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2021 プロ野球セ・リーグ 順位予想をしてみた!(5~6位 戦力分析編)

以前、1位~6位までを予想した。その時の記事は以下のとおり。

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

前回は3位~4位に予想したチームの戦力分析をしたが、今回は5位~6位に予想したチームの戦力分析をしていくこととする。

  

5位 横浜DeNAベイスターズ

投手陣

・先発陣

今永昇太投手東克樹投手の開幕出遅れが決まっており、ロメロ投手の来日も遅れてしまっている状態で苦しいことは間違いない。

昨年10勝をあげた大貫晋一投手、8試合連続クオリティースタートを果たした平良拳太郎投手、殻を破らないといけない3年目の上茶谷大河投手の右腕3人組と左腕・濵口遥大投手の4人は開幕ローテーション入りするとして、あと2枠をどうするかといったところだ。

高卒5年目の京山将弥投手はストレート、カットボールの質が飛躍的に向上しており、先日のオープン戦でも好投を見せた。シーズンに入ると好不調の波もあるだろうが、1年間使い続けていってほしい素材だ。高卒4年目の阪口皓亮投手もまた、ブレイク候補だ。ドラフト1位ルーキー・入江大生投手も即戦力として活躍が期待できる投手で、この3人の台頭・活躍が大きなカギを握りそうだ。

・救援陣

こちらもエスコバー投手の来日遅れで厳しい状態。

抑えの三嶋一輝投手、セットアッパーの石田健大投手は勤続疲労が影響しなければ、今年も固定でよさそう。しかしながら7回を任せられる投手が今のところは定まっていない。国吉佑樹投手平田真吾投手は好不調の波が大きく、良い時は手が付けられないが、悪い日は制球が定まらず、四死球から自滅するというパターンがあり、勝ちパターンに置くにはやや怖い。伊勢大夢投手はまだ2年目で経験が浅い。山﨑康晃投手が復活してくれれば一番いいが、その保証はない。

それ以外の中継ぎには左腕の砂田毅樹投手、右腕の武藤祐太投手三上朋也投手笠井崇正投手といるが、決して盤石とは言いにくい。

また、ロングリリーフ枠にもやや苦慮している印象。オープン戦で登板機会を得ている飯塚悟史投手風張蓮投手がどこまで奮闘できるか。

 

野手陣

・打線力

梶谷隆幸選手のFA移籍、ソト選手オースティン選手の来日遅れで、開幕してしばらくはかなり苦しい台所事情になりそう。

梶谷選手の移籍で空席となった「1番・センター」の枠を巡っては、神里和毅選手桑原将志選手関根大気選手が争う。 3選手とも走力があり、1年間フルで出せば2ケタ盗塁も期待できる。三浦大輔・新監督は2番に田中俊太選手大和選手柴田竜拓選手といった「四球を選べてバントもできる選手」を置くケースが多いので、昨年までとは大きく異なった形の打線構築となりそうだ。

3番~6番にはソト選手佐野恵太選手オースティン選手宮﨑敏郎選手が基本だろうが、ソト選手とオースティン選手が出遅れることから、細川誠也選手ドラフト2位ルーキー・牧秀悟選手の活躍が不可欠になってくる。ソト選手やオースティン選手の復帰までは長打力に大きな不安が残るが、細川選手や牧選手がどこまでカバーできるか。

7番には「先述した2番候補から漏れた選手達+倉本寿彦選手」の争いで選ばれた選手を入れてくると予想。8番には伊藤光選手戸柱恭孝選手嶺井博希選手山本祐大選手の捕手陣が入るだろう。

