前回から始めたドラフト予想。
ちなみに前回の記事はこちら
kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com
そして今回は阪神について書いていくこととする。
補強ポイント
①将来的に正捕手を狙える『2ケタホームランを打てる捕手』
②将来の主力一塁候補
③将来の外野争いを激化させる『身体能力の高い選手』
①→このポイント、梅野隆太郎選手の存在が大きいので、本来であればあまり気にならないところだが、実はこの梅野選手が今年FA権を取得した。もちろんタイガースに残留する可能性はある(むしろその可能性が高い)が、「FA権を取得するくらいの年齢に達した」ということは、「世代交代の下準備をそろそろ本格的に考え始めるべき」ということを示しているだろう。将来の正捕手候補、それも『2ケタホームランを打てる』捕手をそろそろ育成しておきたいところだろう。
そういう意味では、市立和歌山高・松川虎生選手あたりの指名が予測される。178センチ98キロの恵まれた体躯から豪快なスウィングで長打を連発し、高校通算30本以上のホームランを記録している。2塁への送球タイムも1.8秒台という強肩も備えており、スケールの大きな捕手だ。
また、県立岐阜商業高・高木翔斗選手も『打てる捕手』の有力候補と言っていいだろう。186センチの大柄な体躯を誇り、長打力も高く、広角に放てる打撃センスも素晴らしい。
中央大・古賀悠斗選手はこの1年間で一気に成長した選手だ。大学3年まではリーグ通算で打率.214 ホームラン1本と苦しんでいたが、大学4年春では打率.342 ホームラン3本と大活躍だった。元々、2塁への送球タイムの最速で1.7秒台を記録するなど、守備力にはかなり定評があったが、この打撃面の成長で、一気にドラフト上位候補に名乗りを挙げた。この選手であれば、1年目からレギュラー争いに絡むなんてことすらあり得る。ただ、梅野選手が30歳であることを考えると、あと5年は梅野選手が不動のレギュラーであることが予測され、古賀選手の指名は無いか.....。(万が一、梅野選手がFAで退団するなら話は別)
②→現在、一塁はマルテ選手やサンズ選手といった助っ人勢がレギュラーといった状態。リーグでもトップクラスの強力な陣容で、中長距離砲が2人いるので、今すぐに困るわけではない。
とはいえ、「じゃあ今は放置していい」ということではないのは明らかだし、今のレギュラー格2人も5年後にはまずいないだろうと思われる。後継者候補については人材不足が否めず、助っ人についても毎回当てられるわけではない。このままでは大山選手をコンバートするのも視野に入れないといけないか。守備力を考えると、大山選手はできればサードで起用していってほしいし、将来の一塁のレギュラー候補は獲得できるうちに獲得しておきたいところ。
その点を解決できると期待できるのは、岐阜第一高・阪口楽選手。187センチの大柄な体躯、そこから繰り出される長打力が武器。しかも広角に飛ばせるというオマケ付き。スウィングは意外に軽い印象で、「フワーッ」っと振っている感じなのに打球は恐ろしく伸びていくという感じで、スラッガーの才能に溢れている。
また、愛工大名電高校・田村俊介選手もスラッガーの素質を強く感じる。この夏の甲子園(東北学院高戦)でもホームランを放っているが、その打席も含めて、打球の伸びがかなりエゲつない。ちなみにこちらはスウィングがかなり鋭く、いかにも飛ばしそうという感じである。
ただ、2人とも東海地区なのが難点か。確実にドラゴンズが狙ってきそうなので、そこを出し抜けるか、それともこの2人以外を指名するのかが個人的な注目ポイント。
③→センターの近本光司選手、ライトの佐藤輝明選手が2人とも20才台なので、ここに即戦力は必要なさそう。2軍にも井上広大選手や小野寺暖選手という若手有望株がいるので、まだ余裕がありそうだ。
ただ、もし可能であれば若手の身体能力高い選手が1人入ってくるとさらにいいと思っている。そこを補強するとした場合、予測しているのは、昌平高・吉野創士選手や三島南高・前田銀治選手。2人とも走攻守三拍子揃った選手で、将来的には「1番or3番・センターorライト」での起用が期待できる選手だ。
今回はここまで
次は中日について書いていこうと思う。
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以上