだわる」「中央から攻めないといけない」という感じではなさそうです。対戦相手をしっかり分析しているからこそのコメントだと思います。逆に言えば、個の能力が非常に大切になるとも言えます。
そうなると、外国人アタッカーの重要度はさらに高くなりそうです。特にスピードのあるフランシス選手、チョヨンチョル選手。圧倒的なテクニックを備えるシルビーニョ選手。恐らくこの3人については、スタメン起用がかなり増えてくるのではないかと思われます。
システムも大きく変わる可能性があります。現在は4-4-2ですが、スピードのある選手を活かすための4-3-3や、中央にシルビーニョ選手を置く4-2-3-1を使うことも増えてくるのではないかと思われます。次の東京ヴェルディ戦でどういったメンバー、システムとなるのでしょうか。


今日の会見の中で新潟・是永社長は、「今年の選手のポテンシャルは高い。今年昇格を逃したら、何年後になるかわからない」という趣旨のコメントを出しています。相当な覚悟でこの決断を下したことかと思われます。
吉永新体制での初戦は20日東京ヴェルディ戦。新監督初戦から苦手ヴェルディとの試合という難関から始まります。しかし、苦手とかそんなことを言っていられる状況ではありません。監督交代のこの状況、「今年昇格を逃したら何年後になるか分からない」というコメントを出し、この決断を下した社長の覚悟に、選手たちは何を感じるのかが分かる試合になってきます。
勝利以外は許されない試合が続きます。

以上

激しいポジション争いの中で、ピンチを迎えた戸嶋選手とレオナルド選手

現在、3勝2分3敗の勝点11、9位にいるアルビレックス新潟


正直、開幕前の練習試合や開幕直後の対戦相手を見たときには、かなり厳しいことになるかもしれないと思ったものですが、それなりの成績を収め、上位に食らいついています。

柏レイソル大宮アルディージャといった昇格候補本命のチームも決して波に乗れているとは言えないので、「中盤戦まではしっかりと上位に食らいつき、終盤戦で一気にまくって昇格」なんてシナリオを描きながら、ニヤニヤしている筆者です。


さて、今回のテーマ

タイトルの通りです。戸嶋選手とレオナルド選手のことです。


まずは、今年のアルビレックスのスタメンの変遷をご覧いただきます。

今年の開幕直後のスタメンはこちらでした。


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この11人で今年はスタートしました。この先発メンバー、第3節までは固定されていて、「今年はこのメンツを軸にするのか」と思った方も少なくないかと思われます。


その後まず変化を加えたのは前線です。第4節の横浜FC戦の先発は、

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達也選手のところにシルビーニョ選手を入れました。レオナルド選手を孤立させないことと、ベテランの達也選手を毎試合スタメンというのはリスクがあるというところでしょう。

続いて5節の福岡戦では、f:id:kka2b:20190410000844j:plain


シルビーニョ選手から達也選手に戻しました。前線からのプレスに活路を見出したかったのでしょう。


6節の徳島戦では、f:id:kka2b:20190410001038j:plain

シルビーニョ選手と新太選手のツートップで挑みました。片渕監督は圧力をかけてくる徳島の背後を突きたいという意図をもってこのスタメンにしたと語っています。

(ここで初めてレオナルド選手がスタメンを外れます。)

そしてこの試合、戸嶋選手は精彩を欠いていました。すると後半頭から渡邊凌磨選手との交代を命じられます。


すると、第7節の町田戦

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戸嶋選手ではなく凌磨選手がスタメンに、さらに前線も矢野貴章選手と渡邊新太選手のツートップになります。(レオナルド選手はベンチ外)

そしてこの試合、凌磨選手が素晴らしいJ初ゴールを決め、勝利しました。


そして、直近の第8節の岡山戦

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前線は平松選手と達也選手に、残り9人はそのままという形です。

