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2020 J2第1節 アルビレックス新潟VSザスパクサツ群馬 雑感

大事な開幕戦。ザスパクサツ群馬とはリーグ戦初の対戦となり、やや苦戦したが、後半37分からの6分間で3得点の畳み掛けで見事に勝利を収めた。

 

スタメン

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GKにはトリニータから加入の小島選手を起用。

右SBにはV・ファーレンから加入した攻撃的サイドバック大本選手を起用。CBは舞行龍選手と新加入のマウロ選手のコンビ。左SBは堀米新キャプテンが務める。

ボランチ秋山選手と新加入の守備的MF、ゴンザレス選手のコンビ。右SHには高木善朗選手、左SHは3年ぶり復帰のロメロフランク選手が入った。

FWは「渡邊新太選手とシルビーニョ選手のコンビ」と言われているが、実際にはシルビーニョ選手はトップ下と言って良いだろう。実質、渡邊新太選手の1トップ。システムとしては4-2-3-1といって良いだろう。

 

ベンチには2019シーズンの守護神の大谷選手、DFには右SBとCBをこなせる早川選手とCBの新加入・田上選手、MFは「新10番」本間至恩選手とバランス型ボランチ、新加入・島田選手。FWには192センチのファビオ選手と168センチの矢村選手という、新加入凸凹コンビを入れた。

 

試合展開

 

前半

右から左へ攻めて行くアルビレックス(以下、新潟)。

 

左から右へ吹く強風の影響でボールが飛ばない。体も多少よろめき、リスタートで置いたボールが転がってしまうような強風のため、風下の新潟にはかなり難しい展開になる。左SBの堀米選手、右SBの大本選手の攻撃参加を活かしたダイナミックな攻撃を見せる時間もあったが、シュートは2本のみとなった。オフサイドも多く、渡邊新太選手あたりはかなりフラストレーションもためていた印象。

一方、風下というコンディションに加え、大前選手岩上選手宮阪選手進選手などの力のある選手達を擁したザスパクサツ(以下、群馬)攻撃陣と相対した守備陣だったが、落ち着いた対応を見せる。マウロ選手舞行龍選手のCBコンビは足下の技術も高く、ミスも無いプレー。GK小島選手も正確なフィードを見せて、「GKは攻撃の一歩目である」ことを示してくれた。そしてボランチゴンザレス選手はボール奪取・回収・展開全てが高次元のプレーぶり。獲得したときに是永社長が「戸嶋選手の後釜を獲得した」と言っていたように記憶しているが、その言葉も頷けるプレーぶり。

 

結局、群馬をシュート4本、決定機も作らせずに凌ぎ切り、風下で難しい前半を0-0で折り返す。

 

後半

左から右へ攻める新潟

 

前半とは一転、風上に立った新潟は積極的な攻撃を見せる。後半になると、ボランチに入った秋山選手のパスセンスが活きてくる。風上も利用して攻勢を強めるが、決定機まで持ち込めない展開が続く。

流れを変えたい新潟は66分、この日は本来の出来ではなかった高木善朗選手に替えて192センチのFWファビオ選手を投入する。

するとこの直後、左サイドで渡邊新太選手ロメロフランク選手の連携で相手守備陣を崩すと、渡邊新太選手のクロスにファビオ選手が合わせようと飛び込む。群馬GK清水選手の手をギリギリ越える絶妙なボールを入れ、ゴールは無人状態に。しかし、ファビオ選手の頭もわずかに越えてしまい、得点ならず。ただ、このプレーから明らかに流れが変わった。ファビオ選手という明確な基準点ができ、群馬守備陣のマークが分散された感じ。他の選手達もやりやすくなったのでは無いか。

後半30分には堀米選手の素晴らしい突破からクロス。ファビオ選手が潰れ役になり、こぼれたボールに渡邊新太選手がほぼフリー、目の前にゴールの状態でシュートを放つも、群馬GK清水選手のビッグセーブに防がれ得点ならず。

それでも攻勢を続けた新潟。すると後半37分、左サイド・ゴールまで45メートルくらいの距離からのフリーキックを得る。堀米選手ペナルティエリア内に蹴ったボールは群馬守備陣がペナルティエリア外へ跳ね返すも、こぼれ球に渡邊新太選手が右足一閃のスーパーボレーを炸裂。ゴール右上に突き刺し、先制点を奪う。

1点取ったことで、新潟は落ち着きを、群馬には焦りを生んだか。

群馬は前掛りにして同点を狙うも、シュートまで持ち込めず、かえって守備陣の裏を突かれる展開になる。後半41分、守備陣のライン形成が少し乱れたところを堀米選手が見逃さずにパスを出す。ファビオ選手もそこを見逃さずに裏抜け。ドリブルで持ち込み、シュートを放つ。ゴールラインギリギリのところで群馬DF鈴木選手が掻き出すも、こぼれ球を拾った渡邊新太選手が落ち着いて中へ折り返し、ロメロフランク選手が押し込み追加点。ロメロ選手は3年越しの新潟初ゴールを奪う。事実上、これで勝負アリといった感じだった。

それでも攻撃の手を緩めない新潟。後半43分には自陣から大きくクリアしたボールが強烈な追い風に押されて伸びると、群馬DF舩津選手が処理を誤る。これをファビオ選手が見逃さずに収めると、1人で持ち込みゴール右隅へ豪快に決め、3点目。

