開幕から2か月経過した2026シーズンのプロ野球。
筆者が
〇ベイスターズ、バファローズのファンであること
〇マリーンズの今後数年の動きに注目していること
を踏まえて、今シーズンは可能な限り、上記3球団の「1カ月簡単に振り返りシリーズ」をやっていこうと思っております。
前回の「千葉ロッテマリーンズ 1か月簡単に振り返り(2026年3・4月編)」は以下の通りです。
kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com
今回は「千葉ロッテマリーンズの5月」を振り返っていきます。
【5月終了時点 チーム成績】
25勝27敗 勝率.481 5位 首位ライオンズと6ゲーム差
172得点(パ・リーグ5位)
196失点(パ・リーグ5位)
チーム打率.237(パ・リーグ6位)
チーム本塁打数38(パ・リーグ4位)
チーム防御率3.40(パ・リーグ4位)
チーム盗塁数25(パ・リーグ3位)
チーム失策数28(パ・リーグ5位)
【5月月間 チーム成績】
13勝13敗 勝率.500 5位
88得点(パ・リーグ4位)
96失点(パ・リーグ5位)
チーム打率.242(パ・リーグ5位タイ)
チーム本塁打数24(パ・リーグ4位)
チーム防御率3.28(パ・リーグ4位)
チーム盗塁数11(パ・リーグ3位タイ)
チーム失策数14(パ・リーグ6位)
【目標達成状況】
○13勝13敗⇒達成(13勝13敗)
○CS争いに付いていく⇒達成(3位ホークスと3.5ゲーム差)
【収穫ポイント】
投手陣から見ると、先発では小島和哉投手の復調、救援では中森俊介投手の復帰からの即活躍がものすごく大きい。
種市篤暉投手の離脱、田中晴也投手が伸び悩み気味(5月はまだ良くなったけど、こんなもんじゃないだろうと期待は高い)、木村優人投手も離脱、リリーフからロング投手を回さざるを得ないくらいには手薄な先発投手陣だが、小島投手の復調でなんとかなっているという状態。5年連続規定投球回到達の実績はダテではない。「左のエース」の復権で先発投手陣崩壊は免れた。
救援陣については、4月の振り返りの時にも書いたとおり、今シーズン通して相当頑張っている。しかし、先発投手陣の弱さもあって、救援陣の負担は日増しに大きくなっており、このままだとどこかでガタが来かねないと思っていたが、この状況下で中森投手が復帰したのは大きい。10試合登板で防御率0.00と圧巻の投球。流石の一言だ。
野手陣では、佐藤都志也選手の復調、小川龍成選手・友杉篤輝選手の二遊間が攻守両面で見せた大幅な成長、山口航輝選手の強打と、ポジティブな要素が多かった。
佐藤選手の復調で、弱点となっていた「捕手の打撃力」が改善されたばかりか、相手からアドバンテージを取れるほどのリーグ内でも有数のストロングポイントに様変わりしたのは大きい。
さらに、藤原恭大選手の長期離脱が確定し、「藤原・西川」の1・2番コンビが強制解体となったわけだが、小川選手と友杉選手が昨年までとは比較にならないほどの素晴らしい打撃を見せ、見事に1・2番コンビを形成。これにより、マリーンズ屈指の好打者である西川選手を3番に配置できるようになった。
これに加え、山口航輝選手が5月下旬に大活躍。月間6本のホームランを放つなどの大活躍を見せ、4番に定着。チームが期待し続けてきた「和製大砲」がついに本格覚醒の時を迎えるかもしれない。
小川選手・友杉選手でチャンスメイク→西川選手で返す、もしくはチャンス拡大→山口選手と佐藤選手が長打で返す
というパターンができるようになったことで、相手からしてみれば「ランナーを置いて上位に回したら厄介だ」という思考が出てくる。
すると今度は、下位打線に対する警戒が薄れるので、井上広大選手やソト選手のような「低打率だが、当たれば大きい」タイプや、髙部瑛斗選手や和田康士朗選手のような「塁に出すと盗塁してくる」選手を的確に配置して、結果として「どこからでも点が入る打線」が構築されつつあり、非常にいいスパイラルに入りつつある。
【誤算ポイント】
投手陣については、大きな誤算はない。強いてあげるとすればジャクソン投手が波が大きいなというところだが、全体通して「まあ、こんなもんでしょう」という印象。
先発投手陣がイニングを変えていないために、救援陣への負担がすごいことになっているのは気がかりだが、種市投手が離脱した時点である程度は予測できたので、「誤算」とは違うか。
その一方で、野手陣の誤算はかなり多い。筆頭は藤原恭大選手の戦線離脱。4割超えの出塁率を誇るリードオフマンの戦線離脱がチームに与えた影響は計り知れない。シーズン前半戦の復帰は絶望的。戻ってくるのはシーズン終盤という情報もあり、外野陣の選手層という意味では苦しい。幸いなことに「収穫ポイント」のところでも記載した内容のとおり、穴を埋めるべく全員でカバーしてくれたおかげで、離脱直後の急失速は免れたが、藤原選手抜きでこれから2〜3ヶ月戦うというのは心許ないところだ。
そこに輪をかけるように、寺地隆成選手の不振が加速してしまっている。月間打率.095はいくらなんでも想定外すぎし、流石に擁護のしようがないところまで来てしまっている。復調まで相当時間がかかりそうで、レギュラー確約と思われたサードのポジションも、2軍で好調だった安田尚憲選手の昇格(しかも初打席でホームラン)で、完全に白紙状態となった。20歳で規定打席到達を果たした昨年のような天才的な打撃を取り戻すのはいつになるやら…。
【6月の展望と目標ライン】
6月には21試合が行われる予定のマリーンズ。対戦相手としては、以下のとおり。
VSホークス3試合(ホーム)
VSファイターズ2試合(ビジター)
VSイーグルス4試合(ホーム3試合、ビジター1試合)
VSスワローズ3試合(ビジター)
VSジャイアンツ3試合(ビジター)
VSドラゴンズ3試合(ホーム)
VSベイスターズ3試合(ホーム)
長打力に期待できる日本人選手が出始め、攻撃力改善に少しづつメドがつきつつあるマリーンズの状況を鑑みながら、6月の目標ラインはどのラインになるかを考えてみた結果、以下となった。
○11勝10敗
○3位との差を3ゲーム差以内をキープ
攻撃の形が固まりつつあり、得点力に期待ができるようになり、リリーフにも主力が復帰。相手からしてみれば「やりにくいチーム」になりつつあるマリーンズ。6月戦線でも、その粘り強さでCS争いにしっかりついて行きたいところだ。
以上