内野の伊藤裕季也選手森敬斗選手、外野の楠本泰史選手乙坂智選手蝦名達夫選手といったところも虎視眈々とレギュラーの座を狙っている。

昨シーズンに比べると、足やバントを絡めた攻撃が増えそうだ。

・守備力

ソト選手は二塁、外野だとかなり難があるが、一塁であれば特段問題はない。むしろ、グラブ捌きを見ていると、名手になる可能性すらあると思う。 

二塁では、田中選手柴田選手大和選手であれば守備範囲、守備共に問題はなさそうだ。一方、牧選手だと若干不安がある。牧選手は将来的には三塁起用と言うことも考えられそうなので、宮﨑選手の控えとしての起用がメイン、ソト選手復帰までの間はファーストもこなすといった感じか。

三塁の宮﨑選手は守備範囲に陰りが見えているが、グラブ捌きには問題はない。遊撃では、柴田選手大和選手については守備面での問題はないし、倉本選手も起用法を整えれば特段パフォーマンスが落ちないことが分かっている。

内野は基本的には「堅守」と言っていいのではないか。

外野は左翼の佐野選手の守備範囲にやや不安はあるが、前任の筒香選手に比べると上手い(笑)。中堅に入るであろう神里選手桑原選手は守備範囲が広く、基本的には守備力は高い。右翼のオースティン選手はとりあえずフェンスにぶつからないように気を付けてほしいところ。とりあえず外野も守備力自体は低くない

ただ、このチームは中継プレーやベースカバーなどの連携プレーに不安が大きすぎるので、そこをどこまで改善していくかがカギになりそうだ。

 

6位 東京ヤクルトスワローズ

投手陣

・先発陣

昨年ノーヒットノーランを達成した小川泰弘投手ジャイアンツから移籍してきた田口麗斗投手は問題なくローテーションに入ってくるとして、3番手以降は盤石ではない。候補としては、バンデンハーク投手を筆頭に、スアレス投手高梨裕稔投手吉田大喜投手高橋奎二投手原樹理投手石川雅規投手歳内宏明投手サイスニード投手といったところだろうが、怪我が多すぎたり安定性に欠けたりするところがあって、柱になれるかと言われると、微妙なところだ。吉田投手・高橋投手・原投手あたりには殻を破るだけの活躍が求められる。

また、ドラフト2位ルーキー・山野太一投手にも早くの台頭が求められる。

 ・救援陣

勝ちパターンでは、清水昇投手マクガフ投手のセットアッパーコンビと守護神・石山泰稚投手の3人は今年も健在。清水投手とマクガフ投手についてはもう少し防御率を落とせるようになるとさらにいいと思うが、三振を奪える球威と制球力を2人とも持っているので、セットアッパー向きだ。

他にも、寺島成輝投手長谷川宙輝投手梅野雄吾投手と若手リリーバーが揃っており、シーズン中の本格覚醒にも期待ができる。

ロングリリーフ枠では、星知弥投手今野龍太投手大下佑馬投手がいる。

救援陣は決して悪くない。先発陣がいかに試合を壊さないようにできるかが、このチームの成績に大きく影響を与えることになる。

 

野手陣

・打線力

2番~4番に座るであろう青木宣親選手山田哲人選手村上宗隆選手はリーグトップクラスの破壊力。青木選手には「打率3割以上・15本塁打以上・出塁率4割以上」を、山田選手と村上選手には「35本塁打以上・出塁率4割以上」を求めたいところ。

1番候補には、抜群の身体能力を誇る塩見泰隆選手が最有力だ。逆方向にも放り込める長打力に加え、昨年43試合で13盗塁を決めた脚力も持ち併せており、ブレイクに大いなる期待がかかっている。

ただし、5番・6番候補のサンタナ選手オスナ選手が来日が遅くなりそうで、ここはパワー不足が大きな懸念になりそう。しばらくは西浦直亨選手の打順を繰り上げたり、内川聖一選手坂口智隆選手雄平選手のベテラン勢を始め、山崎晃大朗選手中山翔太選手濱田太貴選手といった選手たちを入れつつ、対応する形が濃厚か。

