前回から始めたJ2リーグ順位予想。
前回の記事は、以下のとおり。
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今回は、前回の記事で①「J1自動昇格2枠を争うことは確実だと予想する第1グループ」と予想した、
ベガルタ仙台、清水エスパルス、ファジアーノ岡山、徳島ヴォルティス
について記載することとする。
ベガルタ仙台(前年成績 18勝9分15敗 勝点63 67得点59失点 7位)
以前掲載したこちらの記事でも紹介したとおり、ベガルタのこのオフの動きは素晴らしかった。
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リーグワースト5位となる59失点を喫してしまった守備陣には、経験豊富なベテランGKとJ2屈指のCBを迎え入れ、強度に欠けていたCHにはポルトガル1部でも活躍したボールハンターを呼び、攻守のキーマンとなった「王様」のレンタル延長にも成功。攻撃陣には中盤なら高いレベルでどこでもこなせる「仙台出身の若き才能」を迎え入れただけではなく、若手有望株のドリブラー2人も加入させた。
チームとして攻守にレベルアップしたのは間違いない。
戦術家として評価が高く、J2での実績も十分な伊藤 彰監督の下で、J1昇格争いに絡むのは間違いないだろう。
清水エスパルス(前年成績 7勝12分15敗 勝点33 44得点55失点 17位(J1))
戦力を考えれば、まさかのJ2降格となったエスパルス。「草刈り場」と化すことも考えられたが、多くの主力選手が残留し、新戦力にも実力派を連れてきたことで、J2屈指の戦力を保持することに成功してみせた。特に大きかったのは、権田 修一選手、鈴木 義宜選手、山原 怜音選手、西澤 健太選手、北川 航也選手、チアゴ サンタナ選手の6選手の残留だ。チームの屋台骨を支える「J2では反則級」の選手たちが残っているため、J2降格のショックをいい意味で感じさせない。(というか、前年J1得点王とカタールW杯日本代表の守護神がJ2で戦うって…。)
また、新加入した高橋 祐治選手、吉田 豊選手はチームの大きな課題だった守備力の強化に、成岡 輝瑠選手とディサロ 燦 シルヴァーノ選手はここ1番での攻撃力強化に貢献できる力がある。
2度目のJ2降格。「堕ちた名門」のレッテルを貼られることもあった。そんな汚名を返上する1年にすることができるだろうか。
ファジアーノ岡山(前年成績 20勝12分10敗 勝点72 61得点42失点 3位)
想定以上の大躍進で、2022シーズンのJ2リーグを席巻したファジアーノは、ミッチェル デューク選手と徳元 悠平選手以外の主力を残留させることに成功。
さらに、徳元選手のいた左SB(左WB)には高木 友也選手と高橋 諒選手の実力派2人、デューク選手がいたCFには若手有望株の櫻川 ソロモン選手と坂本 一彩選手をそれぞれ獲得し、空いた穴を埋める。加えて、CBの強化に向けて、ホーリーホックで活躍していた鈴木 喜丈選手を獲得。足元の技術に優れた選手で、昨シーズンのファジアーノにはあまりいないタイプのCBである。また新たな戦術の可能性を感じさせる動きだ。
木山 隆之監督2年目は主力が多数残り、戦術理解度も進んだ状態でのシーズンインとなる。初めて「ダークホース」ではなく、「本命」として挑むシーズン。注目だ。
徳島ヴォルティス(前年成績 13勝23分6敗 勝点62 48得点35失点 8位)
ベガルタ同様、それ以上のオフを過ごしたと感じるのが、3シーズンぶりのJ1を狙うヴォルティスだ。それについて記載したのが、以下の記事です。
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リーグ最小失点の守備陣は、レンタルで加入していたSBの新井直人選手以外、ほぼ残留。足元の技術に長けた中盤も軒並み残留。
契約の関係で主力が抜けてしまった攻撃陣には、若く、そして抜群に高いポテンシャルを持った選手を複数人一気に獲得すると、かつてヴォルティスで活躍したベテランを2人加入させ、一気にレベルアップを果たした印象だ。
昨シーズンの終盤は19戦負け無しを記録するなど、強さは見せている。今シーズンはそれをシーズン序盤から見せて、J1昇格を勝ち取りたいところだ。
以上