野球とサッカーが好きな人間のブログ

野球とサッカーが好きな人間が好き勝手に喋ってます!順位予想とかもやってます!

12球団別 春季キャンプ「個人的」見どころについて(パ・リーグ編)

ついに始まる2024シーズンの日本プロ野球

今回から2回は、2月1日(オリックスは2月2日、西武は2月6日)から始まる各球団の春季キャンプにおける見どころについて、話していきたい。(今回はパ・リーグ編)

ちなみに昨日あげたセ・リーグ編はこちらです。

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

現地に練習を見に行く人、テレビで各球団の練習映像を見る人(私は完全に後者だが)、どちらの方にしても、少しでも刺さるようなポイントをあげられればと思います。

 

オリックス・バファローズ

山本由伸投手山﨑福也投手の穴を誰が埋めるのか」

この春季キャンプの最注目テーマはここだろう。

2023シーズンからの底上げのという意味で最も期待されるのは、右肘のトミージョン手術、そして育成契約からの這い上がりを期す木蓮投手だ。ルーキーイヤーから「あと1人でノーヒットノーラン山川穂高選手から3打席連続奪三振という凄まじいデビューを見せた椋木投手だが、故障で2023シーズンは1軍登板はゼロ。しかし、2023年10月には実践復帰を果たしており、経過は順調である。実力はすでに折り紙付き。山本投手の穴を埋める最有力候補として、キャンプからのアピールに注目する方は少なくないはずだ。

左腕エース・宮城大弥投手、初の2ケタ勝利を目指す実力派・田嶋大樹投手、圧倒的なポテンシャルな高さを持ち、10勝、いや15勝を目指す山下舜平大投手、昨シーズン中盤以降に先発ローテーションに定着し、6勝0敗の成績を残して、「負けない男」として名を馳せた東晃平投手といった、2023シーズンに先発ローテーション入りした実績を持つ若手投手たちのさらなる成長にも注目したい。

 

千葉ロッテマリーンズ

永年の課題と言われてきた「長打力不足解消」にメドが立ちつつあるマリーンズ

しかし、長打率はいまだリーグ4位と、完全に解消できたわけではない。

2023シーズンパ・リーグ本塁打王のポランコ選手2018シーズン・2019シーズンのセ・リーグ本塁打王のソト選手の活躍はもちろんだが、それ以上に、和製大砲候補の山口航輝選手安田尚憲選手、そしてドラフト1位ルーキー・上田希由翔選手の飛躍を期待するファンの方は多いはずだ。和製大砲候補たちの奮闘に注目していきたい。

また、一部報道では内野手のポジションシャッフル」が行われるとのこと。その一環でセカンドの中村奨吾選手サードに転向する案が上がっているらしい。先述した安田選手がファーストやDHに転向すれば、ソト選手やポランコ選手との起用法での兼ね合いが問題となるが、春季キャンプではその点の大枠も見えてくるはずなので、注目していきたいところだ。

 

福岡ソフトバンクホークス

いろんな意味でオフを騒がせることになったホークスだが、グラウンドに目を向ければ、スター選手が多く名を連ねる豪華なメンツだ。

ただ、先発ローテーションを見れば穴も多く見られ、盤石な体制とは程遠い。そんな中、小久保裕紀・新監督が発表したモイネロ投手の先発転向」「モイネロ投手が抜けた『勝利の方程式』の再設計」がこのキャンプでの最注目ポイントとなりそうだ。

モイネロ投手の先発転向がハマれば、先発ローテーションの強化は間違いない。150キロオーバーの圧倒的な質を持つストレートと大きなカーブとスライダー、必殺のチェンジアップと持ち球の面で問題は無い。スタミナだけが問題となるが、「そこさえクリアできれば」といったところ。また、「7回・8回の男」候補についても津森宥紀投手藤井皓哉投手松本裕樹投手と居るので、普通にやってくれれば問題は無いはずだ。

一方で、「先発転向プランがハマらなかった場合」「7回・8回に誰が投げるかがうまく調整できなかった場合」はチーム作りの根幹も揺るがしかねない。

キャンプが終わる2月末までにどんな結論を出せるか、大きな注目が集まるところだろう。

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

バファローズ「山本由伸投手の穴をどうするか」で悩んでいるのであれば、イーグルス松井裕樹投手移籍問題」で大きな悩みに直面している。

松井裕樹投手の後継としては、則本昂大投手の守護神への配置換えがすでに公表されている。先発投手としては球威低下による奪三振能力の低下等が指摘されていたが、1イニングに集中できる守護神での起用で、球威の復活、そして再びの「ドクターK」ぶりを見せつけることができるか。初めて「リリーフピッチャー」として迎える春季キャンプ、どのような調整を見せることができるかが注目だ。

一方で、則本投手の守護神転向で空いた先発ローテーションの1枠を巡った争いも注目だ。ドラフト1位ルーキーの大型左腕・古謝樹投手ノーヒットノーランの実績もあるポンセ投手(←ファイターズ)、瀬戸際に追い込まれつつある元ドラフト1位・藤平尚真投手といった選手達のアピール合戦も注目ポイントになるだろう。

 

埼玉西武ライオンズ

リーグワーストの435得点で終わった打撃陣。そこに山川穂高選手のホークス移籍、2023シーズンに15本塁打を放っていたマキノン選手の退団で、不安を抱くライオンズファンの方も少なくなかったはず。

しかし、その穴を埋めるにふさわしい大物がやって来た。メジャー通算114本塁打アギラー選手メジャー27本塁打コルデロ選手の2人だ。いろいろあり過ぎて圧倒的に不足する結果になってしまった長打力を解消するには十分すぎるほどのパワーを持つ長距離砲2人がキャンプから大暴れする姿を見ることになりそうだ。

既存の日本人選手だって黙っちゃいないだろう。特に1軍での実績を積みつつある長谷川信哉選手渡部健人選手蛭間拓哉選手だけでなく、山村崇嘉選手高木渉選手といった若手の有望株たちが1軍キャンプスタートとなっている。

生え抜きの強打者を生み出すことに定評のあるライオンズということもあり、今シーズンはどんなスター候補が飛躍してくれそうか。そんなところもこのキャンプの注目ポイントだ。

 

北海道日本ハムファイターズ

大型補強に成功し、2年連続最下位からの下剋上に期待がかかるファイターズ。2年前の今ごろは、「BIGBOSS」一色になってしまっていた印象だが、この春季キャンプは新庄監督の影が薄くなってしまうほどに、楽しみなポイントが多い

特に、若手選手たちのアピール合戦には注目していきたいところ。投手では、金村尚真投手根本悠楓投手といった「将来の左右エース候補」が1軍キャンプスタートを切れば、「将来の正捕手候補」として期待を受けるドラフト2位ルーキー・進藤勇也選手も1軍キャンプスタート。すでにチームの中軸を担っている万波中正選手野村祐希選手がさらなる成長を期し、細川凌平選手奈良間大己選手といった二遊間候補がレギュラーの座を奪うべく鍛錬を重ねる。

新加入組も忘れてはいけない。FA移籍で加入した左腕エース候補・山﨑福也投手、4番候補の大砲・レイエス選手リードオフマン候補のティーブンソン選手と、チームの救世主になり得る選手たちもシーズンに向けて調整をしていく。

名護で行われる1軍キャンプはかなりの熱量、注目ポイントで溢れている

 

 

 

以上