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「アルベルト監督続投」はアルビレックス新潟を高みへ誘うか。そのために必要な補強ポイントを考える。(DF・GK編)

前回から引き続いてこのテーマ。

前回の記事は以下のとおり

 

kka2b-sportswokataritai.hatenablog.com

 

今回はDF・GK編。

 

③「守備ラインのさらなる安定感」

・現在チームに在籍するDF・GK陣について

現在主力級として出場しているのは、

左SB→堀米悠斗選手、荻原拓也選手、早川史哉選手

右SB→田上大地選手、新井直人選手、大本祐槻選手

CB→マウロ選手、舞行龍ジェームズ選手、(田上大地選手、早川史哉選手、新井直人選手)

GK→小島亨介選手、藤田和輝選手

※()内はサブポジション 

 
このうち、原拓也選手浦和レッズから、田上大地選手柏レイソルから、マウロ選手スペイン2部・テネリフェから、小島亨介選手大分トリニータからのレンタル移籍での加入のため、来シーズンも新潟にいてくれるかは不透明な状況。
また、新井直人選手は確実に国内上位クラブからのオファーが来るものと思われる。サイドバックセンターバック、さらにボランチとしてレベルの高いプレーできる新井選手はどう考えても、日本サッカーにおいて貴重な存在。なんとか「新潟残留」してほしいところだが、移籍金と移籍先次第では放出することも(経営面での事情から考えれば、)考慮しておかないといけないかもしれない。
(将来性、実力、昨年のレオナルド選手の例も加味して、1億円以上から考慮の余地ありか。それ以下なら却下で。)
同様に堀米悠斗選手もまた、去就が心配される。今シーズンは本職のサイドバックだけでなく、サイドハーフ、トップ下、ボランチもこなす万能性が遺憾なく発揮されたシーズンとなった。このご時世、少しでもコストカットしないといけないクラブ経営を考えると、1人で左サイドバックに加え、中盤はどこでもこなせる堀米選手の存在価値はかなりのものになっているはず。チームのキャプテンである堀米選手には是非とも「新潟残留」を果たしてほしいところだが、果たしてどうなるか。

・個人的な補強対象

 チーム状況を考えると、

センターバックの枚数不足

②攻撃力のあるサイドバックの補強

③正ゴールキーパー争いができる即戦力級の選手

 の優先順位で補強対象になるか。

 

 「センターバックの枚数不足」解消のための補強策として、まず絶対条件なのは、現在鹿児島ユナイテッドFCに育成型期限付き移籍中の岡本將成選手の復帰の実現だろう。チームに足りていないスピードに対応できるタイプセンターバックで、高いディフェンスラインを設定する新潟のサッカーであれば、最低でも定位置争いには食い込んでもらわないといけない選手だ。まだ20歳ということもあり、実力・経験ともにまだまだ不足しているが、定位置争いをするベテラン勢から技を盗んでいくことで成長してもらいたいところ。

その上でもう1枚獲得する必要があるが、そこには栃木SC期限付き移籍中の柳育崇選手の復帰を筆頭に、ヴィッセル神戸菊池流帆選手ジェフ千葉新井一耀選手あたりの獲得という手もあるか。柳選手菊池選手188センチ新井選手186センチの長身で、新潟DF陣に実は足りていない「高さ」を埋められるピースになれる。

柳選手は今シーズン5得点を挙げるほどの得点力もあり、空中戦には無類の強さを誇る。しかもそのうち3点後半ロスタイムの勝ち越しゴールという驚異的な勝負強さ。「飛び道具」としても重宝できる。

菊池選手は今シーズン、J1リーグ戦で13試合出場しており、ヴィッセルも戦力として考えているだろう。しかし、来シーズンはACL参戦もないため、選手層を少し落としてくる可能性がある。24歳の菊池選手をレンタルでJ2クラブに武者修行ということになってもおかしくない。

新井選手横浜F・マリノス名古屋グランパスにも在籍していたことがあり、どのチームでも能力の高さは認められていたが、出番は限られていた。昨年のジェフへの移籍で出番が増えてきたが、レギュラーの座を掴みきれていない印象が強い。しかし、フィードの良さ高さはやはり武器になるので、ぜひ新潟に来てほしいところ。

(ちなみに毎シーズンのように身長が「185㎝~188センチの間で上下している」のは何故なのだろうか?)

 

とはいえ、最大の補強は舞行龍選手マウロ選手の残留だ。この2人を残せれば、その時点である程度の目処がつくので、ここは力を入れてほしいところだ。

 

 

「攻撃力のあるサイドバックの補強」というところについてだが、左サイドバックには荻原選手堀米選手がいるので、この2人を残留させられれば、新たに獲得する必要はなくなる。仮にどちらかが、もしくは(考えたくはないが、)両選手ともチームを離れるようなことになってしまった場合だが、ヴィッセル神戸初瀬亮選手鹿島アントラーズ杉岡大暉選手あたりをうまく口説いてレンタルで加入させてみても面白いかもしれない。2人とも攻守ともにレベルの高い選手で、初瀬選手は23歳杉岡選手は22歳と将来性もある。所属元が「飼い殺し」をさせるとも思えないので、レンタルならワンチャンスあるかもしれない。

完全移籍で獲得することを考えるなら、ザスパクサツ群馬の高瀬選手あたりは優秀なクロッサーだ。ただ既に29歳なので、伸びしろはあまり期待できないか。

荻原選手、堀米選手が残留してくれれば、ツエーゲン金沢にレンタル移籍中の渡邊泰基選手の復帰のみで十分なのだが・・・。

サイドバック新井選手の残留が最大の補強になりそう。しかし先述のとおり、あの才能を他クラブが放っておくとは思えないので、リスクマネジメントはしておくべきだろう。

田上選手のレンタル延長もしくは完全移籍での獲得、ツエーゲン金沢にレンタル移籍中の長谷川巧選手の復帰に加えて、もう1人補強しておきたいところ。

そう言う意味では、モンテディオ山形三鬼海選手は狙い目か。J2で189試合出場の実績を誇る27歳の右サイドバックで、モンテディオV・ファーレン長崎FC町田ゼルビアロアッソ熊本と渡り歩いてきた経験がある。若手時代から注目されていた選手ではあったが、意外にもJ1の経験はゼロ。

今シーズンはモンテディオで試合に出たり、出なかったりの日々を過ごしており、明らかに不完全燃焼の感がある。市場価値も下がっていることが予測され、ここは狙い目だろう。

外国人選手を獲得すると言う手もあるかもしれない。だが、守備力も重要となるこのポジションに外国人選手を獲得するのはやはりリスキーか。守備面の連携を考えると、できれば日本人で固めておきたいところだ。

 

 

ゴールキーパーは補強という補強が難しいところだ。今のキーパー陣が力不足であれば、強力なキーパーを獲得すると言うことも考えられるが、小島選手藤田選手がいて、3番手以降にも大谷幸輝選手阿部航斗選手がいる陣容は、J2では明らかに強力だ。もし、この4人が全員残留するようなことになれば、補強は必要ない。仮に小島選手のレンタルバック大谷選手や阿部選手が出場機会を求めて移籍するとなれば、正ゴールキーパー争いができる選手を獲得しないといけないが、この4人よりも強力な選手はなかなか連れてこようと思って連れて来れるものではない。

よって、無理に補強しようとするのではなく、「4人の残留」を目指すことが1番の補強となると考える。

 

 

このオフはどのクラブにとっても苦しい台所事情になりそう。その中で新潟はどのような立ち回りを見せるのか。注目するポイントがたくさんのこのオフ。必見である。

 

 

以上