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2024 J2順位予想(勢力図予想)をしてみた!

2024シーズンのJリーグ開幕まで1週間を切った。今シーズンもJリーグの順位予想(勢力図予想)をしていくこととする。

(直近5年続けて順位予想をしているので、その予想については下記リンクからご覧ください。)

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

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今回は

①「J1自動昇格争いは確実に絡むと予想するAグループ」

②「J1昇格プレーオフ出場枠(6位以内)を念頭にしながら、あわよくば自動昇格も狙いたいBグループ」

③「トップハーフは最低限、J1昇格プレーオフ出場枠も狙っていきたいCグループ」

④「安全にJ2残留を決めつつ、トップハーフも狙っていきたいDグループ」

⑤「まずはJ2残留を最優先にしつつ、1つでも上の順位を狙いたいEグループ」

 

5グループに分ける形で予想していくこととする。

 

それでは、予想はこのとおり。

①「J1自動昇格争いは確実に絡むと予想するAグループ」

横浜FC清水エスパルスファジアーノ岡山ジェフユナイテッド千葉

横浜FC

戦力としては、J2では反則級。名前だけ見ても恐ろしい。

攻撃陣を牽引する10番・カプリーニ選手、中盤を司る井上潮音選手ユーリ・ララ選手コンサドーレから加入したプレースキックの名手・福森晃斗選手と、J2の生態系を破壊しえる猛者がズラリと揃う。昨シーズンの夏に移籍した小川航基選手の後釜探しで苦しんだフォワードも、森海渡選手(←レイソル)、櫻川ソロモン選手(←ジェフ)といった個の能力の高い選手の加入で解決させてきた。

不安なのは、昨シーズンの主力が多く抜けた点。だが、そこさえ早期に解決できさえすれば、J1昇格の最有力候補だ

 

エスパルス

昨シーズンに比べると、選手層自体は落ちている感はあるが、それでもJ2では抜きん出たタレント力は保持できた

昨シーズン15得点のカルリーニョス選手、10得点10アシストの乾貴士選手、J1でも実績十分の北川航也選手、なぜか今年も移籍しなかった山原怜音選手西澤健太選手権田修一選手白崎凌兵選手と、揃いまくる好プレイヤーたちをみれば、自動昇格できないと思う方が難しい

思えば昨シーズンも開幕7試合までゼ・リカルド体制で0勝5分2敗という見事な逆噴射ぶりを見せつけたことが、昇格失敗の最大の原因であった。今シーズンは、開幕からJ2を舐めてかからずに戦うだろう。昨シーズンの二の舞は起こらないと考え、Aグループ予想

 

ファジアーノ

まずゴールキーパーにはブローダーセン選手(←横浜FC)を迎え入れ、大幅に戦力アップ。これだけで勝ち点10はプラスできそうな補強である

守備の要だったヨルディバイス選手が抜けたセンターバックには田上大地選手(←アルビレックス)を獲得し、阿部海大選手(←ブラウブリッツ)を復帰させたことで質・層ともに維持に成功。

そして最も凄いのが中盤から前線の補強。実力派ボランチ竹内涼選手(←エスパルス)、藤田息吹選手(←モンテディオ)を獲得し、シャドーストライカー候補にはガブリエルシャビエル選手(←シャペコエンセ)と昨シーズン20試合で7ゴールの岩渕弘人選手(←いわきFC)を獲得。そしてトップ候補には186センチのグレイソン選手(←慶南FC)、圧倒的スピードの齋藤恵太選手(←ブラウブリッツ)が加入。

既存戦力の田中雄大選手仙波大志選手も含めて、パワーだけでなく、テクニカルの面でも大きなプラスを生み出せそうなメンツを揃えてきた。

 

ジェフ

ゴールキーパーには足下の技術に長けた藤田和輝選手(←アルビレックス)が加入。小林慶行監督が求めるタイプで、J2屈指の選手を獲得できたのは大きい

見木友哉選手が去った中盤から前線についても、ボランチエドゥアルド選手(←ジュビロ)、トップ下タイプに横山暁之選手(←藤枝MYFC)、ストライカータイプに林誠道選手(←ツエーゲン)と、J2での実績十分な選手たちが加入。

加えて、小森飛絢選手田中和樹選手ドゥドゥ選手風間宏矢選手と攻撃の軸だった選手もしっかり残留と、戦力が増している印象。これまで以上に得点力の増加が期待できそうだ田口泰士選手・林祐介選手という主戦ボランチコンビの残留もかなり大きい。

センターバックの層がやや不安だが、全体的な戦力としては相当いいメンツが揃っている

 

