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岐路に立たされた浦和レッズ カギを握るのはNo.10 柏木選手

レッズが岐路に立たされています。

 

2019年、ACLでは決勝進出を果たすなど一定の成果を挙げていましたが、Jリーグではわずか9勝(10分15敗)の14位。熱狂的なサポーターに支えられるホームでも4勝で終わってしまい、おまけにリーグ終盤15試合に限ってみれば、1勝7分7敗の勝点10(1試合平均0.66666点)。前半戦の貯金だけ残留を決めたといっても過言ではないくらいの体たらく。あまりにも寂しいシーズンを送りました。

 

低迷の大きな原因に挙げられるのは得点力不足。34試合で34得点、1試合平均1.00点リーグ15位の成績。かなり深刻です。興梠選手が12ゴールを挙げましたが、チーム2位は長澤選手の3ゴール。決して守備陣の強度に定評があるわけではないチームがこの得点力となってしまっては、低迷は当然というものでしょう。

 

 こういったゴールの少ないチームによく言われるのが、

「攻撃の回数が少ない」

「チャンスが少ない」

「シュートに持ち込めない」

というものです。

 

 では、レッズが多くの得点を挙げていた2015年~2017年の3シーズンと2019シーズンとで比較してみることにします。

(参考 2015シーズン 69得点 2016シーズン 61得点 2017シーズン 64得点)

 

 

 

攻撃回数(1試合平均)

2015シーズン 123.9回(リーグ15位)

2016シーズン 123.1回(リーグ10位)

2017シーズン 118.6回(リーグ14位)

 

2019シーズン 110.9回(リーグ15位)

(参考 2019年リーグ1位は横浜F・マリノスで122.5回)

 

シュート本数(1試合平均)

2015シーズン 16.7本(リーグ2位)

2016シーズン 17.4本(リーグ1位)

2017シーズン 15.2本(リーグ1位)

 

2019シーズン 11.7本(リーグ14位)

(参考 2019年リーグ1位は横浜F・マリノスで15.5本)

 

チャンス構築率(「シュート数÷攻撃回数」の1試合平均)

2015シーズン 13.5%(リーグ2位)

2016シーズン 14.1%(リーグ2位)

2017シーズン 12.8%(リーグ1位)

 

2019シーズン 10.5%(リーグ14位)

(参考 2019年リーグ1位はガンバ大阪で13.1%)

 

データ参照
ttps://www.football-lab.jp/uraw/season/ (頭に「h」を付けるとサイトに行けます。)

 

 

 

こうしてみると、「攻撃回数が少ない」というのは依然とさほど変わっていないようです。ところがシュート本数等を見ていくと、かなり大きな差が出ています。

「チャンスが少ない」・「シュートに持ち込めない」といったところは2019シーズンの成績に間違いなく影響しているといったところでしょう。

 

その課題を克服するため、レッズはこのオフどうするかが注目されました。しかし補強は上手くいかず。

大分で5アシスト(チームトップ)を記録し、パサーとしての才能を見せていた小塚選手にオファーを出すも、断られてしまいました。

ボール奪取のに定評のある選手を獲得し、少しでも相手陣地の近くから攻撃を行うショートカウンタースタイルに移行するかと思いきや、そういった意図の補強も見られず。(個人的意見ですが、磐田の田口選手鳥栖原川選手はボール奪取能力も高く、そこからのパスやセットプレーの正確さを考えても、獲得に乗り出すべきだと思うのですが。特に田口選手は「0円移籍」で獲得できるチャンスでもあっただけに。)

J2新潟で得点王に輝いたレオナルド選手を獲得しましたが、独力でドリブル突破・シュートまで待ちこむというタイプではなく、こぼれ球・ワンタッチでのゴールが多いタイプの選手。確かにシュートは抜群の上手さを誇りますが、レオナルド選手の代わりに守備を行う選手やパサーとなる選手がいないと孤立してしまうのではないかという懸念はあります。(J1初挑戦というところも不安材料。)

 

フロント陣が大槻監督の続投という判断を下していることから、恐らくチームスタイルは昨シーズンから変えずにというところでしょう。それでは2019シーズンと大きな変化の無い選手たち、チームスタイルの中でどうやって課題を克服していくか。

 

タイトルにも書きましたが、カギを握るのは「浦和のNo.10」柏木選手ではないかと考えています。

柏木選手の直近6シーズンの試合数・アシスト数は以下のとおりです。

2014シーズン 33試合  12アシスト

2015シーズン 33試合  5アシスト

2016シーズン 33試合  8アシスト

2017シーズン 27試合    8アシスト

2018シーズン    30試合 13アシスト

2019シーズン 17試合    0アシスト

 

データ参照
ttps://www.football-lab.jp/player/500647/(頭に「h」を付けるとサイトに行けます。)

 

やはり2019シーズンはおまけにおかしかったと見るべきでしょう。

怪我の影響で出場試合は大幅に減少。アシストはまさかの0と不調を極めました。青木選手やエヴェルトン選手、長澤選手も奮闘していましたが、柏木選手ほど「決定機を演出するパス」を出していたという印象は無かったです。

選手が大幅に変わらないこと、チームスタイルも恐らく変化が無いことを考えると、2019シーズンに不調を極めていた柏木選手の復活は絶対条件と言えるでしょう。

 

浦和在籍11年目。背番号10を背負っていることもあり、サポーターから槍玉に挙げられることも多い柏木選手。しかし2020年にレッズが再び輝くためには、この選手の決定機を演出するパスは必要不可欠です。「浦和の太陽」の復活はなるのか。今シーズンの注目点の1つです。

 

 

以上

 