捕手陣については、中村悠平選手が本来の姿を取り戻せば問題ないのだが、難しければ西田明央選手の長打力に賭けるといったところか。

1番~4番までは機動力、長打力ともに備わった打線を組めている。5番・6番の長打力を補える新助っ人2人の来日・フィットが大きなカギを握りそうだ。

・守備力

内野については、そこまで大きな穴になりそうな選手はいない。むしろ、守備力は高いといっていいだろう。

一塁の村上選手は全く問題なく、二塁の山田選手はコンディション不良に苦しんだ去年でさえ、水準以上の守備力を誇っていて、遊撃の西浦選手もまた守備力は高い。

また、一塁の控えになりそうな内川選手も一塁守備の名手として知られ、ほかの選手達についても特段守備難の選手はいない印象。

外野についても左翼の青木選手は名手だし、中堅の塩見選手も身体能力の高さを活かした守備範囲の広さがある。ただし、右翼最有力のサンタナ選手MLBワースト級」と言われるほど。ここを高津臣吾監督がどう考えるのか。青木選手を右翼にシフトしてサンタナ選手を左翼に持っていくなどの起用も考えられる。

 

 

 

今回はここまで。次回はパ・リーグの順位予想について書いていく。

 

以上

 

2021 プロ野球セ・リーグ 順位予想をしてみた!(3~4位 戦力分析編)

前々回、1位~6位までを予想した。その時の記事は以下のとおり。

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

今回は3位~4位に予想したチームの戦力分析をしていくこととする。

 

3位 中日ドラゴンズ

投手陣

・先発陣

昨年沢村賞大野雄大投手を筆頭に、先発転向後に大きく飛躍した福谷浩司投手柳裕也投手の3本柱は強力。4番手以降には梅津晃大投手勝野昌慶投手ロドリゲス投手清水達也投手山本拓実投手といった若手がいて、笠原祥太郎投手松葉貴大投手と言った技巧派左腕もいる。そして、甲子園優勝投手である小笠原慎之介投手はもう6年目。背水の陣の覚悟で挑むことになるだろう。

先発ローテーションを争う選手達の質が高く、リーグでも上位に入るくらいの先発陣と言って良い。

・救援陣

勝ちパターンの7回、8回、9回に入る福敬登投手祖父江大輔投手R.マルティネス投手リーグトップクラスの盤石度を誇る。その他にも、谷元圭介投手又吉克樹投手藤嶋健人投手木下雄介投手といった粒揃いぶり。さらに、MLB左キラーとして鳴らしたロサリオ投手を獲得。救援陣もローテーションが組めるレベルである。

ドラフト2位ルーキー・森博人投手も加わり、救援陣はセ・リーグトップと言って良いだろう。

 

野手陣

・打線力

1番を務めるであろう大島洋平選手は36歳になるが、衰えの気配はない。それどころか、OPSは2年連続で自己ベストを更新するなど、出塁率は上がっている状態。今年は2番候補の京田陽太選手と組む俊足コンビで多くのチャンスを作りたいところだろう。

中軸には高橋周平選手ビシエド選手阿部寿樹選手という巧打者が並ぶと予想。広角に安打を放つことができ、相手投手からすればかなり嫌な3人でランナーを返していくイメージか。

6番〜8番には平田良介選手福田永将選手木下拓哉選手が有力か。昨年は本来の姿を見せられなかった平田選手と福田選手がリベンジを果たすことができれば、相当な力を持つ下位打線が完成することになる。