②「J1昇格プレーオフ出場枠(6位以内)を念頭にしながら、あわよくば自動昇格も狙いたいBグループ」

モンテディオ山形V・ファーレン長崎大分トリニータヴァンフォーレ甲府

モンテディオ

ウイングの宝庫・モンテディオ、このオフはその強みをさらに伸ばす補強を敢行。

氣田亮真選手(←ベガルタ)、坂本亘基選手(←横浜FC)、杉山直宏選手(←ガンバ)と、J2では反則級のドリブラーが一気に加入この衝撃は凄まじく、昨シーズンのチーム得点王・チアゴアウベス選手の退団による不安を一気に吹き飛ばす印象を与えた。

さらに、昨シーズンにブレイクしたイサカゼイン選手センターフォワード藤本佳希選手残留も、チームとしては非常に大きい。攻撃力は昨シーズンからかなりアップしそうな予感がある。

一方で、不安なのは守備陣昨シーズン54失点と脆さが見えたメンツから、センターバックの最重要戦力・野田裕喜選手が去った。安部崇士選手(←ヴォルティス)が加入しているが、それでも不安は残る。攻撃力で押し切るスタイルがどう出るか。

 

V・ファーレン

2023シーズンに全試合フル出場のゴールキーパー波多野豪選手のレンタルバックに対しては若原智哉選手(←サンガ)でカバー。櫛引一紀選手の相方が定まらなかった印象センターバックには、高さと強さを誇る新井一耀選手(←ジェフ)、田中隼人選手(←レイソル)を加入させ、セットプレーでの優位性をより確固たるものとしている。

一方で、鍬先祐弥選手カイオセザール選手という主戦ボランチが揃って去ったボランチには、ボール奪取とパスセンスを併せ持つ山田陸選手(←グランパス)を加入させたが、枚数的にはやや心配か。中村慶太選手ボランチに回す形も想定されるか。

2023シーズンJ2得点王のフアンマ デルガド選手、本来ならJ2にいてはいけないレベルのエジガルジュニオ選手が揃って残留し、J2屈指の得点力は維持に成功

あとは、ここぞでの勝負強さを取り戻せるか。

 

トリニータ

左サイドを司っていた高畑奎汰選手藤本一輝選手が揃って去ったが、そのほかの主力勢は軒並み残留したトリニータ片野坂知宏監督が3年ぶりに帰ってきたこともあり、「躍進、再び」という機運が高まっている。

2023シーズンもボール支配率56.4%で、これはリーグトップの数値。片野坂監督のサッカーを構築する土台が残っているのはかなり大きく、リーグ序盤から「カタノサッカー」でリーグを席巻することも大いに期待できる。

一方で、不安な点もある。2023シーズンは54得点56失点ということからわかるとおり、「ボール支配率の割には得点が多くなく、失点がかさんでいる」という点。以前J1昇格を果たした2018シーズンのように圧倒的な得点力を狙うには前線の選手層が足らない印象なので、守備陣の奮闘が必要不可欠である。まずは「38失点以内(1試合平均1失点以内)」を目指していきたいところだ。

 

ヴァンフォーレ

主力級の大量放出があったためか、不安の声が多いヴァンフォーレ。だが、個人的には「自動昇格も十分に考えられるだけの戦力はそろっている」という印象だ。

特に前線は相当なレベルにあり、ピーターウタカ選手アダイウトン選手(←FC東京)、ファビアン ゴンザレス選手(←ジュビロ)の外国籍選手を軸としつつ、宮崎純真選手鳥海芳樹選手飯島陸選手村上千歩選手(←専修大学)という才能豊かな若手選手たちが躍動し、武富孝介選手三平和司選手という頼れるベテラン勢がそれを支える構図で、得点力不足に陥る心配は皆無と言っていい

一方で、主力が多く去った守備陣にはやや不安がある。ある程度の失点は覚悟の上で攻撃に振り切る形が予想される。

シーズン前半戦は守備陣の構築に手間取る時間と予想し、今回はBグループに配置。

 

③「トップハーフは最低限、J1昇格プレーオフ出場枠も狙っていきたいCグループ」

ザスパ群馬藤枝MYFCベガルタ仙台

ザスパ

2023シーズンに躍進を遂げる要因となった「堅守」は今年も健在だ。守護神・櫛引政敏選手を中心とし、酒井崇一選手中塩大貴選手という堅守の主要因となった選手達が揃って残留し、城和隼颯選手の成長も期待できる。そこに空中線に強い大畑隆也選手(←カターレ)も加わった。連携面の強化、競争による個人のレベルアップで、「1試合平均1失点未満」も十分に狙えるはずだ。

