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12球団 2020年オフ補強ポイント・ドラフト戦略を予測する(パ・リーグ編 埼玉西武・福岡ソフトバンク・東北楽天)

(本題の前に、ご挨拶)

前回書いた記事を投稿後、多くのアクセスをいただきました。今まで見たことのないほどに多くの読者の方にご覧いただき、大変うれしく感じております。ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございます。

 

今後も引き続き、野球・サッカーについての内容でのんびりと記事を書ければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

(これより本題)

 

2回前から始めたドラフト予想。

ちなみに前回以前の記事はこちら

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

今回からはパ・リーグ編。

今回は

埼玉西武福岡ソフトバンク東北楽天の3チーム

 

埼玉西武ライオンズ

補強ポイント

①将来有望かつ即戦力でもいけるサード候補

②将来有望な先発候補

 

秋山選手のメジャー挑戦。これはやはり大きかったか、中堅手が固まらずに打線の軸も崩れてしまった。加えて山川選手中村選手森選手の不振はそれに拍車をかける形となった。投手陣も勝ちパターンは良いが、それ以外にはかなり不安が募る。先発陣も本来のポテンシャルを活かしきれていない。それでも5割前後に持っていくのだから、辻監督の手腕は素晴らしいと個人的には思う。

 

そんなライオンズだが、今年の補強ポイントは37歳を迎え、いよいよ厳しくなってきた印象の中村選手の後継者となる三塁手候補将来有望な先発候補だと思う。

 

まず三塁手候補として見てみたいのは、中大・牧選手横浜桐蔭大・渡辺選手九州共立大・平良選手あたりか。

牧選手はセカンドやショートが本職だが、ライオンズは二遊間に名手の外崎選手源田選手がいて、2人ともまだ20代ということを考えると、牧選手がいきなりレギュラーを掴むのは厳しいか。(外崎選手を外野に回せばいけるが。)

それであればサードで使いながら育成するのも悪くないかと。あくまで個人的な意見ではあるが。

渡辺選手は完全に「山川二世」「おかわり二世」感のある体格だったり、意外な機敏さだったりがあり、キャラクターの継承も兼ねて指名する方は十二分にあるかと。もちろん打撃力も高く、いきなりスタメン争いに加わることも考えられる。

平良選手は170センチ72キロと決して大きくはないが、鍛え上げられた躰から繰り出すパワーはすさまじい。福岡六大学リーグ戦通算10本塁打がその証拠だ。フルスイングも見ていて迫力がある。山賊打線」にピッタリの選手だ。

 

また、育成も兼ねてということであれば、米子東・岡本選手あたりはかなり面白いと思う。190センチ92キロという超大型の選手で、本職はショートだが、サードもできるという選手。ライオンズらしく、逆方向にも飛ばせるパワーに加えて、スピードもしっかりと備わったプレースタイルは魅力十分だ。

 

投手では、髙橋光成投手が大器の片鱗を見せ始めているところ。

1位指名で取りに行くなら、早大・早川投手東洋大・村上投手といった、「1年目から2ケタ勝利が狙える」投手を獲得したい。

1位に野手を指名して、2位以下で投手指名ということであれば、Honda鈴鹿・松本投手日体大・森投手明大・入江投手あたりが狙い目か。この3人も、十分に力のある投手で、例年であれば1位指名されてもおかしくないくらいの投手。今年は好投手がずらっと並んでいるために相対的に順位は低くなっているが、いきなり2ケタ勝利と言うのも考えられる。

髙橋光成投手とともに「ライオンズの2枚看板」を作り上げていく投手は誰になるのか。注目だ。

 

福岡ソフトバンクホークス

補強ポイント

①松田選手の後継者

②実は不足している先発投手候補

 

