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2024 J1順位予想(勢力図予想)をしてみた!

2024シーズンのJリーグ開幕まで1週間を切った。今シーズンもJリーグの順位予想(勢力図予想)をしていくこととする。

(直近5年続けて順位予想をしているので、その予想については下記リンクからご覧ください。)

 

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今回は、

①「優勝争い予想のAグループ」

②「上位争いは当然ながら、ACL出場枠(3位以内)、優勝争いも狙っていきたいBグループ」

③「トップハーフはもちろん、トップ7も狙えるCグループ」

④「安全にJ1残留を決めつつ、できればトップハーフも狙いたいDグループ」

⑤「まずはJ1残留を最優先に置きながら、1つでも上の順位を狙っていきたいEグループ」

 

5グループに分ける形で予想していくこととする。

 

それでは、予想はこのとおり。

①「優勝争い予想のAグループ」

浦和レッズ横浜F・マリノスサンフレッチェ広島

レッズ

課題とされたセンターフォワード2022シーズンJ1得点王・アゴサンタナ選手(←エスパルス)を獲得。ウイングタイプにはソルバッケン選手(←ローマ)、ボランチには現役スウェーデン代表のグスタフソン選手と、強力な助っ人を獲得。既存戦力を含め、どのポジションも質が相当に高い。実績十分のヘグモ・新監督の手腕にも期待大だ。

不安があるとすれば、ショルツ選手ホイブラーテン選手に不測の事態が起きた場合の守備強度くらいだろう。佐藤瑶大選手(←ガンバ)、井上黎生人選手(←サンガ)の働きは注目ポイントだ。

 

マリノス

ゴールキーパーだった一森純選手センターバックの主力だった角田涼太朗選手が移籍するも、ポープウィリアム選手(←ゼルビア)や渡邊泰基選手(←アルビレックス)、山村和也選手(←フロンターレ)獲得し、穴埋めに抜かりはない。それ以外の主力は軒並み残留し、戦力はJ1トップクラス

不安なのは、キューウェル監督の手腕だイングランドで監督キャリアを積んでいたが、どのクラブでも短命で終わっており、「勝ち方を知っている」という感じはない。戦力的な問題もあったかもしれないが、手腕次第では悪い意味での波乱を起こしてしまう可能性もありそうだ。

 

サンフレッチェ

主力の流出はベン・カリファ選手くらい。そこも、2023シーズンに13得点をあげた大橋祐紀選手(←ベルマーレ)の獲得でサクッと解決させた。

チームとしての継続性が極めて高く、守備の強度・チームとしての安定度はJ1トップクラス。チームのキーマンとなる満田誠選手が開幕から怪我なく戦えれば、優勝争いには確実に絡んでくるはずだ。

不安があるとすれば、新ホームスタジアムエディオンピースウイング広島への慣れだ。ここを早く適応できるか否かが、覇権奪回へのカギとなる。

 

②「上位争いは当然ながら、ACL出場枠(3位以内)、優勝争いも狙っていきたいBグループ」

ヴィッセル神戸名古屋グランパス川崎フロンターレFC東京

ヴィッセル

昨シーズンチャンピオン・ヴィッセルはこのオフ、選手層の強化に努めた。

センターバック岩波拓也選手(←レッズ)

左右サイドバック広瀬陸斗選手(←アントラーズ

ボランチには井手口陽介選手(←アビスパ)と鍬先祐弥選手(←V・ファーレン)

センターフォワードには宮代大聖選手(←フロンターレ)

と、効果的な補強に終始。非常にいい動きをしていた印象である。

ただ、全体的に年齢層が高く、今年から38試合に増えたリーグ戦やシーズン後半から始まるACLを含めたタフなスケジュールには不安がある。その点を踏まえて、グループBとした。

 

グランパス

攻撃陣は豪華絢爛。2023シーズンに16得点をあげたユンカー選手を筆頭に、新加入のパトリック選手(←サンガ)と山岸祐也選手(←アビスパ)、チャンスメーカーの永井謙佑選手森島司選手、スピードスターの中山克広選手(←エスパルス)、クロッサーの山中亮輔選手(←セレッソ)、小野雅史選手(←モンテディオ)が絡む攻撃力の高さはリーグ随一だ。

一方で、守備陣を見ると、主力センターバック中谷進之介選手がガンバに、ウイングバック森下龍矢選手レギア・ワルシャワに移籍したのは気がかり。井上詩音選手(←ヴァンフォーレ)、ハ チャンレ選手(←浦項スティーラーズ)が加入しているが、すぐに穴が埋まるとまでは思えず、序盤は苦しみそうと予想。