一方で、課題は得点力。前線の選手たち、とくに主力としての活躍を求められる髙澤優也選手(←ゼルビア)と和田昌士選手(←グルージャ)の新戦力勢の活躍はもちろんのこと、平松宗選手杉本竜士選手佐藤亮選手の既存戦力勢のさらなるレベルアップは必要不可欠だ。

さらにJ1昇格を狙うのであれば、ボランチに入るであろう風間宏希選手天笠泰輝選手の攻撃能力向上も重要だ。快挙へのカギは「チーム全体の攻撃力向上」

 

藤枝MYFC

得点も失点も多く(61得点72失点)、好不調の波が激しかったが、初挑戦となるJ2元年を12位で終え、手ごたえを掴んだ藤枝MYFC。このオフは攻撃の軸であった横山暁之選手や、ベテランの岩渕良太選手が移籍していったが、それを補うだけの補強に成功。

守護神候補として、かつてのチームの守護神だった内山圭選手(←サガンを獲得すると、センターバックには高さをもたらすウエンデル選手(←ポルトゥゲーザカルリーニョス選手(←ボタフォゴ)と、ともに190センチの2人を獲得して質量ともに良化。

撃陣では、パサーとしての活躍が期待できるベテランの梶川諒太選手(←ヴェルディ)を迎え入れると、サイドで突破力を見せつけるシマブクカズヨシ選手(←アルビレックス)、トップ下でタクトを振るうことができる浅倉廉選手(←拓殖大)、ドリブルで守備網を切り崩す永田貫太選手(←中京大)、大器・中島大嘉選手(←コンサドーレ)とポテンシャル豊かな若手有望株を次々と迎え入れた。

「エンターテインメントサッカー」のさらなる進化に期待大である

 

ベガルタ

61失点と守備陣の崩壊が顕著だった昨シーズンを受け、守備陣に大補強を敢行したのがベガルタセンターバックマテウス モラエス選手(←横浜FC)、知念哲矢選手(←レッズ)、右サイドバック候補としては髙田椋汰選手(←ブラウブリッツ)と、レギュラー格となる選手を次々と獲得した。ここ数年ほどの守備崩壊はさすがに考えにくい

一方で、攻撃陣では大きな補強はなく、即戦力候補としては、1トップ候補のエロン選手(←ヴィラ・ノヴァ)くらいか。氣田亮真選手松崎快選手山田寛人選手という2023シーズンの主力が去っていることを考えると、単純な選手層だけ見るとマイナスという印象。そうなると、既存戦力である郷家友太選手中島元彦選手鎌田大夢選手はもちろんのこと、不完全燃焼だった中山仁斗選手にはかなりの活躍を求めたいところ。

 

④「安全にJ2残留を決めつつ、トップハーフも狙っていきたいDグループ」

ブラウブリッツ秋田徳島ヴォルティ水戸ホーリーホックレノファ山口

ブラウブリッツ

武器である堅守は今年も健在。センターバック阿部海大選手、両サイドバック髙田椋汰選手飯尾竜太朗選手の移籍で不安視されていたが、岡崎亮平選手(←栃木SC)と蜂須賀孝治選手(←ベガルタ)、栗本広輝選手(←アルディージャ)という経験豊富なベテランを迎え入れつつ、村松航太選手(←ギラヴァンツ)という若くして高い経験値を誇る守備のマルチロールを確保できたのは大きい。タフに戦うことを求められるブラウブリッツのスタイルに適応できれば、大きく成長することも期待できそうだ。

一方、毎年の課題である攻撃陣。ここに待望の日本人エースストライカー候補となる、2023シーズンJ3得点王・小松蓮選手(←松本山雅)の獲得に成功した。

J2昇格から3年経ってるが、いまだに2ケタ得点を挙げた選手はいない。この歴史に終止符を打ってほしいところ。大幅な得点力アップを託された期待のエース候補の活躍次第では、予想以上の大躍進も期待できる。

 

ヴォルティス

J2降格後、2年連続で引き分けが多く(2022シーズン23引き分け、2023シーズン19引き分け)、勝ち切れない展開が続いているヴォルティス。この状況から脱却したい。

守備陣のキーマンは森昂大選手石尾崚雅選手の若手2人。センターバックにもビルドアップでの貢献も求められるヴォルティスのサッカーにおいて、この若手2人の成長は不可欠。