2020年のプロ野球界 注目の的となっているイーグルスとマリーンズ

2020年になり、プロ野球のキャンプインまで3週間を切りました。

このオフ、ドラフト会議、FA宣言、各球団の補強や大物選手の移籍などで盛り上がりを見せたプロ野球界。2020年シーズンももう少しで始まり、「野球の季節」到来が今から待ち遠しいです。

 

そんな2020年のプロ野球界で注目されている2チーム、東北楽天ゴールデンイーグルス千葉ロッテマリーンズについて今回は書いていきます。

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

昨年成績→71勝68敗4分 3位

     チーム打率 .251(リーグ4位)

     チーム本塁打数 141本(リーグ4位)

     チーム得点数 614点(リーグ3位)

     チーム防御率 3.74  (リーグ2位)

     チーム失点数 578点(リーグ2位)

 

昨年2年ぶりのAクラス入り、CSでもホークスに唯一の黒星を付けたイーグルス

2018年8月からGM職に就いている石井一久GMの下、大胆な改革を行っており、このオフの動向に関しても野球ファンの関心を集めていたのは今さら言うまでもありません。

 

そんなイーグルスのこのオフの主な動きは以下の通りです。

 

主なIN

涌井秀章投手(←マリーンズ 金銭トレード)

酒居知史投手(←マリーンズ 美馬学投手のFA移籍に伴う人的補償

牧田和久投手(←パドレス傘下)

シャギワ投手(←ドジャース

鈴木大地内野手(←マリーンズ FA移籍)

小深田大翔内野手(←大阪ガス ドラフト1位)

 

主なOUT

美馬学投手(→マリーンズ FA移籍)

ハーマン投手(→マリーンズ 自由契約

小野郁投手(→マリーンズ 鈴木大地内野手のFA移籍に伴う人的補償

嶋基宏捕手(→スワローズ 自由契約

西巻賢二内野手(→マリーンズ 自由契約

今江年晶(敏晃)内野手(引退)

 

 

かなりの大型補強、血の入れ替えがかなり激しい印象です。

それにしてもマリーンズとの取引がかなり多いですね。たまたまかとは思いますが(笑)

さて、ここに記載しているとおり、鈴木大地選手をFA移籍で獲得しています。恐らく「2番・サード」もしくは「6番・サード」で起用されることになるでしょう。昨年はサードをなかなか固定することができなかったイーグルス。大きな補強となるはずです。昨年の成績は.288 15本塁打 68打点と好成績を収めています。さらに犠打は15回を企図し13回成功。約87%の成功率を誇っており、と「つなぎ役」としても機能することもできることは証明されています。おまけに昨年はシーズンで3回のサヨナラ打を放つなど勝負強さも兼ね備えています。そんな鈴木選手の加入は間違いなく打線に大きなプラスになる事でしょう。また、鈴木選手はマリーンズでキャプテン・選手会長を務めていた選手でもあります。グラウンド外の面でも大きな補強です。

 

また、涌井投手を金銭トレードで獲得しています。2019年は3勝7敗 防御率4.50、被安打率は10.47とかなり打ち込まれてしまっていた涌井投手。しかしまだ33歳であること、2018年までは5年連続で規定投球回数に達していることから、このまま終わるとは思えません。美馬投の移籍に伴い、手薄になっている先発投手陣に加わることができるまでに復活することができれば、大きな補強となるのではないかと思います。

酒居投手の獲得も大きいですね。マリーンズがなぜ人的補償の際にプロテクトしていなかったのかという疑問が湧いてくるくらいの驚きはありました。今シーズン54試合登板の右のリリーフタイプの投手で、57 1/3イニングを投げ、60奪三振と、イニング以上に三振が取れるところも大きな魅力です。

 

1月中旬にはドジャースからシャギワ投手を獲得しました。ナショナルリーグ西地区7連覇中、ナショナルリーグを2017年・18年と連覇するなど強豪として名を馳せるドジャース。そのチームの中で直近2年間で合計60登板している投手をよく日本球界に引っ張ってこれたなと驚きました。いくらFAとはいえ、まだ29歳という年齢、1イニング1個以上の奪三振を奪える球質(18年は32 1/3イニングで40奪三振、19年は21 1/3イニングで28奪三振)を持っているのでメジャー球団から声がかかってもおかしくないクラスの投手なんです。そんなシャギワ投手を獲得できたのはドジャース在籍経験のある石井GMの手腕が大きいでしょう

 

そして最も大きいのは牧田投手の加入です。もはや説明不要。先発・中継ぎ・抑えどこでもできる、球界屈指のアンダースローの加入は投手陣のグレードアップには大きな力を与えることでしょう。古巣ライオンズ戦の際には、強力打線相手にどのような投球を見せてくれるか、期待させてくれる投手です。

 

このように加入選手について書いていきましたが、退団選手についても見ていくと、昨年唯一規定投球回数に達した美馬投手がマリーンズへ移籍。中継ぎのハーマン投手や若手有望株であった野投もマリーンズへ移籍しました。

また、高卒2年目であった西巻選手についても自由契約でマリーンズへ移籍しました。イーグルス側は育成契約で再契約する方針だったとのことですが、高卒2年目、しかも2年連続で1軍出場を果たしていて、しかも地元・仙台育英高校出身の有望株をなぜ育成契約にしようとしたのか。

鈴木選手のFA移籍に対しての人的補償で取られたくなかったから」という説も噂されていますが、だとしてもこれ以外にやり方はあったはずです。

(というより、これがまかり通ってしまったら、FAは獲得するチームが一方的に有利なだけの制度になってしまうような気がします・・・。)

 