 

フロンターレ

このオフは登里享平選手セレッソに、山根視来選手ロサンゼルス・ギャラクシーに、シミッチ選手サントスFCに、宮代大聖選手ヴィッセルに移籍。主力の流失が続いていた。

しかし、チームに必要な新陳代謝のタイミング。サイドバックには日本代表にも選出された三浦颯太選手(←ヴァンフォーレ)とファン ウェルメスケルケン 際選手(←NEC)。ボランチには山本悠樹選手(←ガンバ)とゼヒカルド選手(←トンベンセ)。センターフォワードには、フィジカルモンスターであり、前評判も非常に高いエリソン選手(←サンパウロ)を加入させた。

そもそも、2023シーズンは怪我人が多すぎた上にACLが加わったことが不振に影響していた。2024シーズンは怪我人を少なくし、上位争いにしっかりと加わりたい

 

FC東京

ゴールキーパーヤクブ スウォビィク選手、攻撃の軸となるアダイウトン選手渡辺凌磨選手がそれぞれ退団したために不安も多い。しかし、穴を埋めるだけでなく、戦力値を上げていくだけの動きを見せたこのオフ。

特に大きいのはボランチ高宇洋選手(←アルビレックス)、トップ下タイプの荒木遼太郎選手(←アントラーズ)、ウイングの遠藤渓太選手(←ウニオン・ベルリン)、センターフォワードタイプの小柏剛選手という4人の加入。個人能力の高さはもちろん、縦への推進力を生み出せるこの4人の加入は、攻撃サッカーをやる上で大きなプラスを生み出すだろう

少なくとも、昨シーズンのような残念なシーズンにはならないと思われる。

 

③「トップハーフはもちろん、トップ7も狙えるCグループ」

鹿島アントラーズセレッソ大阪サガン鳥栖

アントラーズ

ポポヴィッチ・新監督の手腕に疑問符を呈されているアントラーズ。このオフの動きはあまり大きなものではなく、主力の流失は広瀬陸斗選手ディエゴ・ピトゥカ選手くらいだった。

その一方で、新戦力も最小限といった印象。スタメンクラスといえば、ウイングタイプのギリャルメ・パレジ選手(←タジェレス)とセンターフォワードとしてもプレー可能なアレクサンダル・チャヴリッチ選手(←スロヴァン・ブラチスラヴァ)くらいだった。

不安な点としては、最終ライン、ボランチの層の薄さ。さらに、鈴木優磨選手が顔面骨折をしたことにより、フォワード陣の層までも薄くなっている点。以前のような強さは見せられないのではと予想し、Cグループ予想としている。

 

セレッソ

サイドバック登里享平選手(←フロンターレ

ボランチ中駿汰選手(←コンサドーレ)と平野祐一選手(←レッズ)

ウイングタイプにルーカスフェルナンデス選手(←コンサドーレ

攻撃的なポジションにヴィトール・ブエノ選手(←アトレチコ・パランナエンセ)

と即戦力を獲得し、選手層は確実に増したセレッソ

しかしながら不安な点もある。2023シーズンは最終盤8試合で1勝1分6敗と大ブレーキに陥り、その間の得点は僅か1点。8試合で1点は「たまたま調子が悪かった」では済まされないレベルの得点力不足である。

レオセアラ選手頼みになりかけていた得点力を改善してシーズンインできるかにかかってくるだろう。

 

サガン

小野裕二選手岩崎悠人選手ファンソッコ選手の移籍はあったものの、主力の流失は最低限に抑えたサガン

ここに、

フォワードに圧倒的スピードのマルセロ・ヒアン選手(←横浜FC

ウイングタイプには才能豊かなレフティー・中原輝選手(←セレッソ

最終ラインにはキムテヒョン選手(←ベガルタ)、上夷克典選手(←トリニータ

が加入。戦力層は確実にレベルアップした

毎シーズン、戦力の大幅入れ替えによるフィット作業から始まっていたサガンだが、今シーズンはその作業に充てる時間も大幅に減らすことができた。序盤からの躍進を予感させる。

 

④「安全にJ1残留を決めつつ、できればトップハーフも狙いたいDグループ」

アビスパ福岡アルビレックス新潟京都サンガF.C.ガンバ大阪柏レイソルFC町田ゼルビア

アビスパ

チーム得点王の山岸祐也選手フォワード2番手のルキアン選手ボランチの主力であった井手口陽介選手がそれぞれ移籍し、不安の声が聞かれたルヴァン杯王者・アビスパ

しかし、万能型フォワードのベンカリファ選手(←サンフレッチェ)、快足ウイングの岩崎悠人選手、技術力の高いボランチ松岡大起選手(←エスパルス)と加入し、穴はしっかりと埋めている。