一方、攻撃陣では左サイドバックの筆頭候補である橋本健人選手(←横浜FCの超高精度クロスがカギを握りそうだ。今シーズンは前線に188センチのブラウン ノア 賢信選手(←Y.S.C.C.横浜)が加入し、空中戦での強みが加わったヴォルティスにおいて、橋本選手はかなりフィットしそうだ。加えて、大黒柱・柿谷曜一朗選手も健在で、攻撃力には期待。

ただ、吉田達磨監督のチームに「リーグ戦で勝てる」イメージが全く湧かないのがあまりに大きすぎる不安材料か..。覆せるか。

 

ホーリーホック

守護神・山口瑠伊選手、守備の柱として活躍した松田佳大選手、高精度な左足で違いを生み出した武田英寿選手、サイド攻撃の軸として活躍した鵜木郁哉選手・小原基樹選手と、多くの主力がチームを去った。とはいえ、ホーリーホックにとってはもはや恒例行事のようなもの。今シーズンも面白そうな選手をしっかりと揃えている。

センターバックには空中戦に非常に強い飯泉涼矢選手(←ガイナーレ)を獲得し、楠本卓海選手山田奈央選手との争いを激化させて、チーム全体のレベルアップを図る。攻撃陣では、甲田英將選手(←グランパス)、野瀬龍世選手(←ギラヴァンツ)、新井晴樹選手(←セレッソ)というドリブルで仕掛けることができる選手を次々と獲得。

前線に「空中戦の鬼」・寺沼星文選手がいるので、このドリブラーたちがサイドで仕掛けてクロスを供給し、寺沼選手が空中戦で圧倒するという攻撃の形を軸として戦うことになっていくと予想。

チーム構築に時間を要するため、苦しい時間もあるはずだが、その時間をどれだけ短くできるかが、カギとなりそうだ。

 

レノファ

FC大阪から招き入れた志垣良監督の下で、躍進を果たしたいレノファ

まず改善したいといけないのが、67失点という数字が示すとおり崩壊し続けた守備陣志垣監督の愛弟子である板倉洸選手(←FC大阪)、相田勇樹選手(←ヴァンラーレ)を獲得。しかし、それ以外に大きな補強はなく、既存戦力がどこまでレベルアップを果たせるかが大きなポイントになる。

そして、さらに深刻なのが37得点とリーグ最少数に留まった攻撃力不足。最前線のテコ入れとして、抜群のスピードを誇る若月大和選手(←ベルマーレ)、ドリブルでボールを運べる加藤潤也選手(←ツエーゲン)を迎え入れた。梅木翼選手河野孝汰選手五十嵐太陽選手という既存の若手有望株との連携で、得点力アップを期待したい。

志垣監督が過去に指揮してきた、ヴァンラーレFC大阪のスタイルを見ると、ボール支配率はリーグ平均以下だった。これまでのレノファのような「ボールを握るスタイル」とは逆のスタイルという印象で、チームとしては大きく変わってくるものと予想される。開幕までにどこまでスタイルを根付かせせることができるかが、カギを握る

 

⑤「まずはJ2残留を最優先にしつつ、1つでも上の順位を狙いたいEグループ」

ロアッソ熊本いわきFC栃木SC愛媛FC鹿児島ユナイテッドFC

ロアッソ

キャプテン不動のトップ下司令塔であった平川怜選手の移籍

このあまりにも大きすぎる穴をどうやって埋めていくか。今シーズンは、ここにかかってくるだろう。しかしながら他クラブからの補強は多くなく、「既存戦力や新人選手の成長」が重要となる。

その中で、期待がかなり大きいのが、藤井皓也選手(←中京大)、道脇豊選手(2年目・17歳)、大崎舜選手(2年目)という若手選手たち。テクニカルな藤井選手高さと決定力を併せ持つ道脇選手高さとスピードを併せ持つ大崎選手というこの若手3選手が攻撃陣を牽引して、この難局を乗り切りたい。

幸いにして、守備陣では主力の流失はゼロ。チームのベースが大きく崩れることは回避できた。若手選手たちが牽引することになるであろう攻撃陣がチームの浮沈を決める

 

いわきFC

主力が多く移籍してしまったいわきFC。特に影響が出そうなのが、家泉怜依選手遠藤凌選手宮本英治選手有田稜選手という主力中の主力が揃ってチームを去ったセンターラインだ。

家泉選手や遠藤選手が去ったセンターバックには、圧倒的な空中戦の強さを誇る照山颯人選手(←FC今治)や生駒仁選手(←レノファ)、パクジュンヨン選手(←安山グリーナーズ)の獲得で対応することになった。また、宮本選手が去ったボランチでは、19歳にして、いわき2シーズン目となる下田栄祐選手が配置されることが予想される。センターバックボランチが連携構築を早期に果たし、守備からリズムを作りたいところ。