そして、チームの顔であり象徴・球界の選手会長も務めていた嶋選手自由契約・そしてスワローズ移籍というのは衝撃的でした。まさか自由契約という形で別れを告げることになるとは。確かに捕手陣、若手の選手たちが台頭してきました。嶋選手の衰えも見えていました。しかし、それでもこの形をとるとは思ってもみなかったです。ある意味、シビアなメジャーリーグの現場を見てきた石井GMだからできることなのかもしれません。が、ファンの方はどのような心情なのかは興味があります。「功労者に対してどのように接していくのか」、数年前までその課題で幾度も失敗してきた球団がセ・リーグにあったので、イーグルスが今後どうしていくのかは見ものです。

 

このように大きな転換期を迎えたイーグルス。この改革は吉と出るか、凶と出るか。

 

千葉ロッテマリーンズ

昨年成績→69勝70敗4分 4位

                 チーム打率 .249(リーグ5位)

                 チーム本塁打数 158本(リーグ3位)

                 チーム得点数 642点(リーグ2位)

                 チーム防御率 3.90 (リーグ4位)

                 チーム失点数 611点(リーグ4位)

 

ラグーン設置の影響を受け、急激に増えたホームラン。これからのマリーンズは「重量打線」を売りにしたチームになっていくのかもしれません。

ですが、「一発長打」だけではチームを安定した強さにすることはできません。リーグ5位に終わったチーム打率、最低でも1分は上げていきたいところです。

また、投手陣を見ても、二木投手種市投手岩下投手などの若手の成長はありましたが、もう少し強度が欲しいと思う事も多かったです。

それはマリーンズフロント陣も理解していたのでしょう。

マリーンズのこのオフの主な動きは以下の通りです。

 

主なIN

美馬学投手(←イーグルス FA移籍)

小野郁投手(←イーグルス 鈴木大地選手のFA移籍に伴う人的補償

ハーマン投手(←イーグルス 自由契約

ジャクソン投手(←ブルワーズ)

佐々木朗希投手(←大船渡高校 ドラフト1位)

佐藤都志也捕手(←東洋大 ドラフト2位)

西巻賢二内野手(←イーグルス 自由契約

福田光輝内野手(←法政大 ドラフト5位)

福田秀平外野手(←ホークス FA移籍)

高部瑛斗外野手(←国士舘大 ドラフト3位)

 

 

主なOUT

ボルシンガー投手(→未定 自由契約

涌井秀章投手(→イーグルス 金銭トレード)

酒居知史投手(→イーグルス 美馬学投手のFA移籍に伴う人的補償

鈴木大地内野手(→マリーンズ FA移籍)

福浦和也内野手(引退)

 

 

マリーンズ、エグい!
まずFAで1年間ローテーションを守れる美馬投手を獲得し、さらにホークスから福田選手をこれまたFAで獲得。ホークスの分厚すぎる選手層もあってで常時スタメンというわけではありませんでしたが、福田選手が1年間レギュラーで出場したら、どんな成績を残すのか。個人的には、.260 15本塁打 20盗塁くらいは期待してもいい気がします。
さらにハーマン投手ジャクソン投手を加入させ、リリーフ陣に強度と厚みを持たせると、鈴木大地選手のFA移籍の人的補償として、「将来の守護神候補」でもある野投を獲得しました。
ドラフト会議ではドラフト1位に佐々木投手を指名し、4球団競合の末に見事獲得。「将来のエース候補生」を獲得できたのは今後に向けても大きな希望です。
ドラフト2位には「打てる捕手」と呼び声高い佐藤選手を獲得すると、ドラフト3位には東都2部リーグで100安打以上を放ったヒットメーカー高部選手を獲得。ドラフト5位に大阪桐蔭高校・法政大学でキャプテンを務めた経験を持ち、巧打巧守と呼び声高い「将来のキャプテン候補」福田選手を獲得。福田選手は鈴木大地選手の正統後継者」だと個人的には考えています。この3人については、1年目から即戦力として活躍できる選手とみて間違いないでしょう。
 
確かに鈴木選手のFA移籍やリリーバーとして活躍していた酒居投手の流出は痛手ではありました。ですが、
 
・長打は増えたが確実性を欠いた打線の補強として、「率を残せるタイプの3選手」をドラフトで獲得。
・「1年間通してローテーションを守れる先発投手」と「外野手争いを激化させ、加えて機動力を活かせる選手」をFAで獲得。
・「即戦力リリーバー」2枚を助っ人として獲得。
 
間違いなく戦力は上積みされ、このオフは100点に近い動きができたといっていいでしょう。フロント陣の尽力・本気度、素晴らしいものを感じさせてくれます。
 
多くの即戦力を迎えたマリーンズ。1974年以来、46年ぶりの「通期1位」を掴むことができる!
それだけの選手は揃ったと言っていいでしょう。
 
 
 
以上
 

 

 

 

 

アルビレックス新潟 2019シーズンアワード!

J1・J2入れ替え戦も終わり、天皇杯も決勝戦を残すのみ。いよいよ本格的なオフシーズンになっていきます。

 

我らがアルビレックス新潟、2019シーズンの成績はというと

17勝14敗11分、勝点62 71得点52失点 10位

 

となり、目標のJ1昇格は果たせずに終わりました。

 

それでも、希望が見えなかったここ数年と違い、今年は若手選手の台頭、早川選手の復活、攻撃的なスタイルのサッカーの構築と明るい材料が多く出てくるシーズンとなりました。

吉永監督の退任は残念ではありますが、アルビレックス新潟ユースの監督として、来期以降もチームに関わってくれるということで、一安心。来期はクラブ初のスペイン人監督アルベルト監督の下、さらなる攻撃サッカーの構築、そしてJ1昇格へ。勝負のJ2降格3年目となります。

 

さて、監督交代、キャプテンのシーズン途中の移籍、早川選手の奇跡の復活、レオナルド選手の得点王獲得とさまざまな話題があった2019シーズンのアルビレックス新潟について書いていきます。


 

