5回前から始めたJリーグ順位予想。
前回以前の記事は、以下のとおり。
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今回は、「全体版」の記事で⑤「J1残留争いを戦うことになると予想される第5グループ」と予想した、
について記載することとする。
湘南ベルマーレ(前年成績 10勝11分13敗 勝ち点41 31得点39失点 12位)
「湘南ベルマーレ」史上初の6年連続J1を戦うことになる記念すべきシーズン。決して裕福な財政事情ではなくとも、工夫と「湘南スタイル」で戦いに挑む。
守備陣では守護神・谷 晃生選手のレンタルバックという大きな動きがあった。韓国代表で194cmのビッグキーパー・ソン ボムグン選手を獲得してきたが、この選手がフィットするかしないかが、チームの浮沈に大きく影響することになる。その一方で、その他の主力陣は米本 拓司選手を除いて全員残留。昨シーズン、失点数リーグ5位という堅守を形成した守備陣が連携を深めることができれば、大崩れすることはないはず。
問題は攻撃陣だ。昨シーズン13得点を挙げ、カタールW杯日本代表にも選出された町野 修斗選手を中心に据え、阿部 浩之選手や山下 敬大選手、大橋 祐紀選手を使い分けながら、2トップを組むのは間違いないだろうが、「分かっていても止められない理不尽な高さとパワー」を持っていたウェリントン選手の退団は、意外と重く響く予感がする。特に、競っている展開の試合終盤に切り札がいないというのは、結構しんどいものがあるはずだ。毎試合激戦、毎試合接戦になりがちなベルマーレであれば、尚更だろう。接戦に持ち込ませないためには、トップだけでなく、2列目の選手の得点力向上は必要不可欠だ。J3からの叩き上げにして、すでにレギュラーをつかんだ池田 昌生選手や、ガンバを退団してやってきた小野瀬 康介選手、若き才能・平岡 太陽選手の得点力向上で、この難局を打開していきたいところだ。
そうそう簡単に崩れないだろうが、残留安心圏内とまではいかないと思い、このグループに入れることとした。
アルビレックス新潟(前年成績 25勝9分8敗 勝点84 73得点35失点 1位(J2))
魅惑の攻撃サッカーは6年ぶりのJ1で通用するか。注目を集めるアルビレックス。
以前記載した以下の記事のとおり、29人中26人が残留しており、連携面の問題は皆無と言っていい。
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ただ、J1経験のある選手がかなり少なく、登録選手30人の中で、J1でシーズン30試合以上出場した経験のある選手が千葉 和彦選手だけというチーム構成は、どうしても不安を感じざるを得ない。若い才能の宝庫ではあるのだが、経験値の低さが良い方向に転じるか、悪い方向に転じるか、全く読めないところだ。
また、個人的にはCBとCFに J1で25〜30試合出ることができるくらいの力量の選手は欲しかったところだ。CBは平均年齢がかなり高いためにフル稼働が難しい選手が多く、CFは鈴木 孝司選手がケガがちで、谷口 海斗選手は昨シーズンの不振を払拭できるかが不安。新加入のグスタボ ネスカウ選手は2月合流でフィットするまでに時間がかかりそうという状態となっている。
○小島 亨介選手が中心となり、阿部 航斗選手も控えるGK
○伊藤 涼太郎選手、三戸 舜介選手、太田 修介選手を中心にした2列目
にはそれほど不安はないが、それ以外のポジションは大躍進の期待半分、大コケの不安半分といった印象だ。曲がりなりにも後援会や有料のファンサイトにも入っている私が言うのもアレだが、「良くも悪くも全く読めない」「かなりギャンブルな布陣」という陣容だ。
「残留安全圏にいる」とは思えなかったため、今回はこのグループに配置したが、本当に読めない。ファンとしては、この予想を覆してほしいと切に願っている。
横浜FC(前年成績 23勝11分8敗 勝点80 66得点49失点 2位(J2))
1年でのJ1復帰を決め、クラブとしてのステータスを高めつつある横浜FC。このオフは大胆なチーム改革に踏み切った。
守備陣では、守護神・ブローダーセン選手の残留が非常に大きい。高いセービング能力を誇る絶対的守護神の存在はJ1勢としても脅威だ。また、CB候補として、ンドカ ボニフェイス選手と吉野 恭平選手を獲得して頭を加えることに成功した。CH候補には、元栃木SCのフィジカルモンスター・ユーリ選手、J1リーグ戦で259試合に出場している三田 啓貴選手、若手有望株の井上 潮音選手と獲得。昨シーズンに比べると、格段に選手層は厚くなっている。
攻撃陣では、1トップ起用が予想される小川 航基選手の残留が大きい。昨シーズンのJ2得点王が4シーズンぶりのJ1でどこまで暴れることができるか。それを左右するのが、周りのアシスト力。長谷川 竜也選手や山下 諒也選手といった既存戦力だけでなく、ロアッソから来た坂本 亘基選手、ポルトガルからの獲得となった新井 瑞希選手、新10番のブラジル人助っ人・カプリーニ選手と個の能力が高い選手を揃えてきた。マルセロ・ヒアン選手、サウロミネイロ選手、高井 和馬選手、小川 慶治朗選手といった選手も控えていて、メンツはかなり豪華である。
また、アシスト力という点では、左サイドバックの橋本 健人選手が非常に楽しみな逸材である。圧倒的な攻撃力を有した才能あふれるレフティーが、初のJ1でどこまでやれるか、注目である。
と、ここまで書いたとおり、メンツとしてはなかなかいいメンツを揃えている。ただ、不安材料も少なくない。
○昨シーズン、リーグ10位に留まった守備陣の脆さ
○39人と大所帯のチーム編成
○そのうち8人が外国籍選手という起用法の難しさ
○多くの選手が起用されないことで起きるモチベーション管理の難しさ
このあたりはかなり大きな問題となりそう。この点をいかに解決させられるか。さもなくば、残留争いに巻き込まれる可能性は高くなる。
以上