一方、攻撃陣では楽しみな点が多い。最前線では、すでにいわきでプレーしている近藤慶一選手(←名古屋学院大)をはじめ、ブワニカ啓太選手(←ジェフ)や谷村海那選手など、空中戦でも期待できそうなメンツが集まり、それを活かす2列目候補としては、西川潤選手(←セレッソ)、大迫塁選手(←セレッソ)、棚田遼選手(←サンフレッチェ)という若き才能たちが集結。ハマれば相当な破壊力が期待できる。

 

栃木SC

堅守をベースに今シーズンも戦うであろう栃木SCだが、正守護神、特に後半戦は凄みを増していた藤田和輝選手がチームを去ったことが、どれだけ影響するか。

幸い守備陣では、藤田選手以外の主力の離脱はゼロ。正守護神に昇格(復帰)するであろう川田修平選手の奮闘ぶりがチームの命運を握る。

一方で、毎年の課題である攻撃陣では、直近2年シーズンの主力であった根本凌選手が去ったことがどう影響するか。空中戦の強さとフィジカルの強さ、ともに魅力のイスマイラ選手宮崎鴻選手がトップの座を争い、シャドーの位置を、既存の大島康樹選手森俊貴選手と新加入の奥田晃也選手(←ツエーゲン)・南野遥海選手(←ガンバ)・土肥航大選手(←サンフレッチェ)が争う構図が予想される。大幅な得点力増までは見込みにくいが、まずはこの4年で1度もできていない1試合平均1.1得点以上(42得点以上)は決めたいところだ。

 

愛媛FC

J3王者として3シーズンぶりのJ2に臨む愛媛FC。このオフは主力の引き抜き、退団はゼロ。積み上げたベースに、楽しみな新戦力が絡んでくる。

センターバックの層を厚くするべく獲得した尾崎優成選手(←ヴィッセル)と谷岡昌選手(←関西大)には小川大空選手森下怜哉選手の不動の2センターバックに刺激を与え、定位置争いを激しくする役割が求められる。

谷本駿介選手深澤佑太選手の若き才能がタッグを組むボランチコンビには、これまた若き才能・石渡ネルソン選手(←セレッソ)が絡み、より一層の成長を促す。

サイドアタッカーには窪田凌選手(←FC岐阜)と浜下瑛選手(←ヴォルティス)という即戦力2人が加わることで厚みを加え、1トップを張る大黒柱・松田力選手に刺激を与えるべく、藤原悠汰選手(←サガン)を加えた。

継続路線を選択しつつ、的確な補強に努めたこのオフを越え、旋風を巻き起こす準備は整った。まずは残留、そして1つでも上の順位を目指す1年が始まる

 

鹿児島ユナイテッドFC

こちらは5シーズンぶりのJ2に挑む鹿児島ユナイテッドFC。愛媛同様、主力の流出はほぼなく、ベースを保ったままに新戦力加入で厚みを加えることに成功した。

岡本將成選手広瀬健太選手戸根一誓選手で回してきたセンターバックには、経験豊富な井林章選手(←エスパルス)が加わり、戦力アップに繋げる。

中原秀人選手木村祐志選手山口卓己選手で回したボランチには、もはやJ2ではお馴染みの名ボランチ藤村慶太選手(←ツエーゲン)を加えた。

端戸仁選手が1強と化していたトップ下候補には攻撃性能に長けたレフティー・田中渉選手(←モンテディオ)を加え、ハイレベルな争いが期待できる。

サイドアタッカーには西堂久俊選手(←FC東京)を加え、そして、1トップ候補には高いポテンシャルのンドカ チャールズ選手(←FC岐阜)を加えた。藤本憲明選手、五領淳樹選手、米澤令衣選手の負担軽減を図る狙いか。

愛媛同様、J3を勝ち抜いたベースにさらに厚みを加える継続路線で立ち向かうJ2の舞台。5年前には掴み取れなかった「J2残留」を勝ち取りたい

 

 

J1編でも記載したとおり、大まかに予想しているので、今までよりは当たりやすいはずだが、それでもこの予想を大きく裏切るチームが出てくるのがJリーグの特徴だ。

「戦力差が少なく、拮抗している」という特徴があるこのJリーグ。毎年いい意味でも悪い意味でもサプライズが起こるリーグで、昨年だけでも、

ゼルビアの圧倒的な強さ

ヴェルディの大躍進

ベガルタヴォルティスの大不振

藤枝ザスパの衝撃

があったわけである。

 

今年も楽しみが尽きないJ2リーグである

 

 

以上