最大トピック部門

早川史哉選手、3年半ぶりの復活


もう、説明不要です。

よくぞ戻ってきてくださいました。



筆者的ベストゲーム部門

第38節 VS京都サンガF.C.戦 3-1  〇

 

わずかになってしまった昇格の望みをつなぐために負けられないこの試合。相手は昇格プレーオフ圏内(当時)にいた京都。モチベーション高く新潟に乗り込んできた難敵・京都を相手にした試合でしたが、攻守ともにやりたいことを発揮できた試合でした。左サイドで相手を崩し、クロスからシルビーニョ選手のヘディングで先制点を挙げ、後半にはレオナルド選手が立て続けに2ゴールを決め試合を決めるという展開でした。

この試合、ルーキー秋山選手がスタメン出場。37節の福岡戦で後半頭から出場、プロデビューを果たしていた秋山選手でしたが、スタメンは当然初めて。しかも、絶体絶命のチーム状況での起用。普通は「地に足がつかない」という状況になるはずなのですが、この秋山選手は並大抵の選手ではありませんでした。中盤でボールを受け、的確にボールを配球。相手に囲まれても平然とかわし、堂々とした振る舞いを見せてくれました。この秋山選手のプレーぶりを見て来季の楽しみがまた一つ増えた、そんな試合になりました。


筆者的ワーストゲーム部門

第14節 VS愛媛FC戦 2-3 ⚫️


5月〜6月は思い出したくない試合が続きましたが、その中でもこの試合は最悪でした。

前半のうちに2点を取り、しかもホームゲーム。さすがに勝ったと思いました。しかし、愛媛が後半頭から2人選手交代をして雰囲気を変えようと動いた途端、後半立ち上がりにあっさりと2失点し追いつかれ、その後も糸口を掴めずにいると、後半37分に勝ち越され、ジ・エンド。その前の長崎戦もなかなかに酷かったですが、それを上回る負け方を、しかもホームゲームでやってしまったというところが大きかったです。今シーズンを振り返ってみると、この試合で逆転負けを喫したことが全てだったのかなと思ってしまいます。


筆者的ベストゴール部門

第41節 VS大宮戦 62分 渡邉新太選手


26節の徳島戦で見せた戸嶋選手のスーパーボレーや2節の千葉戦で決めた田中達也選手のミドルショットも素晴らしかったですが、個人的にはこのゴールです。

時間帯、昇格がかかっているモチベーションMAXの対戦相手、しかもアウェーという環境。ゴールまでのプロセス、全てがパーフェクトでした。

本間選手のドリブルで相手陣内に切り込み、エリア手前でシルビーニョ選手と渡邉新太選手で見せたパス回し。そして新太選手の強烈な、まさしく左足一閃の先制ゴール。3人の個人技と連携が融合した、爽快なゴールでした。


最優秀補強選手部門

NO.5  舞行龍ジェームズ選手


得点王のレオナルド選手も居ましたが、それ以上にこの人の補強(復帰)は大きかったと思います。点は取れても安定しない守備陣の影響で勝点を落とし続けてきたチームがこの人の復帰とともに勝ち切れるようになったのは偶然ではないはず。能力はJ2では群を抜いていました。1対1での強さ、フィード力の高さ、経験値、どれをとってもトップクラスでしょう。フロンターレではケガが多く、試合勘に不安を抱いていた人も居たと思いますが、その不安を払拭するプレーぶり、さすがでした。


筆者的ベストプレイヤー部門 トップ3


3位 レオナルド選手

28得点でJ2得点王。シュートのうまさ・引き出しの多さは前評判通り、いやそれ以上でした。終盤戦はもはや敵なしの動き、働き。序盤はベンチ外の時期もあり、苦しかったはずですが、よくやってくれました。

まだ22歳という年齢もあり、移籍の噂は絶えませんが、移籍したとしても文句はないです。むしろ、早く欧州で活躍する姿を見たい。そんな選手の1人です。


2位 高木善朗選手

新潟のピッチ上の闘将。イエローカードの数はチームダントツの9枚。しかしそれは、チームを本気で強くしたいという気持ち、勝利への飽くなき執念の現れです。

熱さばかりではありません。何度も魅せた美しいパス、攻撃を司る視野の広さ。守備でも手を抜かない姿勢。まさしく若手のお手本です。この人が負傷離脱したあと、福岡戦・栃木戦と敗れてしまったのはやはり偶然ではないでしょう。新潟に不可欠な存在です。


1位 大武峻選手

「3780」・「34」・「5」

今年の大武選手を表す数字です。


3780

42試合×90分=3780分(ATは除く)

大武選手の今年の出場時間は3780分

すなわち42試合全てにフル出場したわけです。今年のアルビレックスの中でこの記録を達成したのは大武選手のみ

(大谷選手は最終節、引退する野澤選手との感動的な交代があって、出場時間は3779分となっています)


「34」

第8節の岡山戦でシーズン3枚目のイエローカードを貰って以降、34試合連続無警告・無退場という快挙。この記録無くして、フル出場は果たせなかったということ。しかもセンターバックという守備の要のポジションでこれは本当に素晴らしい。


「5」

今シーズン5人の選手とセンターバックのコンビを組んだ。

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1シーズンで合計5人とコンビを組むというなかなか落ち着かず、大変難しいシーズンだったが、42試合やり切った。



52失点という数字だけ見れば、物足りなさが目立つ。不用意なミスもあった。それでも、この難しいシーズンの中、42試合フル出場を果たした大武選手の存在が無かったらと思うとゾッとします。

「休まないこと」、これがどれだけ大切でどれだけすごいことなのか。想像に難くありません。

大きなケガも不要なカードをもらうこともなく42試合3780分を戦い抜いてくれた大武選手が今年の筆者的MVPです。



2019シーズンのアルビレックス新潟、色々ありましたが、終盤に見せてくれた「光」は2020シーズンに間違いなく繋がります。2020シーズン、もう「昇格」しかありません。



以上

バファローズに求める変革 2020シーズンは「2番強打者」を(3/3)

前回の記事(下の記事です)

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

ここでは、2020年型・バファローズに私が組んで欲しい打線を書いていきます。

いきなりですが、1番から9番までバッと書いていきます。

 

1番 CF 宗選手

2番 1B T-岡田選手

3番 DH 吉田正尚選手

4番 LF ロメロ選手(新外国人?)