今年も安定して強いホークス。3年ぶりのパ・リーグ制覇はほぼ間違いない状態になっている。

しかし、3年後を考えると不安も大きい。特に内野手陣は深刻で、松田選手の後継者となるサード候補がなかなか出てこない。加えてファーストも出てきていない状態で、即戦力を見つけておかないと、いきなりガタッとチームが崩壊してもおかしくない。

とはいえ、今年はドラフト候補となる野手がなかなか不足していることもあり、いきなり両方とも解決というのは難しそう。なので、松田選手の後継者探しを優先させたいところ。

1位指名は近大・佐藤選手が濃厚とのこと。前回書いたセ・リーグ編でもジャイアンツ、タイガースのところで記載しているが、その時には「外野手」としての紹介だったかと思う。しかしこの佐藤選手、外野を本職にしながら、サードもこなせるという選手であり、松田選手の後継者としての指名と見ることも可能である。

しかしながら、佐藤選手については競合必至であり、ここ最近のホークスのクジ運の悪さを考えると、ハズレ1位もしっかり考えておきたいところ。そうなると中大・牧選手あたりになるだろうか。ただし、その牧選手がハズレ1位で指名できるかは定かではない。競合を避けて、1位本指名でどこかが指名しているということも十分に考えられる。

では誰にするかということで、個人的に見てみたいのは上武大・古川選手ある。この選手の本職はキャッチャーで、「打てるキャッチャー」として評価されている選手だ。

182センチ86キロという立派な体躯を持ち、左打席から放たれる打球は、阿部慎之助元選手を彷彿とさせる。それでいてスピードや強肩も兼ね備えた、三拍子揃った選手である。しかも、キャッチャーだけでなく、ショートもこなす異色ぶり。

多くの方は「打てる捕手」として育っていく姿を見てみたいとのことだが、栗原選手を外野コンバートさせたこともあるホークスなので、サードコンバートなんてこともあるかもしれない。しかも、1位本指名がなさそうな雰囲気で、上手くするとハズレ1位でも指名がないかもしれないとのこと。さらに福岡県出身であると言うことも付け加えたい。

「キャッチャーをコンバートさせるなんてありえない!本職を連れてこい!本職!」

と言うことであれば、九州共立大・平良選手か。1位指名というのは考えにくいが、この選手も九州出身で、いわゆる「地元産」中学・高校・大学でキャプテンを務めた経験もあり、松田選手とかなりタイプが似ているかと。もちろん選手としての能力も高い。

もう1つ、先発投手候補についてだが、即戦力を狙いにいくのか、育成目線で行くのかでかなり分かれるところ。話題になっている福岡大大濠・山下投手MAX153キロのストレートと縦に大きく割れる絶品のカーブの2球種のみという、今時珍しいタイプの投手。ただしこの投手は1位指名でないと取れなさそうなのがホークスにとっては難点か。

1位指名が野手でほぼ決まっているホークスということを考えると、2位以下で誰を取るかになる。即戦力ならば、慶大・佐藤投手なんかは面白いかもしれない。今までのホークス日本人投手にはあまりいないタイプの速球派左腕だ。ただし、最近になってトミージョン手術をしたとのことで、上位指名はリスキーか。

1年目からということであれば、北九州市立大・益田投手か。MAX152キロのストレート、スプリットを中心にカーブやスライダー、チェンジアップという変化球も高いレベル。コントロールもよく、実はホークススカウトが高く評価している投手だ。

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

補強ポイント

①則本投手・涌井投手と来年から3本柱を組める投手

②生え抜き大砲候補

 

 大型補強を行い、優勝候補本命と予想する人も多かったイーグルス。(私もその1人で、シーズン開幕前の優勝予想はイーグルスだった。)

しかし、開幕後は良かったがその後はなかなか乗り切れずに、ついにBクラスに転落。まだ、Aクラスの可能性も秘めているとはいえ、期待外れのシーズンとなってしまった感は否めない。

チームの課題としては「2ケタ勝てる投手が少ない」ということ、「いまだ出て来ぬ生え抜きの主砲」と言ったところか。

 