結局、3-0で勝利を収めた新潟。群馬に決定機を作らせずにクリーンシート&複数得点といういい形で、開幕戦終えることができた。

 

選手採点

GK小島選手 6.0

セーブ機会はほぼなし。フィードはさすがの高レベル。GKが忙しくない、チームとしてはある意味理想的な試合展開だったともいえる。

DF大本選手 6.0

イエローカードは余計だったが、攻撃の時の迫力は素晴らしい。あの攻撃参加とスピードは新潟の新たな武器になりそう。

DFマウロ選手 6.5

リーガ80試合以上出場はダテではなかった。体の強さ、足下の技術の高さはさすが。

DF舞行龍選手 6.5

さすがの存在感。守備陣にとってこの人の残留がどれだけ大きかったかがよくわかる。

DF堀米選手 6.5

左サイドを何度も駆け上がる攻撃参加、落ち着いた守備(特に前半の難しい時間での守備)の対応、2点目のきっかけとなるファビオ選手へのパスも素晴らしかった。

MFゴンザレス選手 7.0

「戸嶋選手の後釜」というより、もはやレオ・シルバ選手の再来」という感じすらした。ボール奪取、こぼれ球回収、展開力は凄まじい。この選手が万全なら守備が崩壊する可能性はかなり低くなりそう。

MF秋山選手 6.0

19歳にして開幕スタメン。落ち着いたプレー、パスセンスの高さを見せる。ただし、試合終了間際のイエローはもったいなかった。

MF高木選手 5.5

特段悪いというわけではなかったが、本来の高木選手と比べると輝きは出ていなかったか。次節以降に期待。

MFロメロフランク選手 6.5

前半はなかなかイメージ通りの動きはできなかったが、後半は崩しの一端を担う。新潟初ゴールも決め、全新潟ファンを沸かせた。

MFシルビーニョ選手 5.5

2019シーズン終盤の凄さを見ているせいか、この日は単純にパスミスが多かった印象。攻守の切り替えはさすが新潟2年目、慣れている感じ。次節以降に期待。

FW渡邊新太選手 6.5

正直、後半36分までなら替えられてもおかしく無い出来だった。無駄なイエロー(審判への異議?)はもらうし、決定機を2度外すし、明らかにフラストレーション溜めてるしの状態。後半30分の決定気を逃した時点で、「本間選手と交代かな」と個人的に思ったほど。(実際替えられる寸前だったらしい。)

ところがスーパーゴールと好アシストで形勢逆転。この「一発」を持っているのがこの人の魅力なのかもしれない。

 

DF田上選手 採点なし

時間が少なかったので。先発でも見たい選手の1人。

MF本間選手 採点なし

田上選手と同様。ただし、後半アディショナルタイムのドリブルはさすがだった。

FWファビオ選手 6.5

スピード、決定力の高さは本物とみていいだろう。この人が入ってからのチームの攻撃力は明らかに上がった。

 

アルベルト監督 6.5

風下の前半のプラン、ファビオ選手投入のタイミングは最適だった。「理想追求型」と思いきや、バルサ型の4-3-3ではなく4-2-3-1のシステムで試合に臨むなど、リアリストな側面も見せてくれた。

 

 

個人的な感想

新潟

この試合を見る限り、チームとしての完成度はまだまだという感じだ。(開幕したばかりなので当たり前だが)

得点シーンにしても、1点目は渡邊新太選手の個人能力の高さ3点目は強風の影響を受けたものという印象。恐らくアルベルト監督が狙っている得点パターンというわけでは無いだろう。

それでも、新体制で迎えた開幕戦を複数得点差で勝利したのは大きい。キャンプでやってきたことに自信が持てるというものだ。ちなみに、前半16分頃に見せた自陣からの速いテンポのパスワークはキャンプでの成果だろう。非常に見ごたえのあるパス回しだった。

守備陣はほぼ問題なし。決定機を作らせなかったことは好材料。ただし、前半5分過ぎにあった、左サイドからのクロスに対しての対応は危うかったゴンザレス選手のクリアで難を逃れたが、ここは次節以降の要警戒ポイントだろう。

次節は松本山雅とのアウェーゲーム。開幕戦を見る限り、かなりいいチームを仕上げてきたようだ。セルジーニョ選手阪野選手鈴木選手などの個人能力の高い選手が揃う相手に新潟守備陣はどう対応できるか、堅守の相手新潟攻撃陣がいかに崩すか、注目だ。

 

群馬

風上に立った前半は、4本のシュートを放つなどが出来は悪くなかった。風下の後半はブロックを作って守備を固め、カウンターを狙うという形。プランは正しかったと思う。しかし、引き分けを意識したであろう後半36分の選手交代直後、1点目となるボレーシュートを決められた。そこでプランが崩れたか。42試合の長いリーグ戦、得失点差も重要ということを考えると、そこからの連続失点は防ぎたかった

新加入選手がかなり多く、まだチームとしての完成度は高くない。それでも、

・宮阪選手のパス能力の高さ

・大前選手の上手さ

・岩上選手のロングスローという飛び道具

・田中選手の攻撃力

・進選手の体の強さ

と、個人能力の高さは随所に見せられていた。チームが完成したときには、かなりの好チームになっているのではないだろうか。

 

 

以上