5番 3B 中川選手

6番 SS 安達選手(大城選手)

7番 RF 西浦選手

8番   C 若月選手(頓宮選手)

9番 2B 福田選手

 

1番には宗選手を置きたいです。宗選手といえば、昨年(日をまたいだとはいえ)3打席連続ホームランを記録したパンチ力もあります。が、それ以上に期待したいのは、出塁力と快足です。2019シーズン、打率は.270でしたが、出塁率は.370を記録しています。打席数が少ないので、1つの四死球がかなり影響されるとはいえ、なかなか凄い数字だと思います。(ちなみに2019シーズンは177打席で13四球と11死球で合計24四死球。約7打席に1回は四死球を奪っています。ちょっと死球が多すぎる気もしますが・・(笑))

 

また、盗塁についても10回企図で7回成功で、成功率は7割。まだまだ低いですが、ここは経験で精度を上げてもらうしかないですね。

ポテンシャル的には20本塁打出塁率.350以上、30盗塁はできるだけの身体能力はあるはずなので、とにかく「首脳陣が使い続けていくこと」これが求められます。


(ところで、宗選手をサード転向させるという話がありますが、その場合中川選手はどこに置くのでしょうか?)

 

2番のT-岡田選手については、ここまで書いてきたことのとおりなので省略します。

 

3番は吉田正尚選手。ここは説明不要でしょう。この人は3番打者でこそ一番輝く選手だと私は思っています。30本塁打・110打点を記録してもらいましょう。

 

4番・・・ですが、ロメロ選手に退団報道が出始めているんですよね。正直、球団の意図も分かります。とにかく怪我が多いロメロ選手。2019シーズンは81試合のみの出場に終わっています。いくら出た試合で活躍したといっても、約3億円の年俸を考えると、対費用効果が悪すぎるのは間違いない事実です。新外国人選手(パドレス傘下の3Aに所属しているA・ロドリゲス選手とのこと)の報道が出ているので、ロメロ選手が退団した場合は、新外国人選手を入れることになるのでしょうか。もちろん、残留していただくことが一番なのですが。

 

5番には中川選手を置きたいです。卓越した打撃技術は勿論ですが、得点圏打率の高さは相当なものです。(2019シーズンは.360)強引に打ちに行くシーンが少なく、コースに逆らわずに打てる中川選手が5番に居てくれれば、チームの得点力は上がってくるはずです。

 

6番には安達選手にしました。2019シーズン後半の安達選手の活躍を見ていると、6番でも十分やってくれるのではないかと。溜まったランナーを5番中川選手と6番安達選手という勝負強い2人で返すなんてなかなかいい感じではないでしょうか。

ただ体調的に、フル出場はもう厳しいと思われます。その場合は大城選手が居ますから、大城選手に6番ショートを担ってほしいですね。

(新外国人選手がもう1人来てくれたら、6番ライトでその選手を置き、安達選手or大城選手を7番に置くのもアリか)


7番は西浦選手にしました。2019シーズンの打率を見ると7番に置くのは怖いですが、このオフに参戦しているウィンターリーグで覚醒の予感を漂わせています。打率は3割を超え、サヨナラタイムリーも放っているそうです。元々、守備と走塁に関しては一軍でもトップクラス。肩はパ・リーグ全体を見てもトップクラスでしょう。打撃に磨きがかかれば、使わない理由のない選手になってくれます。2020年、西浦選手飛躍の年になるかもしれません。


8番は若月選手にしました。2018シーズン終盤あたりから右打ちがかなり上手くなってきている印象の若月選手。俊足の安達選手や西浦選手を塁に置いた状況でエンドランや右打ちしての進塁打をこなせるようになると、ありがたい存在です。

が、今年の打撃ではかなり厳しいです。守備はチームの捕手陣の中では群を抜いているとはいえ、あまりにも打てなさすぎる。特にZOZOマリンでのロッテ戦以外では打っている印象が薄いです。2020シーズンもこの調子が続くようであれば、頓宮選手を使うのもアリかもしれません。2018シーズン・2019シーズンと2年続いた貧打ぶりを考えると、守備には目を瞑って、強打の捕手を育てるということもあって良いと思います。


そしてラストバッター、9番にはキャプテン・福田選手

2019シーズンでは1番・2番を打っていましたが、2番に強打者を置くのであれば、9番に福田選手を置いたほうがいいのではないかと思っています。

福田選手は2019シーズン、打率は.250でしたが、出塁率は. .342を誇りました。出塁率まいなす打率が. .092というのはかなり優れた選球眼を表しています。それを表しているのが、三振と四球の数です。2019シーズンの三振は58 個、それに対して四球は62個三振<四球」という素晴らしい成績です。優れた選球眼を持っていることを表す証拠ですね。

加えて、30盗塁を決めた脚があります。シーズンが進むにつれて、成功率も高くなっていたので、2020シーズンは40盗塁も狙えると思っています。


9番・福田選手が塁に出る→盗塁する→1番・宗選手が還す。なんで攻撃ができたら最高です。さらにそこからは強力な長距離砲が控え、チャンスに強い中川選手・安達選手がいて、プロスペクト・西浦選手がいる。かなり良い打線を組めると思います。