チームとしての「堅守速攻」のスタイルはすでに確立されており、今シーズンも不変のはず。ブレない姿勢で今シーズンもトップハーフを目指したい

 

アルビレックス

攻撃陣の補強は非常に良いものがあった。以前書いた以下の記事でもあるように、小野裕二選手長谷川元希選手の加入で、得点力は確実に上がるはず

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一方で不安視されるのは守備陣。特にセンターバックの層の薄さは顕著であり、もともとケガがちなトーマスデン選手が離脱するような事態に直面した場合の対応策に乏しい印象である。J1での適応具合が未知数な遠藤凌選手、ベテランの舞行龍ジェームズ選手千葉和彦選手のフル稼働が求められる形になってしまいかねない点はかなり大きい不安要素だ。

 

サンガ

井上黎生人選手が移籍した守備陣には鈴木義宜選手(←エスパルス)、松田佳大選手(←ホーリーホック)を獲得。サイド候補に鈴木冬一選手(←ローザンヌ)と宮本優太選手(←レッズ)を加え、縦への推進力を強化することに成功。

一方で、チーム得点王タイのパトリック選手、25試合出場の木下康介選手を流失した攻撃陣については、マルコ・トゥーリオ選手(←セントラル・コーストマリナーズ)の加入くらいで大きな戦力アップは無し。とはいえ、もう1人のチーム得点王・豊川雄太選手、昨シーズン途中加入ながら13試合で7得点の原大智選手、高品質ポストプレーヤー山﨑凌吾選手とメンツはしっかり揃っている。

J1残留は余裕をもって達成し、トップハーフを狙っていきたいところだろう。

 

ガンバ

ポヤトス体制2年目のガンバだが、メンツは相変わらず豪華

崩壊気味だった守備陣を改善させるべく、守護神候補として一森純選手マリノスから復帰させ、センターバックには中谷慎之介選手(←グランパス)を加入させた。山本悠樹選手フロンターレに移籍した中盤には、鈴木徳真選手(←セレッソ)、山田康太選手(←レイソル)を加入させ、ダワン選手ネタ・ラヴィ選手が残留。

ウイング候補としては、快足の山下諒也選手(←横浜FC)と岸本武流選手(←エスパルス)を加え、ファン・アラーノ選手宇佐美貴史選手食野亮太郎選手という既存戦力もいる。

メンツだけなら優勝争いできるレベルのはずなのだが、やはり不安が残るのが、昨シーズン終盤の10試合を0勝2分8敗で終え、とりわけ最後の7試合は全敗だったうえ、内容も決して良くなかった点。(しかも、8勝1分1敗の時期が過ぎてからのこれなのが印象として悪い。)

これが継続してしまったままシーズンインしてしまうと、最悪の結末を迎える可能性も否定できない。名門復活の第一歩へ、まずは「安全にJ1残留」から始めていきたい。

 

レイソル

2022シーズンの終盤の良くない流れをそのまま引きずり、クラブワーストクラスのシーズンを送ったレイソル。とりわけ34試合33得点と深刻だった得点力不足の解決が求められたが、補強といえば、長身フォワードの木下康介選手(←サンガ)とウイング候補の島村拓弥選手(←ロアッソ)の加入、鵜木郁哉選手ホーリーホックからの復帰くらい。残留した細谷真大選手マテウス・サヴィオ選手のさらなる奮闘なくして、この問題の解決はできない。

一方で、守備陣の主力流失はボランチ椎橋慧也選手の移籍くらいで、白井永地選手(←ヴォルティス)でそこは埋まっている。また、野田裕喜選手(←モンテディオ)の加入や犬飼智也選手の完全移籍移行で、層は厚くなっている。

昨シーズンの終盤13試合で4勝7分2敗と、「負けにくいサッカー」はできているので、まずは確実に残留を決めて、その後にトップハーフを狙っていきたい。

 

ゼルビア

メンツを見れば、もっと上に置いていいくらいの選手層を確保したゼルビア。やるサッカーも「勝利至上主義」を掲げる黒田剛監督の下で堅守速攻と明確になっており、その点のブレの無さもプラスになりそうだ

不安があるとすれば、

①初昇格のチーム特有の「J1経験の少なさ」

②人数の多さ

があるか。特に②は凄まじく、ゴールキーパー4人、ディフェンダー10人は普通程度だが、ミッドフィールダー15人、フォワード10人はかなり多い印象。どこかでやってくる「負けが込んできたときのチームマネジメント」はどうするのか、注目していきたいところだ。(ここをミスすると、J1残留争いに巻き込まれる可能性も。。)