そしてこの試合、途中出場したシルビーニョ選手とフランシス選手の活躍で価値ある勝点1をもぎ取ります。


ここまでの8試合でのスタメンの特徴としては

ボランチより後ろはまず固定

・前線は対戦相手や選手のコンディションによって選択肢が多い。だが、一度でもスタメン起用された選手の「ほとんど」が3試合連続でスタメンを外れるということはない。

・また、前線については、競争意識を高めるために練習で良かった選手にはすぐにチャンスを与えている。

(例→平松選手や凌磨選手など)


ということです。


さて、ここからが本題です。

レオナルド選手は第6節から3試合連続でスタメン外、それどころかベンチにも入っていません。いわゆる先ほど書いた「ほとんどの選手」からも漏れてしまったということです。

さらにチームに不可欠と思われた戸嶋選手が2試合連続でメンバー外なんです。

2人ともケガという情報もないので、単純に考えれば「競争に負けた」ということになります。


原因を考えると、レオナルド選手はゴールゲッターとしての実力不足といったところでしょうか。5試合出場でPKでの1点のみでしたから。

ポストプレーなどは試合を重ねるごとに良くなってました(福岡戦では達也選手の幻のゴールを生み出す、いいポストプレーを見せていました)が、チーム全体として決定力不足の状態が続いていたことで、より直接的にゴールを期待できる選手を求めたのでしょう。

その結果がスピードのあるフランシス選手やチョヨンチョル選手といったプレイヤーの起用にもつながっています。

しかも、フランシス選手が2ゴールを決めたことで、レオナルド選手の立場は苦しくなってきているのは間違いないです。


そして戸嶋選手です。

昨年、そして今年の開幕直後を見て、戸嶋選手がメンバー外にまで落ちるとは誰も想像できなかったのでは無いでしょうか。

そんな戸嶋選手がスタメンから外れた理由も、おそらくレオナルド選手と近い理由でしょう。いわゆる「ゴールを期待できる選手を使いたい」といったところかと思われます。

戸嶋選手の特徴は豊富な運動量とインテリジェンスに富んだポジショニングの良さ、攻守の切り替えの早さといったところです。バランス良く攻守に貢献できるといったところでしょうか。一方で、サイドアタッカーとしては、突破力や創造性という面でやや不安があります。


その戸嶋選手に代わってスタメンに起用されたのが、凌磨選手です。凌磨選手の特徴は卓越したテクニックと突破力にあります。一方で守備面や運動量の不足といったところに不安がありました。戸嶋選手と比べると対極とも言えるタイプでしょうか。

ところが途中出場した6節の徳島戦でチームの攻撃のリズムを変え、流れも変えると、7節の町田戦で決勝ゴールを決めるなどの活躍。しかも90分間戦い抜き、完封勝利にも貢献しました。チームの攻撃力の向上に間違いなく貢献し、今のチームにおいては外すことはできない選手です。

そうなると、戸嶋選手を使うポジションとしてはボランチということになりそうですが、カウエ選手と加藤大選手がいいだけに、牙城を崩すのは容易ではありません。

ベンチに入れるにも、攻撃の切り札にするには個の能力の面で少し弱い。守備を考えて入れたとしても、凌磨選手が成長を続ける今だと、なかなか変えづらい。その結果、メンバー外といった現在の状況に繋がっているように思われます。



では、この2人はこのまま「スタメン争いに加わることができないのか?」

答えは「NO」です。


まず、2人とも若いです。

戸嶋選手は今年で24歳、レオナルド選手も今年で22歳という非常に若さが際立つ選手です。このまま堕ちていくことは考えられないです。というより、伸び代ばかり。これからの選手です。

さらに2人とも賢いプレーヤーです。戸嶋選手は言わずもがなですし、レオナルド選手も試合を重ねるごとにアルビレックスのサッカーに慣れてきていたようにも感じます。


片渕監督が「相手の特性や自チームの選手のコンディションをみて、戦術やメンバーを決める」起用法をしているという面から見ても、2人にはまだまだチャンスがあるはずです。