A.マルティネス選手ガーバー選手といった外国人選手、根尾昂選手石垣雅海選手石川昴弥選手といった期待のホープもいて、シーズン中に一気の飛躍も期待できる。

・守備力

捕手の木下選手は昨年の盗塁阻止率.455を誇る強肩の持ち主で、「神業」とも称されるフレーミングで、投手を救える高い守備力の持ち主。

内野を見ると、一塁のビシエド選手、二塁の阿部選手、三塁の高橋選手、遊撃の京田選手はいずれも守備範囲の広さ、堅守ぶりともに申し分ない。

外野は左翼の福田選手(orガーバー選手)と中堅の大島選手の守備範囲にやや不安は残るが、右翼の平田選手は守備範囲の広さ、肩の強さともに安定している。もっとも、福田選手も大島選手も範囲は不安だが、守備力自体が低いわけではない。肩の強さも備わっている。

内野の控えである堂上直倫選手や一塁・外野の控えである武田健吾選手も守備力は高く、チームとしての守備力はセ・リーグトップナゴヤドームという広い球場を本拠地にしてこともあり、チームとしての守備力の高さは大きな武器になる。

 

4位 広島東洋カープ

投手陣

・先発陣

ケガからの復活、そして開幕投手に選出された大瀬良大地投手を筆頭に、昨年のセ・リーグ新人王森下暢仁投手、昨年8勝を挙げ、本格覚醒の気配が漂う九里亜蓮投手の3本柱はなかなかの強度を誇る。4番手以降にも野村祐輔投手中村祐太投手床田寛樹投手遠藤淳志投手と言った投手が名を連ね、なかなかに粒揃いだ。むしろ、遠藤投手あたりが本格覚醒しようものなら、貴重な剛腕タイプの先発投手なので期待大だ。また、ドラフト1位ルーキー・栗林良吏投手ドラフト2位ルーキー・森浦大輔投手ドラフト3位ルーキー・大道温貴投手の台頭にも期待がかかる。

 ・救援陣

抑えのフランスア投手は問題ないが、そこまでに繋ぐ勝ちパターンの投手はまだ読めないところ。

昨シーズンは塹江敦哉投手が8回を投げることが多かったが、四死球が多く、好不調の波が激しい印象。島内颯太郎投手も圧巻の質を誇るストレートとスライダーを持ち、奪三振能力の高さは素晴らしいが、塹江投手以上に四死球が多い(塹江投手は四死球率5.79、島内投手は四死球率6.92)。2人ともストレートの質は文句無しなので、もう少しコントロールを磨ければというところ。

ケムナ誠投手菊池保則投手あたりはここまで四死球が多くないので、この2人は勝ちパターンを任せられるか。

そして復活してもらわないといけないのが、一岡竜司投手今村猛投手中崎翔太投手の3人だ。この3人が復活すれば、一気に層が厚くなる。

先述したドラフト1〜3位ルーキーズも救援陣に組み込まれる可能性がある。いずれも即戦力なので、期待大だ。

 

野手陣

・打線力

優れた選球眼で高い出塁率を誇る 1番・田中広輔選手と右打ち、バント、2桁本塁打を期待できる長打力を持つ 2番・菊池涼介選手は数字以上に驚異だ。それぞれ本来の力を発揮すると、これほど厄介なものはない。

4番・鈴木誠也選手は問題ないとして、脇を固める3番・5番・6番をどう組むかが問題か。天才・西川龍馬選手本格覚醒・昨年17盗塁と足もある堂林翔太選手、パワーヒッターのクロン選手、高い打撃技術を持つベテラン・松山竜平選手長野久義選手といった選手達をいかに組み合わせるかが注目される。個人的には3番堂林選手、5番西川選手、6番クロン選手、7番松山選手or長野選手がベストだと思っているが…。

8番に曾澤翼選手坂倉将吾選手の捕手陣で固定することになるか。

捕手の控えには磯村嘉孝選手石原貴規選手、内野の控えには羽月隆太郎選手ドラフト6位ルーキー・矢野雅哉選手小園海斗選手という「若手有望株」安部友裕選手のような「ベテラン実力派」がいて、外野では大盛穂選手野間峻祥選手宇草孔基選手という力のある選手がいる。