そういったところから考えて、今回のドラフトでは早大・早川投手を1位指名してくるだろう。もう説明不要、今回のドラフトでは間違いなく3球団は競合してくるだろう。

イーグルス則本投手・涌井投手と2人は2ケタ勝利を期待できるが、そこから後が続かない印象。岸投手もいるが、年齢もあって(12月で36歳になる)ケガがかなり増えてきており、フルシーズンの活躍は期待できないところまできた。さらに考えると、則本投手は12月で30歳になり、涌井投手も34歳になった。そろそろ20代のエース候補生を獲得し、育てていかないと、3年後に暗雲が立ち込めかねない。(松井投手藤平投手が本来そうなる予定だったのだろうが・・・)

早川投手を獲得できなかった場合だが、東洋大・村上投手「地元」仙台大・宇田川投手東北福祉大・山野投あたりが候補になるだろう。

この中だと、宇田川投手が1番イーグルスっぽい感じがする。完全に個人的な感想だが。(笑)

見ているとストレートの質が素晴らしいなと感じる。「ズドンッ」と重そうな印象。変化球が高めに抜けたりすることも多いのでそこは課題だろうが、ストレートのすごさは「ポスト則本」になってくれそうな期待感を持たせるに十分なほど。体格は184センチ95キロと立派な体格で、それだけでも「エース感」がある。ただ心配なのは大学での投球イニング数がそこまで多くないこと。4イニング、5イニングで降板する試合もよく見られるので、スタミナに課題があるのかもしれない。

ただ、それを加味してもやはりエース候補として獲得してほしいところだ。

 

野手陣については、「今すぐに即戦力を獲らないといけない」という感じはしない。少なくともこれから3年は今の主力組が突然崩れてしまうということはなさそうなので、 今のうちに将来有望な「生え抜き大砲候補」を獲得しておきたいところ。

というわけで、狙ってほしいと思っているのは東海大相模・山村選手東海大相模・西川選手東海大甲府・渡部選手あたり。

この3人の打撃は間違いなくプロでも通用するのではないかと期待させられる。

特に、山村選手は将来的に筒香選手(現 タンパベイ・レイズ)のような選手になれるのではないかと思っている。パワーももちろんあるが、力任せではなく技術でスタンドに持っていく。2019年夏・神奈川県予選決勝の日大藤沢戦で放った2本のホームランは、「技術の賜物」と言った感じ。

生え抜きのホームランアーティストがいまだに出てこないイーグルス。この長年の課題から脱却するために、そろそろ「大砲候補」が出てきてほしいところ。

候補生を獲得するなら、今のうちだ。

 

 

今回はここまで。

次回は、千葉ロッテ北海道日本ハムオリックスについて書いていく。

 

リンク↓

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

以上

12球団 2020年オフ補強ポイント・ドラフト戦略を予測する(セ・リーグ編 巨人・横浜DeNA・阪神)

10月26日のドラフト会議が迫ってきた。

ドラフトは野球ファンが1番楽しみにしていると言っても過言ではない。私もその1人だ。

そんなドラフトを自分なりに予測していこうと思う。

今回から2回セ・リーグ編。(順番は2019シーズンの上位からの順番

そして今回は巨人横浜DeNA阪神の3チーム

 

読売ジャイアンツ

補強ポイント

①将来有望な中軸候補

②将来の「ポスト菅野投手」候補

 

圧倒的な強さでリーグ2連覇が達成間近となっているジャイアン

今すぐに一気に崩れそうと言うところは見当たらず、「今すぐに即戦力がいないといけないんだ!!」というポジションはないといっていいだろう。

(そもそも、そういう問題はFAや外国人選手の補強ですべて解決できる財力がある)

 

というわけで、今回のドラフトでは5年後を見据えて

・将来の中軸候補

・将来の「ポスト菅野投手」候補

を獲りに行くことになるだろうと予想。

 

