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熾烈極める「2022シーズンJ1昇格争い」 自動昇格とプレーオフ進出枠を予想してみる(自動昇格争い編)

2022シーズンのJ2リーグも第27節までが終了した。熾烈なJ1昇格争い、生き残りをかけたJ2残留争いが各地で繰り広げられているが、今回から2回、「J1昇格争い」に関して書いていく。

 

まず第27節終了時のトップ13(暫定)順位表が以下のとおり

 1 アルビレックス新潟   16勝6分5敗 勝点54 得失点差+25

 2 横浜FC         15勝9分3敗 勝点54 得失点差+16

 3 ベガルタ仙台      15勝6分6敗 勝点51 得失点差+18

 4 V・ファーレン長崎    12勝7分8敗 勝点43 得失点差+6

 5 ファジアーノ岡山    10勝11分5敗 勝点41 得失点差+9

 6 ロアッソ熊本         10勝11分6敗 勝点41 得失点差+1

 7 大分トリニータ     10勝10分7敗 勝点40 得失点差+6

 8 FC町田ゼルビア     11勝6分10敗 勝点39 得失点差+6

 9 ジェフユナイテッド千葉 10勝7分10敗 勝点37 得失点差-1

10 モンテディオ山形       9勝9分8敗 勝点36 得失点差+9

11 東京ヴェルディ             9勝9分8敗 勝点36 得失点差+3

12 水戸ホーリーホック  9勝8分10敗 勝点35 得失点差+2

13 ツエーゲン金沢    9勝8分10敗 勝点35 得失点差-5

 

上位3チームはかなり抜けており、3位ベガルタ4位V・ファーレンとの間に勝ち点8の開きが生じた。5位ファジアーノが未消化となっている第8節・モンテディオ戦で勝利したと仮定しても、ベガルタとの勝ち点差は7あり、「抜け出ている感」は強い。

一方、プレーオフ圏内の6位ロアッソから13位ツエーゲンまで、勝ち点6の中に8チームがひしめく大混戦。シーズンも3分の2近くが終了した今になっても、わずか2試合でひっくり返る可能性がある範囲でこれだけのチーム数がひしめいているのは珍しい。

 

そんなJ1昇格争いについて、ここからは、「自動昇格争い」と「プレーオフ進出争い」について、2回に分けて予想していきたい。

そして今回は「自動昇格争い」について書いていく。

(「プレーオフ争い」については、第29節終了時点で予想します。)

 

・今後の日程と状況整理

上位2チームに与えられる自動昇格枠をめぐる争い。現実的には5位ファジアーノまでが対象となるだろうとみている。

そんな中、今週末の第28節と来週末の第29節に大きな意味を持つカードが組まれている。

第28節

ベガルタ VS V・ファーレン

アルビレックス VS ファジアーノ

第29節

V・ファーレン VS アルビレックス

ベガルタレノファファジアーノジェフと対戦)

 

このカードの結果によって、「3チームによる争い」になるのか、「5チームによる争い」になるのかが大きく変わる。

4位V・ファーレンはこの2連戦で2勝が最低ノルマ。それも複数得点差での勝利が必要となるはずだ。

5位ファジアーノ第28節・アルビレックス複数得点差での勝利を果たせば、未消化分の第8節・モンテディオの結果次第で、一気に自動昇格争いに加わる可能性が出てくる。

また、 V・ファーレンは第38節に横浜FCを控え、ファジアーノは第32節に横浜FC、第38節にベガルタを控えている。ここまでに望みを繋ぐべく、第28節・第29節は必ず勝たなければいけない

 

一方で迎え撃つ1位アルビレックス、3位ベガルタは、この直接対決を引き分け以上に持ち込みたいところ。敗れようものなら、横浜FCに差をつけられるだけでなく、V・ファーレンファジアーノに追随を許すことになり、昇格争いはカオスとなってしまう可能性がある。まずはV・ファーレンファジアーノに引導を渡し、アルビレックス横浜FCベガルタの3チームによる自動昇格争い」の展開に持っていきたいところだ。 