打線の力だけで言えばかなり素晴らしいものがあると思っている。

・守備力

打線は非常にいいものを持っているが、守備面では不安要素が大きい。

曾澤選手坂倉選手は打撃型の捕手で、守備には多少目を瞑って使うべき選手。

内野でいうと、二塁の菊池選手は問題ないが、三塁の堂林選手と遊撃の田中選手の守備範囲には不安が残る。特に田中選手は故障の影響もあってか、守備範囲の陰りが年々大きくなっているような気が....。試合終盤では、守備固めの三好匠選手上本崇司選手の働きが重要になる。

外野では、左翼を長野選手が守るのであれば問題なさそうだが、松山選手だと守備力に不安は大きい。また、中堅の西川選手、右翼の鈴木選手の守備範囲も若干不安要素がある。野間選手大盛選手をスタメンに入れて、守備力をあげるという選択肢もあるか。

広いマツダスタジアムということを考えると、外野守備はかなり重要だと思うので、佐々岡真司監督がここをどう考えてスタメンを組んでいくかに注目。

 

 

今回はここまで。次回は5位予想のベイスターズ、6位予想のスワローズについて書いていく。

 

以上

 

2021 プロ野球セ・リーグ 順位予想をしてみた!(1~2位 戦力分析編)

前回、1位~6位までを予想した。その時の記事は以下のとおり。

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

今回は1位~2位に予想したチームの戦力分析をしていくこととする。

 

1位 阪神タイガース

投手陣

・先発陣

昨シーズン2ケタ勝利をあげた西勇輝投手秋山拓巳投手を中心に、昨シーズン7勝の青柳晃洋投手、復活を期す藤浪晋太郎投手、圧倒的な直球の質を持つ左腕・高橋遥人投手などが揃っており、リーグトップクラスである。加えて、チェンウェイン投手アルカンタラ投手ガンケル投手ドラフト2位ルーキー・伊藤将司投手小野泰己投手も控えており、最大でも6人しか選べないことに「いい意味で」頭を悩ませそうだ。

・救援陣

先発陣も凄いが、さらに凄いのが救援陣。守護神はスアレス投手で固定できるし、7回・8回には岩崎優投手岩貞祐太投手エドワーズ投手馬場皐輔投手でローテーションを回すことができるレベル。ここにホークスから獲得した加治屋蓮投手や将来性抜群のパワーピッチャー、小川一平投手望月惇志投手が加わることができれば、12球団屈指の救援陣の完成となる。

 

野手陣

・打線力

1番に入るであろう近本光司選手2年連続盗塁王という実績のとおり、塁に出れば走れる選手だが、それだけではなく2年連続で9本塁打パンチ力も備えた理想的なリードオフマン。どの球種にも対応できるバッティング技術の高さは素晴らしい。2番に入るであろう巧打・糸原健斗選手とのコンビは相手から見ればなかなかに凶悪だ。

中軸は、サンズ選手大山悠輔選手という右の大砲が揃っているところに、新助っ人・ロハスジュニア選手ドラフト1位ルーキー・佐藤輝明選手と「左の大砲候補」が加入した。チームとしての長打力は確実に増している。

下位打線にも梅野隆太郎選手がパンチ力ある打撃で貢献でき、木浪聖也選手もしぶとい打撃がある。原口文仁選手高山俊選手糸井嘉男選手マルテ選手陽川尚将選手も控えており、実は層が厚い。

上位から下位まで穴の無い打線ができつつあり、長打力も増したタイガース打線はかなり怖さがある。

 ・守備力

2020シーズンに喫したエラーがリーグ最多の85だったため、「守備力が低い」と思われがちだ。

しかし、捕手の梅野選手はリーグ屈指の守備力を誇っている。三塁の大山選手はリーグでも有数の守備範囲の広さを誇り、エラーも6つで留めている。遊撃の木浪選手も守備範囲は水準程度にはあり、二塁の糸原選手も含めて、決して守備力が低いわけではない。一塁にはサンズ選手が入ることが予想され、エラー数ほど「守備難」の印象はない