報道でドラフト1位指名が予想されているのは、近大・佐藤選手。186センチ92キロという体格で、圧倒的な長打力・足の速さを持ち、身体能力の高さが際立つ。三塁と外野を守れるといったところもプラス材料。この選手を獲得できれば、「将来の中軸候補」になるので、補強ポイントにも合致する。(なんなら即戦力にもなれる)

ただし、他球団も競合することが予想され、必ずしも獲得できるとは限らない。

もし外した場合には誰を獲りに行くか。

ハズレ1位として予想されるのが、明石商中森投手

ストレートの質の高さ、スライダーのキレは、将来的に野投手の後釜になりえると期待したくなるものがある。

中森投手を獲得できた場合、将来の中軸候補としてドラフト2位以降で指名されるのではと予想するのが、東海大相模西川選手

この選手も将来的には中軸を担える選手になりそう。東海大相模出身というところも大きなポイントになりそう。

また、花咲徳栄井上選手という選択肢もありそうだ。1年生のころから甲子園の舞台で活躍していて、逸材であることは間違いない。長打力も備えており、獲得できればこの選手も中軸候補になりそうだ。

 

ポスト菅野投手候補として、2巡目以降で指名できるのではと予想しているのが、智辯和歌山小林投手苫小牧中央根本投手

林投手は右腕で、投球スタイルもストレートを軸にスライダーやフォークを駆使する本格派。そして、意識の高さも素晴らしい。

根本投手は左腕なので、野投とは逆になるが、ストレートとスライダーを軸にする辺りは菅野投手に似ていると思う。また、ジャイアンツスカウト陣のコメントが多いので、注目されていることがうかがえる。

 

横浜DeNAベイスターズ

補強ポイント

①即戦力の二遊間候補

②即戦力の先発投手候補

 

佐野選手筒香選手の穴を埋めるどころか、それ以上の活躍を見せたベイスターズ。しかしながら、他の主軸選手の不振や怪我が大きく響き、5割前後を行き来する残念なシーズンを送っている。2021シーズンないし2022シーズンで優勝するなら「即戦力」、特に二遊間先発投手に欲しいところだ。

このチームはドラフトで誰を狙っているのかが読めないところが多く、どういう戦略をとってくるのかが楽しみなところ。

報道で1位指名が予想されているのが、先発投手候補の早大・早川投手木更津総合時代から注目を集めていた左腕だが、早大でさらにレベルアップ。MAX155キロのスピード、高い制球力、豊富なスタミナ、高次元の変化球。どれをとってもドラフト候補選手の中ではトップクラス。ドラフト1位でしか取れない選手だろう。

だが、私としては早川投手ではなく中大・牧選手を推していきたい。打撃に関しては東都大学リーグでもトップクラス長打力があり、足も速いという身体能力が高いタイプの選手。セカンド・ショートを本職としていて、守備力もしっかり備えた選手なので、正直3球団は競合するだろうなと思っていた。(しかもキャプテン経験あり)

しかし、今のところ1位指名をしそうな球団がほぼ無い状態で、上手くいけばこのクラスの選手を一本釣りできる可能性がある。

牧選手を獲得できた場合には即戦力の二遊間候補についてはひとまず完了。そうなると、2巡目以降で即戦力の先発投手候補を獲りに行ける。

候補になりそうなのは、東北福祉大・山野投明大・入江投手関大・高野投あたりか。

左腕の野投も右腕の入江投手ストレートに力があり、三振を奪えるタイプの投手。

野投は速さは2人程ではないが、ストレートに力はあり、この人も三振が取れるタイプ。また、坂本投手立命大出身 現DeNA)と親しいらしく、このあたりは指名に際して多少は有利になるか?