というわけで、自分が組んで欲しい2020型バファローズの打線について書いていきました。「2番・T-岡田選手」というオプションはおそらく実際にはないとは思いますが、「これくらい大胆な変革を!」と思う1ファンの戯言として見ていただければ、幸いです。


以上


バファローズに求める変革 2020シーズンは「2番強打者」を(2/3)

前回の記事(下の記事)

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

の続きです。

 

「2番・T-岡田選手」を提唱しましたが、なぜこの起用法を出したのか。「2番バッターに求める長打力」について前回書きましたが、それ以外に理由は3つあります。

 

①後ろに強打者が控えている

長打のあるT-岡田選手。そんな彼の長打力を活かすためなのか、「気楽に打てるように」と6番、7番に置くケースが多かった、ここ近年のバファローズ。ただこの起用法、私はあまり好きではありません。6番や7番に置くということは必然的にその後ろを打つ選手の力量が下がっていくことを表しています。そうなると、相手バッテリーの中に「カウント悪くなったら、フォアボールでいい」という考えが出てきます。そして、際どいコースに投げ続けられることで、打者としてはストライクゾーンを広くしていく必要が出てきます。すると、際どいコースにバットを出すようになり、フォームを崩し、打てなくなる。打てなくなることによる焦りからさらにバッティングを崩してしまうとパターンにハマってしまいがちです。ここ2年のT-岡田選手なんかはそういうイメージです。

 

しかし、後ろに強打者が控えている場合、ランナーを出したくないという心理からフォアボール覚悟で際どいコースに投げ続けるということが減ってきます。すると(当然ながら)、甘いボールが増えてきます。甘いコースを捉えることに集中できれば、数字も上がってきます。

それでも、フォアボール覚悟で際どいコースに投げ続ける投手というのはいるものです。しかし、恐れることはありません。フォアボール覚悟で来るなら、フォアボールを取ってしまえばいいんです。なかなかムチャな要求をしていると思われるでしょう。ですが、本来、T-岡田選手の選球眼は結構高いんです。

後ろに強打者がいる場合、フォアボールを選ぶことの価値はかなり高くなります。ランナーを貯めて強打者につなげたという形になるわけですから、それは当然のことです。本来選球眼の高いT-岡田選手がそのことを意識していれば、無理に際どいボールを打つことは無くなります。

 

 

②三振&四球の多さ

四球の多さはともかく、三振の多さというと、悪いイメージが先行してしまうと思います。が、個人的にはここのポイントが結構重要です。

 

この後の3章にて詳しく書きますが、基本的には9番バッター・1番バッターには機動力のある選手を使ってほしいと考えています。そして、その選手たちには「塁に出たら走る」意識を徹底して欲しい。そのためには、走る機会が多くなければいけないわけです。言い方を変えれば、「球数を増やして、1球でも多く走るチャンスを増やす」ことが必要となります。つまり、2番バッターには可能な限り球数を稼ぐことが求められます。

「それなら、より小技の利く選手を置くほうがいいじゃないか」となりそうですが、小技を利かせながら、長打が期待できる選手は今のバファローズにはいないに等しいです。そうなると、球数を投げさせるには、

・四球が多い

・アウトになる方法がバントではなく三振。もしくは粘った結果、アウトになる

 

という2つが結構重要です。

 

今年、盗塁数を増やしたバファローズ。特にシーズン中盤から終盤にかけて、その成功率は増していった印象を受けました。チーム全体に根付き始めている走塁意欲。これを活かさない手はないです。

四球を選ぶためには最低でも4球(申告敬遠を除く)、三振するにしても最低でも3球を要します。最低でも3球・4球、クイックモーションでの投球を見ることができれば、今のバファローズ野手陣であれば、投手のクセを把握しモーションを盗むことができる確率はグッと上がります。そうなれば、盗塁成功率は今シーズンをさらに上回ることが予想されます。

 

そういう意味では、三振も四球も多いT-岡田選手はうってつけな気がします。

 

③配球が読みやすくなる

足の速いランナーが出た場合、配球の幅はかなり狭くなります。盗塁やエンドランを警戒し、どうしても直球が増えるからです。配球が読みやすくなれば、当然打ちやすくなります。

長距離砲らしく、直球系に対しては強さを見せるT-岡田選手。直球系が増えてくることが読めていれば、その能力に対して然るべき成績は当然残してくれるはずです。

6番・7番を打つことが多かったこの2年には無かった「足の速いランナーが塁に居る」というシチュエーションが増えることは間違いないですから、あまりにも力を発揮できなさ過ぎたこの2年よりはいい成績を残してくれるはずです。

(まあ、ランナーが2塁や3塁に行ってしまった場合はこの利点を活かしにくくなるのが難点ではありますが・・・)

 

 

ということで、「2番・T-岡田選手」3つの理由を挙げていきました。

この人の復活がチームの飛躍にリンクすることは間違いないわけですから、何とか「2010ホームランキング・T-岡田選手」の復活を。

 

3章では、チームの打線全体について書いていきます。

 

 

その3へ続く

バファローズに求める変革 2020シーズンは「2番強打者」を(1/3)

2019シーズン、バファローズは圧倒的な得点力不足でした。吉田正尚選手、福田選手の2人しか「規定打席到達」という最低ノルマを達成できず、特に得点力不足がひどかった前半戦は毎試合のようにメンバーが変わる日々でした。

それでも後半戦、宗選手が定着し始め、モヤ選手が加わり、ロメロ選手が故障から戻り、安達選手が復調(9月に再び離脱してしまいましたが)をしたことで、ある程度のメドが立つようになってきました。メンツを見れば得点力不足に苦しむようなチームではないはず。ポテンシャルが高いことは、後半戦(特に8月の戦い)を見ていればよくわかると思います。