さらに、第40節にはアルビレックス VS ベガルタの直接対決が待っている。前評判どおり行けば、この試合で自動昇格争いが決着することになるが、前述した第28節、第29節の結果次第ではカオスな状況になる可能性を秘めている。

それほどに、第28節・第29節は「超がつくほどの重要決戦」なのである。

 

・個人予想

残り15試合(ファジアーノは残り16試合)、最大で獲得できる勝ち点は45(ファジアーノは48)であることを考えると、自動昇格のボーダーラインは「勝ち点80」といったところか。

 

その「勝ち点80」を獲得するためにどれだけの成績が必要かが、以下のとおりである。

 

 1 アルビレックス新潟  残り勝点26

最低ノルマ→8勝2分5敗。

9勝以上、もしくは8勝3分以上でノルマ越え

 2 横浜FC       残り勝点26

最低ノルマ→8勝2分5敗。

9勝以上、もしくは8勝3分以上でノルマ越え

 3 ベガルタ仙台                残り勝点29

最低ノルマ→9勝2分4敗。

10勝以上もしくは9勝3分以上でノルマ越え

 4 V・ファーレン長崎   残り勝点37

最低ノルマ→12勝1分2敗。

12勝2分以上でノルマ越え。

 5 ファジアーノ岡山   残り勝点39

最低ノルマ→12勝3分1敗、13勝0分3敗。

13勝1分以上でノルマ越え

 

アルビレックスベガルタは、残り15試合で「いかに勝ち切るか」「いかに上位対決を上手く乗り切るか」の2点が重要になる。前述した第28節・第29節をうまく立ち回り第30節から第39節までに不用意な取りこぼしをしないか。そして、第40節の直接対決をいかにして制するか。これからの13試合は重要な試合ばかりだ。

一方、V・ファーレンファジアーノ「勝ち続ける」のみといったところ。負けはおろか、引き分けでも自動昇格の可能性は限りなく小さくなっていく。直接対決だろうが、それ以外だろうが、勝ち続けることに加え、得失点差を考えて、複数得点差での勝利を積み重ねていきたいところだ。

その点、第22節でベガルタに、第23節でアルビレックスに勝ち切った横浜FCは圧倒的に有利と見ていいだろう。加えて、直近の第27節の「上位キラー」ジェフを4-0で圧勝したことはあまりにも大きい。チームが勢いに乗るには十分すぎる結果である。個人的には横浜FCの自動昇格は堅いとみている。

 

現状の5クラブの状況としては、

アルビレックスベガルタとの直接対決を制し、圧倒的優位に立っている横浜FC

魅惑のパスサッカーに磨きをかけ、苦手な最終盤戦を前に少しでもリードを奪いたいアルビレックス

横浜FCアルビレックスを追いかけ、取りこぼしは許されない、圧倒的攻撃力を誇るベガルタ

「勝ち点80」獲得に必要な勝ち点37を奪うためにもう敗戦は許されない、個人能力リーグNo.1V・ファーレン

堅守速攻を武器に、奇跡の大逆転昇格を狙うファジアーノ

といったところだ。

 

最後に、第27節までの戦績、ここ数年の終盤戦の傾向やチームの個人能力を踏まえつつ、第28節・第29節の結果を場合分けした上で、私の予想を書いて終わりとする。

 

(1)第28節・第29節でV・ファーレンファジアーノが2連勝できなかった場合

自動昇格→横浜FCアルビレックス60%orベガルタ40%

 

(2)第28節・第29節でV・ファーレンが2連勝し、ファジアーノが2連勝できなかった場合

自動昇格→横浜FCアルビレックス45%orベガルタ40%orV・ファーレン15%

 

(3)第28節・第29節でV・ファーレンが2連勝できず、ファジアーノが2連勝した場合

自動昇格→横浜FCアルビレックス50%orベガルタ40%orファジアーノ10%

 

(4)第28節・第29節でV・ファーレンファジアーノが2連勝した場合

自動昇格→横浜FCベガルタ50%orアルビレックス25%orV・ファーレン20%orファジアーノ5%

 

「超重要決戦」となる第28節と第29節、制するのはどこか…。

 

以上