逆に牧選手を獲得できなかった場合、二遊間候補となる選手を2巡目以降で指名しないといけない状況になる。候補としては、東北福祉大・元山選手あたりか。攻守ともに高いレベルを持った東北の安打製造機、プロでの活躍も十二分に期待できるはず。

 

阪神タイガース

補強ポイント

即戦力の外野手

②将来のスター候補生

 

ついに覚醒の時を迎えた大山選手、新外国人のサンズ選手やボーア選手の活躍で、長年の課題とされていた「長打力不足」解決についてはある程度のメドがついたタイガース。しかし野手陣には依然問題が多くあり、特に外野手の高齢化は日に日に進んでいる。なるべく早めに糸井選手の後釜となる「即戦力の外野手」を確保しておきたいところ。また、投打問わずに「将来のスター候補生」は獲得しておきたいところ。特に甲子園球場を本拠地としている」という球団としての性質を考えると、「甲子園を沸かせた選手」は指名したいところだろう。

昨年のドラフトでは、西純也投手や井上広大選手といった、甲子園で活躍した、将来のスターになりえる選手を獲得しているが、今年もそういった形の指名はありそうだ。

 

1位指名が予想されるのは、近大・佐藤選手。この選手については、ジャイアンツのところでも記載しているが、タイガースは特に欲しいところだろう。糸井選手のような身体能力が高い選手で、長打力に関しては糸井選手以上になりえる逸材だ。

しかし、争奪戦が予想されるため、クジがハズレる可能性も当然ながらある。そうなった場合には、1位に将来のスター候補生を指名して、2位以降で即戦力の外野手を指名するという展開が予想される。

ハズレ1位候補としては、地元兵庫の明石商・中森投手明石商・来田選手が予想される。

中森投手についてはジャイアンツのところで記載したので、ここでは省略。

来田選手についてはチームの補強ポイントである、「強打の外野手」にも合致する選手。走攻守3拍子揃った選手で、加えて高校時代、甲子園で残した実績も素晴らしいものがある。(本塁打3本、うち1本はサヨナラホームランと勝負強さも見せる。)

「俊足強打の1番センター 」を担える選手で、球団の顔になれる器だ。

 

2位以降で指名可能とされる即戦力外野手としては、JFE東日本・今川選手NTT東日本・向山選手あたりが候補か。

今川選手パワフルなフルスイングを武器にした打撃が魅力。見ていて非常に楽しいし、否が応でも期待度が高まる選手だ。JFE東日本では2番打者を務めることも多く、フルスイングするが、当てる技術も高いことがうかがえる。

向山選手バランスが取れた外野手で即戦力としてはうってつけか。また、実力もさることながら、整った顔立ちも持ち併せており、活躍次第ではスター選手にもなれる。

 

 

今回はここまで

次は広島・中日・ヤクルトについて書いていこうと思う。

 

リンク↓

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

以上

 

12球団 2020年オフ補強ポイント・ドラフト戦略を予測する(セ・リーグ編 広島・中日・東京ヤクルト)

前回から始めたドラフト予想。

ちなみに前回の記事はこちら

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

 

今回は広島中日東京ヤクルトの3チーム

 

広島東洋カープ

補強ポイント

①即戦力のリリーバータイプ

②将来有望な中軸候補

 

「 3連覇の時の強さはどこへ行ってしまったのか。」そういうコメントをよく見た今シーズン。特にリリーフ陣の崩壊は凄まじく、フランスワ投手塹江投手以外は安心して見ていられないと言った状態だった。

また、野手陣も決して安泰ではない。特に4番の鈴木誠也選手があと何年カープでやるのかわからない。メジャーも当然獲得を狙っているはずなので、今のうちに「将来の中軸候補」は取っておきたいところ。

 

即戦力のリリーバータイプとして見逃せないのは、慶大・木澤投手MAX155キロのストレートが大きな武器で、制球力も4年生で一気に改善されている投手。阪神藤川球児投手や、最近ではベイスターズ三嶋一輝投手ライオンズ・増田達至投手などのような「圧倒的なストレート」を持つ投手はリリーフで重宝されやすい印象。木澤投手はそういうストレートを持っているので、活躍してくれるのではないかと。