その打線ですが、来年も基本的な戦力は変わらなさそうです。先月のドラフトでも、1年目から1軍に入れそうなのはドラフト5位の勝俣選手くらい。ドラフト2位の紅林選手は今年1年は2軍で基礎からというところでしょうし、育成で指名された選手たちも基本は2軍が主戦場になるはずです。


ですので、2020シーズンは現有戦力+勝俣選手で打線を考えていく必要があります。外国人選手を新しく取るということも十分に考えられますが、とりあえず今の段階では頭に入れないでおきます。


さて、今の話を前提として、ここからはわたしが個人的に組んでほしい打線を書いていこうと思います。

あくまでも「個人的に見たい」だけですので、「実際に西村監督が目指しているスタイル」とか「西村監督がどういう選手を使いたいのか」というのも基本的には考えずに、思うがままに書いていくので、リアリティに欠けますが、ご了承ください。


まず、2019シーズンの終盤戦で組んだオーダーの中で、「ベストメンバーに一番近い」打線を振り返ります。


1番  CF  宗選手

2番  2B  福田選手

3番  LF  吉田正尚選手

4番  DH ロメロ選手

5番  1B  モヤ選手

6番  3B  中川選手

7番  RF  西浦選手

8番  SS  安達選手

9番  C    若月選手


RFに誰を起用するか、ロメロ選手をDHにするのか、吉田正尚選手をDHにするのか、中川選手を5番にしてモヤ選手を6番にするなどの起用法の違いはあるでしょうが、基本的にはこの打線が2020シーズンのベースになってくると思います。

この打線でも悪くはないとは思います。1、2番の出来力と走力、3〜5番の長打力、6番に座る中川選手のチャンスに対する強さと確実性、7〜9番の意外性(?)とそれぞれにキャラが立っていて、割と良い打線のように思えます。

しかし、わたし個人の見解ですが、この打線は「2番打者の長打力」が他球団に比べて、決定的に足りていないように思います。例えば、ホークスなら今宮選手、ファイターズなら大田選手、マリーンズなら鈴木大地選手、イーグルスなら茂木選手など2桁本塁打を期待できる選手がいます。しかし福田選手については2桁本塁打を期待できるかと言われると難しいように思います。

ライオンズは2桁本塁打を期待できるタイプではない源田選手が2番を務めることが多いですが、このチームの場合は周りの選手が凄まじい上、8番にメヒア選手や木村選手を置くような凄まじい打線ですので、源田選手を2番に置いても十分に回りますが、バファローズはそういうチームでもありません。


福田選手が素晴らしい選手であるのは間違いありません。2年目にしてキャプテンの重責を背負いながら、1年間戦ってくれた選手です。30盗塁する脚力もあります。ですが、長打力に関してはあまり期待できる選手ではありません。


そこで推奨したいのが、タイトルにもあります、「2番強打者」です。大リーグではもはや主流ですね。ヤンキースの2番・ジャッジ選手、エンゼルスの2番・トラウト選手なんかはよく見る光景です。現在では日本のプロ野球でもよく観られるようになったこの考え方ですが、これをバファローズにも活かしていこうという考えです。


では、この「2番強打者」を実現させてくれる2番打者を誰にするかということになりますが、ここに私が推薦したいのは、「浪速の豪砲」・T-岡田選手です。


以上

その2に続く


ドラフトを振り返る パ・リーグ編②

今回はパ・リーグBクラスに沈んでしまった3チームのドラフトを振り返ります。


千葉ロッテマリーンズ

最優先補強ポイント→FA移籍の可能性のある鈴木大地選手の後継者


予想通りと言うべきか、鈴木大地選手がFA宣言をしました。しかしながら益田投手はFA宣言をせずに残留するとのことです。球団としても2人離脱する可能性も想定していたとは思いますが、1人は流出を防がことができました。鈴木大地選手も宣言残留をしてくれれば、最高の展開でしょう。

とはいえ、鈴木選手の移籍の可能性もまだ残っていますので、ここの補強は必要不可欠。それを踏まえて、ドラフトを見てみます。


1位指名したのは大船渡高校・佐々木投手。4球団による競合でしたが、井口監督が見事に当たりクジを引き当て、今回のドラフトの目玉を獲得しました。ケガが多いようなので、2、3年かけてケガしない体作りをしてほしいと思いますし、それがマリーンズ球団に課せられた使命だと思います。

2位には東洋大・佐藤捕手を指名。キャッチャーの層が厚いとは言えなかったマリーンズにとっては的確な補強です。田村選手、柿沼選手の牙城を1年目から崩し得る、そんな可能性のある佐藤選手。攻守にわたっての活躍が期待される即戦力です。


3位は国士舘大・高部選手。東都2部では100安打以上を放った実績を持つバットマンで、守備や走塁もハイレベルとのこと。昨年のドラ1・藤原選手とともに高齢化が進んでいる外野手陣に風穴を開けることができるかが注目されます。


4位は専大松戸高校・横山投手。マリーンズがよくやる「地元の好投手獲得大作戦」(今、名付けた)の今回の該当者。しかし、その実力はホンモノ。サイドスローから投じられる速球は140キロ台後半。どちらかと言うとリリーバータイプですが、先発としても見てみたい選手。マリーンズはどちらで育てて行くのでしょうか。


そして5位には法大・福田選手を指名。今回のドラフトを見ると、ポスト鈴木選手の候補としてこの福田選手を指名したのかなと思います。

法大ではショートを守り、高いレベルの守備力を発揮。さらに4年春・4年秋と2季連続3割超えの打撃、加えて足の速さもある。

さらに、高校、大学でキャプテンを担ったリーダーシップは、鈴木選手の後継者としてはうってつけの能力です。マリーンズは5位でこの選手を取れたのは大きいと思います。


結果、鈴木選手が移籍してしまった場合のリスク管理として福田選手を獲得できたこと、佐藤捕手・高部選手の即戦力野手を獲得できたこと、地元産の好投手・横山投手を獲得し、おまけに佐々木投手と言う目玉まで獲得できたこと。素晴らしいドラフトになったと思います。