ただし、「継続して出られるか」ということになると少し話が変わってきます。

そのチャンスが与えられた時に結果を出せるかどうか。ここに尽きます。

7節にスタメン起用された凌磨選手もゴールという結果を示し、チームに勝利をもたらしたことで8節でもスタメンに名を連ねています。昨年に遡ると、それまでスタメン起用がほとんどなかった大武選手や川口選手が少ないチャンスの中で結果を出し、レギュラーになりました。


戸嶋選手やレオナルド選手はチャンスを迎えた時、結果を残せるか。それとも凡庸、それ以下の結果に終わってしまうのか。

この2人が次にスタメンの機会を与えられた試合は要注目です。



以上

開幕戦 8回裏のピンチでの続投 山岡投手は何を感じるか

2019パ・リーグ開幕戦
バッターは3番 近藤 健介選手

ここまでバファローズ開幕投手である山岡 泰輔投手は7回まで1失点、ヒットも2本に抑えていました。しかし8回に捕らえられ、この状況を作り出してしまいました。山岡投手はこの時点で105球を投じていました。さらに近藤選手には第2打席でタイムリーを浴びていて、それまで抑え込んでいたというわけではありませんでした。
通常であれば、勝ちパターンの投手をつぎ込んでもおかしくない場面です。澤田投手や吉田一将投手、左なら齋藤投手もいました。
しかし、ベンチの判断は「続投」でした。
結果としてはすでにご承知の通り。初球に2点タイムリーを浴びて、同点に追いつかれてしまいました。

出た結果だけ見れば、継投ミスとなってしまった形です。結果として、勝てた試合を落としてしまった訳ですから。

では、なぜあの場面で首脳陣は山岡投手を続投させたのか。
それまで強力ファイターズ打線を3安打で抑え込んでいたこと。その前の西川選手を打ち取っていたこと。これから多くの登板機会が見込まれるリリーフ投手を開幕戦から使い込みたくなかったこと。色々な事情があったことかと思います。
しかし、1番の理由は「エースとしての自覚を持たせること」ということではないでしょうか。

今年、バファローズは多くの主力を放出しました。特に投手陣では西投手と金子投手という2人の大きな存在を放出することになりました。そんな投手陣の中から開幕投手を任されたのは、23歳・3年目を迎えた山岡投手でした。1年目から即戦力として期待され、実際、その期待に違わぬ力を見せつけてきました。1年目8勝、2年目7勝をあげています。
しかしこの2年間、力を見せつけたとはいえ、2桁勝利が一度もありませんでした。打線の援護の少なさ、リリーフ投手が打たれて勝ちを失うこともありましたが、それを含めても物足りなさがあったことも事実でしょう。
首脳陣もそれを分かっていたのでしょう。早くから開幕投手に指名、さらに副選手会長にも任命しています。
しかし開幕前最後の登板。6回1失点と結果だけ見ればいいピッチングをしていましたが、緩慢なベースカバーをしたり、悪送球で自らピンチを作り出し、広げてしまうというミスを犯します。それに西村監督が激怒し、「開幕投手と副選手会長の剥奪」の可能性について言及するという事態が起こってしまいました。

普通に考えれば、6回1失点の投手にここまで言うことはまず無いはずです。あっても「苦言を呈する」くらいでしょう。しかし、西村監督がここまで言ったということ。それはすなわち「お前が『エースとして』チームを支えなければいけないんだ」という気持ちを山岡投手に持っているからということに他なりません。

2000年以降、Aクラスはわずかに2回。かつての強かったチームの影はすっかり消えて、負け慣れてしまったチームになってしまいました。そんなチームを変えるためには、山岡投手がエースとしての自覚を持ち、チームを引っ張るようになってくれることが必要です。
あの開幕戦での続投の判断も、チームを大きく変えるために、そして、山岡投手にエースとしての自覚をより強く持ってもらうために下した判断でしょう。

大事な開幕戦、あの場面での続投という首脳陣の判断。それを山岡投手はどう感じたのか。その答えは今シーズンが終わった後に出てくることでしょう。
「あの時の続投という判断が、『エース 山岡泰輔』を作り出した」と言えることを一ファンとして、期待してやみません。


以上