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オリックス・バファローズの打順改造案(第1編)

「点が取れない」

 

オリックス・バファローズの弱点は明確にここだ。

8月16日時点でのチーム得点数はパ・リーグ6球団で唯一の100得点台と深刻。(179得点、5位の北海道日本ハムでも214得点なので、かなり異常な少なさ)

「そもそも個人として打てていない+塁に出ていないのでは?」という印象があったのだが、実はチーム打率・出塁率を見ると決して他球団と比べても大きく劣っているわけではないのだ。

以下に記すのは、8月16日時点でのチーム打率と出塁率である。

 

        打率  出塁率

東北楽天     .274   .357

千葉ロッテ    .245        .342

埼玉西武        .245        .324

北海道日本ハム  .244        .328

オリックス    .244        .316

福岡ソフトバンク .243        .315

 

東北楽天が図抜けた成績を残しているが、他の5球団のチーム打率はほぼ団子状態。出塁率もとてつもない差があるわけでもない。(千葉ロッテだけ四死球による出塁率が凄まじいが)

 

では何が得点力を分けているのか。

本塁打数最下位(34本塁打、5位の北海道日本ハムは43本塁打)ということもあるだろうが、本塁打が少ない=得点が少ないというのはさすがに短絡的すぎる。

さらに言うと、2014年の福岡ソフトバンクはチーム本塁打数リーグ最下位(95本)だったが、得点力はリーグトップ(607得点)だったように、本塁打数は必ずしも得点力とリンクするわけではない。

本当に問題なのは、得点圏打率の低さ」である。

 

以下に記すのは、8月16日時点でのチーム打率と得点圏打率である。

 

        打率  得点圏打率

東北楽天     .274   .294

千葉ロッテ    .245        .272

埼玉西武        .245        .250

北海道日本ハム  .244        .274

オリックス    .244        .244

福岡ソフトバンク .243        .278

 

見ていただければお判りだろうが、得点圏打率がチーム打率と比べて上がっていないチームはオリックスくらいなものである。ハッキリ言って異常である。

 

結局はランナーが出たところで、チームとしての打力が上がらないのが得点力の低さにつながってしまっているといっていいだろう。

 

では、この状況を打破するにはどうすればいいのか。

「1人1人がチャンスに強くなればいい!」「1人1人がチャンスFをチャンスCくらいまで伸ばしましょう!」と言ってしまえばそれまでだが、現実は「パワフルプロ野球」や「プロ野球スピリッツ」のような「ゲーム」ではない。というか、そんなことができるのなら、誰だってやるというもの。(笑)

そんな非現実的なことはここでは考えないようにする。

 

この状況、私個人の考えではあるが、「個人能力の低さ」ではなく「打線の組み方」に問題があるのではないかと感じている。

最近組まれた打線を1つ、代表例として記していく。

8月13日 対福岡ソフトバンク

1番 山足達也選手

2番 福田周平選手

3番 吉田正尚選手

4番 ジョーンズ選手

5番 T-岡田選手

6番 若月健矢選手

7番 宗佑磨選手

8番 佐野皓大選手

9番 西浦颯大選手

 

この試合も7安打・2四球を奪いながら、得点圏でのチーム打撃成績は5打数0安打結局1得点で終わり、対して5安打しか放っていなかった福岡ソフトバンク3得点を奪った。最終的にオリックスは1-3で敗戦を喫している。

ヒットは出ているし、四球も全く取れていない訳でもないのに、壊滅的な得点圏での勝負弱さで得点を奪えずにいる試合が、特にここ最近続いている。

 

とはいえ、得点圏で打てないのは「個人能力」の問題かと言われるとそうでもないと思っている。

実際、打つときはとてつもない得点力を発揮している。「個人能力が低いから得点圏で打てない」というわけではないはずだ。

(例:7月21日、22日の東北楽天戦。21日は3イニングで10得点、22日は8回・9回の2イニングで9得点を奪っている。)

 

 

なので、ここで私が推し進めたいのは、「1人1人の長所を活かした打順の組み換え、そして固定」である。そして最大の目玉は「2番 T-岡田選手 3番 アダムジョーンズ選手」の起用である。

 

 

 

第2編に続く。