即戦力のリリーバーを1人獲っても良かった気はしますが、総じて満足度の高いドラフトでしょう。


北海道日本ハムファイターズ

最優先補強ポイント→即戦力の先発投手


ファイターズは今年、先発陣に苦しみました。当然このドラフトで獲得するべきは即戦力の先発投手ということになります。それを踏まえて、ドラフトを見ていきます。


まず、1位に大船渡高校・佐々木投手を指名しましたが、ご存知のとおり当たりくじを引けずに終わりました。そのハズレ1位として指名したのがJFE西日本・河野投手。バファローズとの争奪戦でしたが、今度は当たりくじを引き当て、獲得に成功しました。ファイターズに不足していた左の先発候補。150キロを超えるストレート、プロでも一線級の変化球、加えて高い制球力を備えた即戦力の中の即戦力です。

2位には東海理化・立野投手。こちらも即戦力となる投手ですね。ドラ2、それも全体15番目で取れる選手ではないと思っていましたが、運も良かったですね。河野投手と左右1人ずつ、ドラ1級の投手が取れたのは本当に大きいです。


さらに即戦力投手の補強は続きます。4位のENEOS・鈴木投手は右サイドスローから140キロ後半の速球を投じる投手。先発というよりは中継ぎタイプとしての評価でしょうか。ファイターズには宮西投手や秋吉投手という球界屈指のサイドスローが左右1人ずつ居ますから、お手本にするにも最適な球団ですね。5位の創価大・望月投手は先発候補になり得る好投手。3位までには指名されると思っていましたが、まさかここまで残るとは。今のファイターズの先発事情を考えると、河野投手・立野投手・望月投手の新人3人がローテーションに加わるかもしれないですね。


ファイターズのドラフトは高評価と低評価がはっきりと分かれているみたいですが、私はかなり高く評価できるのではないかと思います。


オリックス・バファローズ

最優先補強ポイント→長打を打てる選手


バファローズはとにもかくにも長打を打てる選手が欲しいところです。


チームとしてもそこは当然認識しているところです。それは1位指名の人選でもはっきりしています。高校ナンバーワン打者、東邦高校・石川選手を指名します。 しかしながらドラゴンズ・ホークスとのくじ引きの結果、アタリを引くことはできず。ここは仕方なく方向転換。JFE西日本・河野投手を指名しますが、なんとここでもファイターズと競合。そしてまたしてもクジ引きでアタリを引けず、2連敗となってしまいました。最終的には興南高校・宮城投手を指名し、交渉権獲得。クジ引き2連敗した割には、宮城投手という将来を嘱望されるサウスポーを獲れたのはある意味ラッキーだったかもしれません。

しかし、このままでは長打を打てる野手を確保できないかもしれない。そんな不安を払拭したのが、2位指名の人選。バファローズはここで、駿河総合高校・紅林選手を指名しました。この紅林選手は186センチ80キロという恵まれた体格で、高校通算40本塁打を誇る強打者。加えてショートストップとして華のある動きも見せる選手です。スカウト陣の中には、「坂本勇人選手のようだ」という声も出ている、逸材です。

ショートには太田選手や宜保選手といった有望株の若手、大城選手や安達選手といった実績のある選手がいるので、もしかしたらサード転向もあるかもしれませんが、間違いなく近未来のバファローズを背負うプレイヤーです。個人的には「3番・紅林選手 4番・吉田正尚選手  5番・頓宮選手」のような3人で100発を期待できる和製クリーンナップを早く見てみたいと思っています。


3位には近大・村西投手を指名。リリーバータイプの即戦力投手としての指名です。個人的には全体35番目まで残るとは思っていなかったので、正直ラッキーだなと。

4位には津田学園高校・前投手を指名。甲子園でも登板した投手で、この選手ももっと早い段階で指名があるかもと思っていたんですが、(高校と同じ東海圏に本拠地を置くドラゴンズが3位あたり指名しそうかなと)よく獲れたという印象です。5年後、右のエース格になってくれることを期待したいです。

5位には国際武道大・勝俣選手を指名。やはりここ1年の成績が影響しているんでしょう。まさかの5位、全体59番目の指名となりました。しかし、この人の本来の力を考えると59番目で指名される選手ではないはず。この人も長打力に定評のある好打者で、バファローズにとっては願ったり叶ったり、かなりラッキーな指名だと思います。ベストなフォームを思い出せれば、今年の中川選手のようなサプライズを起こしてくれる、そんな選手です。


そして、育成にも1人、長打力か魅力の選手がいます。育成6位で指名しれた白鴎大・大下選手です。個人的にはこの選手の下克上をかなり期待しています。大下選手を取り上げた記事があって、その記事を見たんですが、色々とクセのある選手のようです。(「大下誠一郎 スポルティーバ」で検索するとその記事を出てきます。)


白鴎大では1年生の頃から4番を任された実力者。来春のキャンプから打撃でアピールしていければ、早期の支配下登録も見えてきます。


バファローズのドラフト、大型内野手を複数獲得し、将来が楽しみな選手を集められたように思えます。「長打を打てる選手」という条件をブレずに貫いて野手を取れたのは高評価です。

加えて、投手にも好素材を獲得できたのはさらにプラス評価です。



かなり長くなってしまいましたが、12球団のドラフトを振り返って行きました。来春のキャンプ、誰が1軍スタートを切れるのか、そして誰が1年目から活躍できるのか。非常に楽しみです。



以上