さらにもう1人リリーバータイプで見てみたいのは、日体大・森投手。この投手もストレートに力があるが、変化球も高いレベルで備えている。しかもコントロールがよく大学通算与四死球率は2.5ほどとのこと。かなりいい部類だ。さらに4年秋のリーグ戦では、先発としても3試合で19イニングを登板していてスタミナもあるとのこと。その19イニングで四死球4つと、コントロールはさらに磨きがかかっている。

将来の中軸候補としては、おかやま山陽・漁府選手あたりはかなり期待できる。高校生でまだまだ粗削りだが、183センチ86キロの体格から繰り出すパワーは素晴らしい。外野手ということで、数年後に鈴木誠也選手のメジャー挑戦という事態が起きてもその穴を埋めることができる逸材になりそう。しかも好きな球団はカープとのこと。指名しない理由がないくらいだ。

 

近大・佐藤選手の指名が有力視されているとのことだが、今のカープに必要なのはとにかく投手。投手さえしっかりハマれば来年以降、再び優勝争いができる。それくらいのチーム力はあるはずだ。

 

中日ドラゴンズ

補強ポイント

①即戦力の野手全般

②左の先発投手候補

 

野投が「獅子奮迅」「沢村賞級」の大活躍、先発転向後に圧倒的な力を見せつけた福谷投手も素晴らしく、祖父江投手、福投手、マルティネス投手が組む勝利の方程式が盤石の力を見せつけたドラゴンズ。よほどのことがない限りは8年ぶりのAクラス入り確定で、強竜復活」はもう近いと言える。

ただ、選手層自体は決して厚くない。特に野手陣はレギュラー組と控え組との差が色濃く出ており、その差を埋める作業は必須。有望株である石川(昴)選手根尾選手石垣選手あたりの底上げはもちろんのこと、現在のレギュラー陣を刺激するような選手の獲得が望まれる。

とはいえ、1位指名は中京大中京・高橋投手でほぼ間違いないようだ。また、仮にクジを外した場合のハズレ1位にはトヨタ自動車・栗林投手を指名予定とのこと。共に地元出身なので、そこは致し方ないところか。

であれば、2位以降で即戦力になり得る野手を獲得しなければならない

ぜひ取って欲しいのはJFE東日本・今川選手圧巻のフルスイングは魅力十分で、「スイングだけで客を呼べる選手」と言っても決して過言ではない。それでいてJFEで2番を務めていることもあるのか、当てる技術も高い。いきなり外野の一角を奪っても全く驚かない。それほどの打撃の魅力がある。

また、中大・五十幡選手も見てみたい。魅力はなんといってもスピード。歴代の日本野球界を振り返っても屈指になるであろうそのスピードは、中学時代に「陸上短距離日本代表」「100メートル走日本記録保持者」である、あのサニブラウン・A・ハキーム選手に勝ったことがあるほど。本拠地が広いナゴヤドームということを考えると、その足を活かした異次元といえる守備範囲の広さや楽々と決めまくる盗塁で、かなり戦力になりそうだ。

内野手であれば、東北福祉大・元山選手亜大・矢野選手という、走攻守揃った、ショートを守る職人タイプもいい。守備は圧巻だが、打撃に不安のある京田選手を脅かす選手が1人いた方がいいのではと考えている。

一方投手陣を見ると、左の先発候補にやや難があるという印象。即戦力であれば、JX-ENEOS・藤井投手や東海REX・松向(まつむこう)投手あたりか。このうち、松向投手愛知県一宮市出身、東海REXではドラゴンズとの練習試合で登板するなど、ドラゴンズに縁のある選手。社会人4年目だがまだ22歳と若く、伸び代も兼ね備えた即戦力と言っていいだろう。