外野をみれば、中堅には圧倒的な守備範囲の広さを誇る近本選手がいる。両翼は、高山俊選手糸井嘉男選手佐藤選手ロハスジュニア選手の守備力に多少不安はあるが、「守備難」と言われるほどのレベルではない。

全体的には「普通」程度にはあると思われる。

 

2位 読売ジャイアンツ

投手陣

・先発陣

絶対的エース・菅野智之投手を筆頭に、20歳にして昨シーズン9勝をあげた戸郷翔征投手サンチェス投手メルセデス投手と続く先発投手陣。しかし、5番手・6番手にはやや不安が残る。有力なのはベイスターズからFA移籍の井納翔一投手左腕・今村信貴投手畠世周投手あたりだが、井納投手は35歳という年齢を考えても、1年間ローテーションをフルで回れるかは微妙。今村投手も1年間ローテーションとなると不安が大きい。畠投手は能力は高いがケガが多い。そもそも、サンチェス投手とメルセデス投手の共存というのも、外国人枠の関係もあって、1年間は無理そう。

「実は、結構余裕がないのではないか」と危惧している。

・救援陣

救援陣もやや不安は残る。確かに、デラロサ投手中川皓太投手で形成する8・9回はそうそう簡単には攻略できる感じはなく、高梨雄平投手大江竜聖投手という変則左腕コンビもいる。右腕では鍵谷陽平投手大竹寛投手という経験豊富な2人がいて、桜井俊貴投手も控えている。

とはいえ、それ以外に出てくる投手となるとやや心許ないところがある。先発陣を見ると、完投能力の高い投手は菅野投手くらいで、他の投手は救援陣の力を借りる必要性が高い。もしも桜井投手を先発に回すとなると、量的な問題での不安が大きい。短いイニングであることを考えると、太田龍投手高橋優貴投手ドラフト1位ルーキー・平内龍太投手ら、若い力の台頭に期待したいところか。

 

野手陣

・打線力

打線は12球団でも1、2を争うほどの強力さを誇る。

ベイスターズから加入した梶谷隆幸選手坂本勇人選手丸佳浩選手の3人で組むであろう1番~3番は、全員が「3割20本塁打を期待できる。また、全員が走塁力が高く、盗塁数以上の機動力が期待できる。

4番には不動の岡本和真選手が入り、以降はスモーク選手テームズ選手大城卓三選手といった長打力に秀でた選手が並ぶことが予想され、8番に吉川尚輝選手が入ることになるか。

スモーク選手、テームズ選手が入国制限でまだ来日できていないところだが、ウィーラー選手中島宏之選手亀井善行選手といったベテラン勢や重信慎之介選手北村拓己選手松原聖弥選手といった選手も控えている。また、昨年23盗塁を記録した代走の切り札、増田大輝選手も健在。得点力と言う面では他を寄せ付けないほどの力を発揮しそうだ。

・守備力

捕手では大城選手が盗塁阻止率の面で大きくレベルアップを果たした。

坂本選手吉川選手で形成する二遊間はともに守備範囲が広く、三塁の岡本選手も守備力が向上している。一方、一塁に入るであろうスモーク選手の守備力はやや不安があるか。とはいえ、内野陣は水準を大きく上回る守備力であろう。

心配なのは外野陣。左翼に入るであろうテームズ選手は守備力に不安があるようで、中堅の丸選手や右翼の梶谷選手も守備範囲に陰りが出てきている。松原選手亀井選手が守っていた前年に比べるとかなり守備力が落ちそうなのが気がかりだ。

外野陣の守備力は意外と重要なので、ゲーム終盤での守備固めなどの使い方が大きく影響しそうだ。

 

 

今回はここまで。次回は3位予想のドラゴンズ、4位予想のカープについて書いていく。

 

以上