前回から始めたJリーグ順位予想。
前回の記事は、以下のとおり。
kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com
今回は、前回の記事で①「優勝争い予想の第1グループ」と予想した、
横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島、セレッソ大阪
について記載することとする。
横浜F・マリノス(前年成績 20勝8分6敗 勝点68 70得点35失点 1位)
昨シーズンのチャンピオン・マリノスは、今年も優勝争いを引っ張る存在となりそうだ。
岩田 智輝選手のセルティック移籍で、多少戦力ダウンが気になる守備面だが、穴を埋めるべく獲得した上島 拓巳選手もポテンシャルの高さは十分にある。そこまで悲観する必要はないだろう。ただ、昨日発表された高丘陽平選手の移籍はどう埋めていくのかは懸念点である。
リーグ屈指の中盤陣は主力が軒並み残留しているので、大崩れすることはないと見ていい。
攻撃面は今年も破壊力抜群。レオセアラ選手や仲川 輝人選手の移籍はあったが、それ以外の主力陣は残留。加えて、植中 朝日選手や井上 健太選手という若手有望株がやってきたことで、質を落とさず、かつスムーズな世代交代に成功した。
ACLも入る過密日程にも耐えうるほどの選手層を誇るマリノス。今シーズンもこのチームから目が離せない。
川崎フロンターレ(前年成績 20勝6分8敗 勝点66 65得点42失点 2位)
3連覇こそ逃したが、昨シーズンも最後の最後まで優勝争いを演じたフロンターレ。
その底力を生み出してきたチームとして確立されたスタイル、成熟された連携は今年も大きな武器となる。
このオフは、数は多くないものの、各ポジションに即戦力を加えてきた。
〇GKにはサンガの守護神だった上福元 直人選手
〇DFのマルチロール的な役割としてレイソルから大南 拓磨選手
〇攻撃陣のマルチロール的な役割としてベルマーレから瀬川 祐輔選手
をそれぞれ獲得。
最前線の点取り屋には、直近2年間でJ1通算15ゴールと実績を積んだ22歳、宮代 大聖選手をレンタルバックさせた。既存戦力も強力で、優勝争いをするには十分な戦力は持てていると感じる。
この3年は主力の欧州リーグ移籍が相次ぎ、このオフには谷口 彰悟選手のカタール移籍。数年前の圧倒的だったチーム力を維持するのもなかなかに難しいはずの状況ではあるが、名将・鬼木 達監督の下で、再び王者奪回となるか。
サンフレッチェ広島(前年成績 15勝10分9敗 勝点55 52得点41失点 3位)
昨シーズンのサプライズチームであるサンフレッチェ。名将・スキッべ監督の下で、見事に復活を果たしたチームのオフの動きは、「継続路線」。大きな動きはなく、その分、主力陣は残留させたことで、連携面を深く追求。そこからチームを強化するという形だ。昨シーズン、リーグ戦3位・ルヴァンカップ優勝・天皇杯準優勝のチームなので、この戦略は全く問題ない。
加えた新戦力は必要最小限といったところか。とはいえ、サンフレッチェらしい「名より実」を地で行く好補強が多かった。
〇塩谷 司選手・佐々木 翔選手の高年齢化が気になり始めたCB候補には、順天堂大学から山崎 大地選手と桐蔭横浜大学から中野 就斗選手という、即戦力の大卒ルーキー2人
〇藤井 智也選手がアントラーズに移籍したところを埋めるWB候補には、即戦力としてアビスパからレフティーの志知 孝明選手を獲得。
中盤の層を厚くする目的としては、昨シーズン終盤に覚醒しつつあった松本 大弥選手をレンタルバックさせた。
「継続路線+ピンポイント補強」で、チーム力を上げていこうとするサンフレッチェが目指すのは、8シーズンぶりのリーグ制覇だ。
セレッソ大阪(前年成績 13勝12分9敗 勝点51 46得点40失点 5位)
昨シーズンはルヴァンカップ準優勝、リーグ戦でも終盤戦までACL出場権を争うなど、躍進を見せたセレッソ。
以前上げたこちらの記事のとおり、移籍市場の動きはリーグ内でもベストと言っていい。
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その中でも大きいのはジョルディ・クルークス選手とレオセアラ選手の獲得と藤尾 翔太選手の復帰だ。昨シーズン、チームは5位に躍進したが、得点数は46と決して多くなく、チーム最多得点は加藤 睦次樹選手の6ゴール。優勝を狙うにはやや物足りない感があった。「ここは改善したい」という点だったはずだが、そこにレフティーモンスターかつ、高性能クロッサーのクルークス選手と高性能シューターであるレオセアラ選手の獲得、藤尾選手のレンタルバックは、シンプルに良い動きと言っていい。
3年目を迎える小菊 昭雄監督のもと、「積極的にシュートを撃つ」ところまではしっかり浸透しており、直近3年のリーグ戦のシュート本数は、11位→5位→4位と成長を遂げている。補強も順調だった今シーズンは、優勝争いに顔を出すことが期待される。
以上