即戦力でなくてもいいということであれば、静岡商・高田投手あたりか。ベイスターズ・今永投手を参考にしているという高田投手は今永投手同様に球速以上に伸びを感じさせるストレートが大きな武器。元々ドラゴンズはドラフト1位候補だったそうで、評価は高いはず。2位指名もありそうだ。

 

東京ヤクルトスワローズ

補強ポイント

①どこでもいいから即戦力の投手

②どこでもいいから即戦力の野手

 

随分雑な補強ポイントになってしまったが、どうか悪く思わないで欲しい。(笑)

というのも、このオフにFA権を持つ選手がかなり多いのがスワローズ。このオフにFA権を持つ選手が、

・スワローズが誇る天才打者 山田哲人選手

・スワローズのエース 小川泰弘投手

・スワローズの守護神 石山泰稚投手

 

ヤバい(笑)

語彙力が無いのは重々承知だが、「ヤバい」以外の言葉が出てこないという状態。

加えて青木選手は38歳、坂口選手は36歳と野手の主力の高齢化も進みつつある。

 

というわけで育成は二の次、来年戦うためのチーム作りをするために、とにかく即戦力の選手を獲ることが先決だろう。

1位指名に予想されているのが早大・早川投手。この投手については特段の必要は無いかと思うので省略(一応、前記事のベイスターズのところで記載)。指名すれば競合必至だが、神宮球場を本拠地にするスワローズとしてはクジを当てないといけない。

ところが、ここにきて亜大・平内(へいない)投手を1位指名する可能性が出てきたとのこと。MAX156キロのストレートとスプリットが武器とのことだが、なんとなくリリーバータイプなのかなと。また、1位指名で被るリスクはかなり低いと思われる投手なので、早川投手に行ってクジ外した時に1位指名するとか、なんなら2位指名でもいいのではないかという気もする。(スワローズは12球団で2番目に2位指名できる。平内投手は「14番目」でも取れるのではないかと個人的には思っている。)

1位指名の選択はいかに。

投手ではほかにも神宮を舞台に投げていた東洋大・村上投手明大・入江投手法大・髙田投手法大・鈴木投手早大・今西投手がいて、地方では仙台大・宇田川投手など好投手はズラリといる今年のドラフト。イケると思ったら、ガンガン指名していくべきだろう。

 

そして野手。

外野であればNTT東日本・向山選手JFE東日本・今川選手、さらに中位~下位でも獲得できる可能性がある選手であれば、獨協大・並木選手東海大札幌キャンパス・赤尾選手は候補になりそうだ。

向山選手はバランス型なので、もちろん即戦力候補。(前記事、タイガースのところでも記載)

そして今川選手についてはここまででドラゴンズ、タイガースのところででも書いてきているので省略。

並木選手驚異的な俊足が武器で、中大の五十幡選手(ドラゴンズのところで記載)と同等、もしくはそれ以上ともいわれるスピードがある。

赤尾選手は何と言ってもパワーだ。打率は低いが、リーグ戦11本塁打と言う数字が示す通りまさしくホームランバッターだ。不動の4番・村上宗隆選手らとともに豪快のホームランを神宮の空に打ち上げるというロマンを見せてくれるのではないだろうか。

 

内野手で、しかも中位~下位でも獲得できる可能性のある選手ということであれば、横浜桐蔭大・渡部選手国学院大・小川選手あたりか

 

渡部選手は175センチ110キロの巨体でありながら、動きは機敏で足も結構速いという選手。ファースト、サード、そしてなんとショートまでこなす選手である。もちろんパワーもあるので、指名してみても面白いかもしれない。

(ただ、こういう選手はライオンズが好きそうだ・・・。)

 

小川選手は、高校・大学でもキャプテンを務めていた経験のある選手。しかも走攻守揃ったショートストップということで、左打者ではあるが宮本慎也の後継者」になれる可能性があると個人的には思っている。

 

 

スワローズだけかなり長くなってしまったが、今回はここまで。

 

次回からはパ・リーグ編になります。

 

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