 

⑤「まずはJ1残留を最優先に置きながら、1つでも上の順位を狙っていきたいEグループ」

北海道コンサドーレ札幌湘南ベルマーレジュビロ磐田東京ヴェルディ

コンサドーレ

実はかなり心配なのがコンサドーレ。昨シーズンは56得点61失点という数字。

もともと、「得点も失点も多いサッカー」をしているとはいえ、流石にここまで極端に出過ぎているのが気がかり。しかも、平均被シュート本数はリーグで3番目に少なかったにもかかわらずリーグ最多の失点を喫しているということは、

「効率よく点を取られてしまっている=守備陣の弱点が明白になってしまっている」という可能性も否定できない。

加えて、このオフは中駿汰選手ルーカスフェルナンデス選手セレッソに、小柏剛選手FC東京に移籍と、主力級の流失が続いてしまったのも不安材料である。

センターバックとして評価の高い家泉怜依選手(←いわきFC)、スピードスターの近藤友喜選手(←横浜FC)、コンサドーレのかつてのエース・鈴木武蔵選手(←ガンバ)の加入があったとはいえ、過去シーズンに比べると不安が大きい。この3人のうち1人でもコケてしまうようだと、残留争いに巻き込まれる可能性も広がってしまいかねない。

 

ベルマーレ

昨シーズンの終盤戦は見事なV字回復。7年連続のJ1の舞台に挑むベルマーレだが、前途洋々とはいかないか。

何より厳しいのは、2023シーズン、13得点をあげた、大橋祐紀選手の移籍。昨シーズン40得点だったチームにおいて、昨年夏に移籍した町野修斗選手と大橋選手であげた22得点(全体の55%)を失ったのはあまりにも痛い。

攻撃の形を変えていくことも検討しているのか、フォワードには高さと強さを誇るルキアン選手(←アビスパ)、ウイングタイプにはクロッサーの鈴木雄斗選手(←ジュビロ)を加入させた。サイドからのクロスを軸に得点を狙う形を模索しているか。

一方で、守備陣においては主力組の離脱はほぼ無し。昨シーズン終盤に見せた粘りと堅守(8試合で5失点)を武器に、今シーズン戦っていければ、残留への道も見えてくる。

 

ジュビロ

補強禁止処分を乗り越え、1年でのJ1復帰を果たしたジュビロは、このオフに積極的な補強を展開。外国人選手4人を含めた16人が新加入し、層を厚くすることを狙っていく。

注目はJ2屈指の司令塔・平川怜選手(←ロアッソ)。攻撃的なサッカーを掲げるロアッソで才能を開花させた若き天才司令塔が繰り出すパスで、ジュビロ攻撃陣を操る。

一方で守備陣は大きな補強はない印象。既存戦力でどれだけ耐えられるかが若干不安材料か。ここ数シーズン、J1では守備が崩壊気味となりつつあるジュビロであることを考えると、不安は大きいか。

最も中心的な存在となるであろうリカルドグラッサ選手を中心に、1点でも少ない失点数で耐えていくことを求められる。

 

ヴェルディ

緑の名門が16シーズンぶりにJ1の舞台に帰ってきた。かつての華麗なパスサッカーではなく、堅守を武器としたソリッドなチームになった、新しいヴェルディがJ1での航海に臨む。

このオフは積極的な補強を展開。ジェフの10番・見木友哉選手ガンバのスピードスター・山見大登選手サンガの長身フォワード・木村勇大選手と才能があり、かつ伸び代も備えた選手を獲得。昨シーズンは42試合で57得点と得点力にやや課題が残るだけに、この3選手の活躍がカギとなりそうだ。

一方、チームの武器として昇格に大きく貢献した守備陣は、左サイドバック加藤蓮選手以外は軒並み残留。J1の舞台でもこの高い守備力を武器に勝ち点を重ね、残留の目安となる「勝ち点45」をまずは目指していきたいところ。

 

 

大まかに予想しているので、今までよりは当たりやすいはずだが、それでもこの予想を大きく裏切るチームが出てくるのがJリーグの特徴だ。

「戦力差が少なく、拮抗している」という特徴があるこのJリーグ。賞金の配分変更(成績に応じた傾斜式の金額配分)などの「ビッグクラブ育成」のための政策で、かつてに比べればかなり戦力差が出てきたが、それでも世界と比べると、本当に戦力差が少ないリーグである。予想がこれほど難しいリーグはほかにはないのではないかと毎年思うところだ。

 

次回は、J2について触れていくこととする。

 

 

以上